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⑱旅142日目、宮城へ帰還 (後編)


旅142日目。

後編となります。

いよいよ家に帰ります。


天気は峠では曇りでしたが、仙台からは快晴。

快晴のまま名取市に入りました。

もうすぐ帰れるので、

最後はいろんなことをあれこれと

考えてしまうのかなと思っていましたが、

とにかく家に帰りたい一心で

自転車を走らせていました。

帰りたい、ただそれだけです。

そして、そのまま家に到着。

静かなゴールでした。

ゴールテープも拍手も全くない静かなゴール。

旅は自己満足、それでいいのです。


母親が玄関から出てきました。

なぜか自分の顔を見て驚いています。

人に聞いて自分も知っていたのですが、

日焼けしすぎで別人みたいです。

本当にすごい顔みたいなんです。

毎日自転車で走っていましたから、

この顔は旅の証です。

軽く母親と会話をして自転車を庭の定位置に。

この相棒はよく頑張りました。

ここまでよく走ってくれました。

こいつがいたから頑張れたんです。

最初から最後まで自分を運んでくれた。

本当にお疲れ様。

相棒に感謝です。

そして、今後もよろしくお願いいたします。


荷物を持って家の中へ。

母親は元気でした。

震災がありましたから心配していたのですが、

どうやら大丈夫みたいです。

母親の様子は若干嬉しそうではありましたが、

それでもお互い

特に涙を流すこともない対面となりました。

それでいいと思います。

父親は福島に単身赴任。

すでに出発していました。

あとで電話でもしてやろうと思います。

一息つく前に、無事に旅を終えて

家に帰ってきたことを仏壇に報告。

旅の間、見守っていただいたことに感謝です。


家に帰ってきたら急にお腹が空いてきました。

すぐに作れるレトルトカレーを食べました。

夢のようでした。

家で落ち着いて食べられる

レトルトカレーは幸せでした。

これは本当に旨かったです。


夕方、弟にも会ったのですが、

母親と同じく

自分の顔の日焼けを見て驚いていました。

いろいろと話をしたのですが、

帰ってきて安心したのか

一気に眠くなってしまって

この日は早くに休みました。

さすがに疲れていたのかもしれません。


これで自分の旅は終わりました。

無事に終えて良かったと思います。

自分を応援してくれた方々、

そして旅の途中で手を差し伸べてくれた

たくさんの方々に感謝します。

皆さんがいたからゴールできました。

やっぱり家は最高です。

皆さんありがとうございました。


旅の記録

旅の日数142日

2010年11月10日~2011年3月31日


総移動距離10870.17㎞

1日の平均距離76㎞

1日の最長距離140㎞


自転車の故障

パンク

前輪3回、後輪3回

チューブ交換

前輪1回、後輪2回

タイヤ交換

後輪1回

チェーンカバー破損その他故障多数……。


旅の間の病

2回(共に風邪)


警察による職務質問4回



旅は終わりましたが、

震災のあった故郷を知るための

翌日からの自分の行動記録を綴っていきます。


あと数回ですので、よろしくお願いいたします。



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