『MW』 手塚治虫
作品情報:『MW』(手塚治虫/全2巻・小学館文庫ほか)
正直これ、BLの範疇に入れていいものか……でも広義であれば確実に入るよなあ。
漫画の神様はエロティックな作品をけっこう描かれました。でも決して下品なエッチではない。
『ブラックジャック』のピノコなんて毎度パンチラだけど、単純に可愛いですもんね。
どこか褪めたドライな視点を感じる、それが手塚スタイル。
『MW』は人気俳優で映画化されたので、ご存知な方も多いかと思います。んが!
映画では描かれなかったらしいのですが(おいら観てない)、この作品、腐なご歴々の泣いて喜ぶ要素が盛り込まれているんです。そーなんですっ!
主人公と神父の煩悩がキーワードの一つにもなっていて、猛毒ガスMWに脳を侵され理性を失った主人公と、幾度となく教会に罪の告白に訪れる主人公を告発できない神父、そんな図式がガチムチに……何か表現誤った気がしてならない。。
ゲイという愛の形に手塚先生は関心を持たれていたらしく、『七色いんこ』の犬もゲイ(ないしバイ)です。白い犬の玉サブローちゃんね。
……あら、某ネットサイトにはこの『MW』、何の躊躇いもなくBLって紹介されてるわあ。
私のBL認定ボーダーラインは、「他のどの要素より恋愛とベッドシーンを重視していること」、なので、あまりこれをボーイズラブとは思っていませんでした。
とはいえ、この線引きは千差万別で人によって捉え方がまるで異なる。グレーゾーンっ!! なものもあるしね。
漫画の神様によるこの作品、衝撃のラストに注目です。
次は…日輪早夜せんせいあたりにしようかしら。




