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第二話「絆の覚醒」


 ‐ヴィヴァと名乗る謎の男からアシュタの昔話を聞き一層謎に深まる時、シュン達の実力を測ると怪人ゲドを召喚し襲い掛かる…。


 怪人ゲド「ケッ。相手が小僧とはつまらんな」


 ヴィヴァ「油断は禁物。あの小僧たちは特殊だ」


 ゲド「特殊?たかが少しばかりまじないを使えただけじゃ子供でも俺を倒すことはできん」


 シュン「あいつの出かたをうかがわないと攻撃しようもないな」


 ショウ「少しばかり、攻撃を避けつつ戦略を練りますか」


 カイ「なら、シュンと俺で」


 シュン「無駄に深く迫るのだけは良そう。変に攻撃を喰らっては無意味だ」

 

 カイ「最低限ってことだな、了解」


 ショウ「攻撃は任せた!」


 シュン「じゃ、行くぞ!」


 ヴィヴァ「…来るようです」


 ゲド「人間の子供如きがぁ!俺には勝てぬ!」


 ‐ゲドは巨体を生かしシュン達に向かって突進してきた


 シュン「…あんまり早くはないな」


 カイ「俺が引きつける、シュンは後ろから」


 シュン「了解」


 ‐シュンはゲドの攻撃をあっさりと避けゲドの背後に回った


 ゲド「ぐぬ?」


 ヴィヴァ「どうやらお前よりもすばしっこいようだな」


 カイ「来るなら、来いよ!」


 ゲド「ガキがっ!」


 ‐シュンは隙を見てゲドを斬りつけた


 シュン「玄孫流・闘武斬げんそんりゅう・とうぶざん


 ゲド「ガハッ!…少し攻撃できたくらいで生意気な!」


 ‐ゲドはシュンにのしかかった


 カイ「シュン!」


 ショウ「どうやら…戦略を練る必要はないみたいだな」


 カイ「なぜ?シュンが潰されたんだぞ?」


 ゲド「がっはっは!無駄な勢いだったな…俺…に…叶うわk…グハッ!!」


 ヴィヴァ「!?…どうした?」


 ゲド「…」


 ‐ゲドの巨体を押しのけシュンが出てきた


 シュン「どうやら倒したようだな」


 カイ「シュン?無事なのか?」


 シュン「え、うん。大丈夫さ」


 ヴィヴァ「何が起きた?ゲド…しっかりしろ!」


 ゲド「あいつ…俺がのしかかる直前剣を腹に…」


 ヴィヴァ「お前は避けなかったのか」


 ゲド「…面目ない」


 ヴィヴァ「チャンスをやろう」


 ゲド「…いただきたい…ね」


 シュン「おい!もういいだろう?先を急がなくてはいけないんだ!」


 ショウ「不吉な予感がしますね」


 シュン「え?」


 ゲド「今度こそはお前たちを!!」


 ヴィヴァ「時間は少ない。急いでとどめを刺せ」


 ゲド「わかっている」


 シュン「まだ、しつこく生きて居たか」


 ショウ「ちょっと違うな、無理やり生かされてるみたいな感じだな」


 シュン「…?どういうことさ」


 ショウ「詳しくはあとで…今は、あいつを倒さないと」


 カイ「さっきと同じような手は通用しないはずだ。また戦略を考えてくれショウ」


 ショウ「シュン、カイ。無理はしないで、なんかさっきと違う」


 シュン「オーケー」


 カイ「かかって来い!」


 ‐ゲドまたしても猛突進してきた


 シュン「は、はやい!」


 カイ「一体なんで?」


 ショウ「異常覚醒…?」


 ヴィヴァ「合っているようで合っていない」


 ショウ「?」


 ヴィヴァ「感が良いようだ。少し教えてやろう…「一度、瀕死状態もしくは死んでいる状態の時に少しの間だけ生き返らせすべてのステータスを上昇させることができる。普通の魔物には無理さ。魔族に仕える私だからこそできること。しかし、むやみに生き返らせることができない。掟でね。確かに異常覚醒にも見えるがあれとは別だ」


 ‐異常覚醒とは…ある条件を満たした者が女神アレスにより覚醒され全ステータスを最高まで引き上げる。以後その能力は引き継がれる。


 ‐蘇生覚醒…ヴィヴァが行うことができる一時的な覚醒。異常覚醒とはほぼ変わりないが欠点として覚醒する時間(復活する時間)が少ない事。一度蘇生覚醒をした魔物は蘇生覚醒することができない。


 シュン「能力が上がってる…のかな」


 カイ「そうみたい」


 ショウ「ここは、俺たちが協力してしのぐしかない」


 シュン「しのぐ?」


 ショウ「こいつの話だと…その覚醒は一時的な物。時間がたてばまた死体に戻る!」


 ヴィヴァ「…そのような戦略かい?つまらないね」


 ショウ「…シュン、カイ聞け!…そいつは動きが早く攻撃力が高い…でも、さっきみたいに背後をとられるとダメなようだ」


 シュン「動きをよく見て攻撃を回避…か」


 カイ「素早さには自信がある…俺がおとりになるよ。シュン…お前は攻撃担当だ」


 シュン「無茶はするなよ」


 カイ「わかってる」


 ゲド「うおおおおおおおおお!!!!!」


 ‐ゲドの猛突進


 シュン「いまだ!」


 カイ「よしっ!」


 ゲド「ぐぬ?」


 シュン「バカめ!二度も同じ手を喰らうとはな」

 

 ‐シュンはゲドを斬りつけた


 シュン「これで終わりだ!」


 ゲド「ぐあああああああああああ!!!!!!!!!」


 ヴィヴァ「そこまでだ!」


 ‐ヴィヴァは右手を挙げた途端ゲドは消えた


 ヴィヴァ「見事な連係プレーといったところですか…」


 シュン「…何がしたかったんだ」


 ヴィヴァ「君たちの実力を見ただけさ。一人だけでもすごい力を発揮するが連携すると…それを超えるか…」

 

 ショウ「僕たちは絆で結ばれてます」


 カイ「いいこと言うね!」


 シュン「幼馴染の実力って奴。ショウが戦略を練ってカイがサポートして俺がとどめを刺す…」


 ヴィヴァ「なかなか面白い奴らだ。また、会おうではないか」


 ‐そしてヴィヴァは視界から消えた


 シュン「…先に進むか」


 ショウ「だな」


 カイ「目指すは隣村!」

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