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僕は異世界で本を読んで成長していく  作者: 月裕 シンド
1章
37/53

37話


「それでは、開始!!!」


合図がでて、僕は相手の懐に近づくよういっきに距離をつめる、が、


「なっ!」


目の前に突然、火の弾丸が飛んできた。


「くっ」


すぐに顔をそらし、火の弾丸をかわす、つーと頬から、血が流れた。


「へー、かすったとはいえよくかわしたね、当たっていたら、君顔面焼かれて終わっていたよ」


ロンはへらへらと笑っている。

完全になめられているな、さっきの魔法、詠唱したにしても早すぎる。開始直前で詠唱していたのだろう。


【ファイヤーレイン】


またも、自分が怯んでいるうちに、ロンが詠唱し魔法を発動させる。


「上から下への攻撃、これはたえられるかな」


弾幕と呼べる火の玉が雨のように降りかかってくる。攻撃範囲も広い、よけるのは無理そうだ。


【ウォーターホール】


すぐに、魔法を唱える、火属性に強いのは水属性、僕の体を覆うドーム状にできた水の塊。降ってきた火の玉は、じゅわっと音をたてて蒸発した。そしてしばらくして、おさまる。


「君も魔法使うんだ、変な形をしているけど、それも剣なんだよね、てことは、君は、魔法剣士かな?でも残念だったね」


背後から、殺気が、まずい。


ガッ、キーーン!!


刀でロンの剣を受け止める。


「おかしいな、完全に隙をついたと思ったんだけどな、まいいか、実は僕も魔法剣士なんだよ、剣も魔法もお手の物、それに比べ、君の剣筋は軽すぎだよ」

「しまっ」


軽く受け流され、溝を蹴られ、吹き飛ばされた。

壁にぶつかり、大きな音を響かせ、さらに崩れた壁の影響か上から瓦礫が降ってきた。


「ねー、今ので死んだ?死んじゃったのかな?」


はー、少しなめていた。瓦礫の下敷きにされ、身動きができない状態だ。


「拓也様!!がんばってください!」


あれ、アリス?応援してくれている。


「嬢ちゃんあきらめな、あんな状態で抜け出せねぇって」

「そうだぜ、抜け出せたとしても、ロンの奴にこてんぱにされるだけ」

「ねぇ~、ドンこれもう決着ついたんじゃない」

「・・・・・そうだな、この決闘勝者は」


なんか、勝手に負け設定されているんだけど、


魔力を手に集め、魔法を発動する、それは、初めて魔法を使った魔法


【ファイヤーボール】


ドカーーーン!!!!


「な、なんだ」

「なにが、今地面が揺れたぞ」

「あっ、あれ見ろよ」

「きれー」


ギャラリーの冒険者たちが、その爆発が起こった、所を見る。天高々と青い色の火が上っていく。


「はー、重かった」


瓦礫を吹き飛ばし、出られたのはいいけど、また威力を手加減しそこねた。


「拓也様!」


アリスが安心したような顔をしている。大丈夫、そう目で伝えるとアリスは伝わったのか首を上下に振っている。


「さて、第2回戦といこうじゃないか」

「な、なななな君、あの青い火はなんなんだ、それに威力、何者なんだ」


ロンが声を上げているが、関係ない、こっからが、本番だ。

それと、ついでに練習台になってくれよ、ランクBの冒険者!

反撃開始!!

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