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エンス村に到着しました

 王都を出て舗装された道からガタガタと揺れる道に入った。

「ミーナ、大丈夫か? 気分が悪くなったらいつでも言うんだぞ。」

「ダイジョーブ!」

 ミーナはずっと外の風景を目を輝かせて見ている。

 砦付近はどんよりとした空気が漂っていて精神的にも悪かった。

 晴れても木々に覆われていて太陽の光なんて射してこない。

 ミーナにとっては別世界に見えるんだろうなぁ。

 僕達は馬車を乗り替え、休憩を入れながら森を越え、山を越え、崖を越え、王都を出て3日後に目的地であるエンス村に到着した。

「ツイターッ!!」

 馬車から飛び降りてはしゃぐミーナ。

 僕はと言えばヘトヘトだった。

 何故ならミーナの質問攻撃にあっていたからだ。

 好奇心旺盛なのは良い事なんだけどね・・・・・・。

「まずはお世話になる村長さんに挨拶しようか。」

「ウン!」

 僕達は村長の家へと向かった。 


「ようこそいらっしゃいました。私がこの村の村長の『ナノカ』と申します。」

 村長、女性だったよ・・・・・・。

 てっきり僕は老人かと思っていたので驚いたよ。

「ロイと申します。この子はミーナと言います。」

「ミーナデス! ソンチョーサン、ハジメマシテ!」

「あら、ちゃんと挨拶出来て偉いですね。」

 しかも若いし美人だし・・・・・・。

 凄く上品な感じの方だ。 

 

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