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散文詩 100 「日本語」
日々、心に残ったことを文字にしてみた
「日本語」
英語を使っているときに、英語にならない日本語に困ることがある。
感情に紐づいた言葉が特にそうだ。
「面倒くさい」について以前触れたが、「眩しい」も英語にできない言葉だ。
“too bright”と言っているが、”bright”は明るい状態を指しているだけで、
日本語の「眩しい」ではない。
「眩しい」と言う時は
「光が明るすぎて眼が明けられていられないよ」と言いたいのである。
「眩しい」を英語で表現するには
”It is too bright, I can’t keep my eyes open.”
となり、一言の英語で言うことはできない。
「木漏れ日」という日本語も英語にできない。
英語にするなら、「木々の間を通って差し込んでくる太陽の光」
と訳さなければならず一言では言えない。
英語にするとなんとも情緒のない表現になる。
花冷え、時雨、朧月など含蓄のある言葉に出会う時、
日本語は素晴らしいと思う。
私は他言語の良さを知らないだけで、もちろん他言語も素晴らしい。
でも改めて日本語が好きになる。
母国語が日本語でよかったと心から思う。




