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第41話:博士の語る神秘とは!いや別に聞きたくは…。王都に帰ります。

は、博士~。神秘って何?

新たな仲間ミミリーが加わり帝都一の発明家と会うはめになったカスミ。


リリィ・ムンの転移魔法?で帝都冒険者ギルドに来たカスミ達。


「2階の応接室でお待ちになってます。どうぞ。」


2階の応接室に入ると…痩せぎみの白衣を着たお爺さんがいた。ただカスミにとっての危険性を連想される顔であった。


グルグルメガネに両サイドにしか無いモコモコ白髪のてっぺんハゲ、口元のある細いヒゲは折れ線グラフの様になっている。

ニタリとした表情がまさに発明家と偽装したインチキ科学者その者。


「フェッフェッフェッ!随分と若いのぉ。」


「ナゼーカ博士。こちらの方がヨシノカスミさんです。」


「わしがナゼーカじゃ。未知の神秘を研究しているジジイじゃ。君を読んだのはギルマスから連絡があってのぉ…単刀直入に聴くが君は異人じゃろ?」


「異人?」


サンタユリアみたいな綺麗な人の事か?※美人です。

何言ってんのジーさん?


「異人とは神様と接触した者や神様候補に縁がある者を言う人称じゃよ。」


「何で僕が異人だと?」


「わしはゼフとは知人でのぉ、冒険者ギルドに加入してから低ランクの君が高ランクのクエストや魔物を討伐、成功させておる。異人たる未知の神秘があるとわしが思うが違うかな。」


ゼフさん。随分と交流が盛んな事。会ったことあるけどこの人には言いたくない。実験台が目に見える。


「残念だけど…違うよ。強いのは亡き師匠に教わった武術だからだよ。それに僕は神様なんて興味がない。」


「カスミさん。神様の悪口は怒られるです。」


大丈夫だよユリア。あんなチャラい神に暴言吐いてもただ茶化されて虚しくなるだけだから。


「違うよユリア。僕が信じる神様は神様候補の方々だよ。」


「この世界の唯一神である全知全能の神を信じぬのか?」


唯一神?あのチャラ神が?そんなに偉いのか?


「全知全能だと言う奴は信じないだけだよ。ただ神様だって他にいるなら僕はそっちを信じる。」


「変わっておるな~君は。わしが君を呼んだのは神力と言われる「加護」についてだ。」


加護ね~。そう言えばチャラ神に会ったときに聞いたっけ…




教会で神様に呼ばれた時―――――


「そう言えば~カスミちゃんは他の神様っているの知ってる?」


「おっ!他にもいるんだな。良かった~あんただけじゃなくて。」


「カスミちゃん酷すぎ~!自分の初めてのダメージがビンタだからって。」


「うっ!知られたくない事を…僕の古傷を弄るな!ちくしょー!」


「まっ、気にしな~い。それで他の神様も加護を持ってるんだけどね…ぶっちゃけ弱いんだよね。」


「何でだ?」


「他の神様は弱いと判断したものじゃないと加護をつけないんだよね~。つまり加護をやたら滅多につけすぎているんだよ。ウケるでしょ?」


「それはちゃんと仕事してるからだろうが!あんたは仕事しなくていいのか!」


「ボクの仕事は…カスミちゃんの赤裸々な事をおかずに御飯を食べて漫画を読んでダラダラと御菓子をつまみながら暇を潰す事さ。忙しいでしょ?」


「このゲス野郎が!消滅してしまえ!!」




帝都ギルドの応接室に戻る―――――



あっ!思い出したらイライラしてきた。今度こそ会ったらカスミ流百裂拳を存分に浴びせてやる。


「加護と言うのはズバリ神様が強者と認めた者に与えられる力じゃな。わしはその研究に約60年費やした。」


な、長い事費やしましたね…だがしかし!


「異議あり!」


カスミはその場で手を上げた。


「異議じゃと!君には確信があって言っておるのかね?」


「もちろん。ナゼーカ博士でしたね。貴方の60年をここで(くつがえ)しましょう。リリィさん、ギルドで誰か鑑定持ちはいますか?」


「すみません。ギルドには鑑定持ちはいません。」


「でしたら「伝授の書」はありますか?」


「それならわしが数冊持っておる。ほれ、使え。」


ナゼーカ博士はアイテムボックスから伝授の書を取りだしカスミに渡す。カスミは「全鑑定」を伝授の書に記憶する。


「その本は何です?」


サンタユリアが聞くとナゼーカ博士が答える。


「伝授の書とは相手が自分のスキルや職業スキルを持っていない場合に本に記憶させて習得させる本じゃ。」


「そう言う事。はい、ナゼーカ博士。読んで覚えて下さい。」


「君はカスミと言ったか?今この本には億単位の価値がある本となったのじゃぞ?よいのか?」


今の世界では鑑定持ちはレアだけではなくギルドに一人と重宝するスキル。鑑定が刻まれた伝授の書となると破格の値段で取引される成金スキルであった。


「この帝都冒険者ギルドには助けられましたから。条件は…リリィさん貴女が決めていいですよ。」


「ナゼーカ博士。他言無用と後は極力我がギルドに従ってくれるなら読んで下さい。」


「なら読ませてもらう!」


スゥーと光輝き、フッと消えた。


「ならば僕の異議を証明しましょう。ミミリーを鑑定して下さい。」


「えっ?ウチを?」


ナゼーカ博士は鑑定すると身が引く程に驚く。


「か、か、加護がついておる!?しかし…何故だ!?」


周りもカスミ以外は驚く。


「ナゼーカ博士。僕はミミリーを見た時、眼に病がありました。でも加護がついていました。僕の異議は強者ではなく弱者を神様や神様候補が救済していると思われます。」


「むうっ!確かに…。…フェッフェッフェッ!これはひっくり返されたものだのぉ。カスミ君。君は覚えておこう。むうっ!カスミ君の鑑定が出来ん。」


「僕には鑑定を遮断するスキルがありますから。ナゼーカ博士にスキルをあげたのですよ。」


「これはこれは。流石はマスターです。」


「カスミさんスゴいです!」


「し、師匠!ウチは何の加護です?」


カスミが誉められてる中、ナゼーカ博士はリリィに小言を言った。


「リリィ。こやつは敵にまわすなよ。」


年長者の勘が言わせたと思いたいナゼーカ博士の一言だった。



帝都冒険者ギルドを出てカスミ達は帝都を後にしたのでした。



次回:帰ってきたスライム…だよね?ミミリー。サボったらデコピンね。

予告:はいはい。神、神、神様でぇーす。カスミちゃんもビックリな名前だったね~。ナゼーカミナギールだって(笑)

次回もよろしくね。

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