第32話:借金取りがきました。サンタユリアは実は…。
カ、カスミ、あのシスター恐い。
教会に行ったらチャラい神や美人なシスターと出会うカスミ。
「これ、2階の掃除がまだだよ!早くしなさい。」
老婆の言葉にそそくさと2階に行くサンタユリア。
「すまないねぇ。あの子は言わないと聴きやぁしない。」
老婆が悪態をつくように話す。んっ?訳ありか?
カスミも協会から出ようとすると教会の扉が開く。
「よぉ!シスターグラー。借りた金を取りに来たぜ!」
10人くらいの野郎達がぞろぞろと入って来た。
「あんた達に返す金は返したはずだよ。」
「まだ利息分が残ってるんだよ!シスターグラー!」
この異世界にも借金取りがいるのか。しかしここで助太刀したらテンプレぽい感じだな。
あのシスターと仲良くできるなら価値は十分にあるよね。よし!
「そこのお兄さん達。祈っているのに大声出されると迷惑なんだけど。」
「あぁん!?迷惑だとこのチビ助が!」
「僕がチビ助ならお兄さん達は何だろう?ゴミ?それとモンスター?」
「このガキ!ぶっ殺されてぇーのか!」
「聞き捨てなりませんね。マスターを殺すと?それ以上マスターの悪口は処罰いたしますよ。」
紳士な執事服を来たポールは実に凛々しい。
「処罰だぁ?舐めるなよ丸野郎!貴様もろともそのクソガ…ぶはぁ!、…ドサン!」
見事にポールの鉄拳が悪口をほざいた輩をワンパンで沈める。
「言ったはずですよ。マスターの悪口は処罰すると。」
ポールは真面目だな。コイツ等弱いよ。警告しておくか。
カスミは近くにあったイスに座りながら話す。
「これでも僕達は冒険者だよ。それでも殺す気なの?」
するとさらにズカズカと人数が増えた。
全く…数の暴力か?
しょうがないな。全員気絶させて教会から放り投げるか?
すると扉を閉める音が聞こえる。あっ!あのシスターだ。
「ぼ、冒険者様方!早くこちらに。」
老婆が僕とポールに近くの教壇の所まで案内する。
「お呼び立てすみません。強いのは十分に理解しましたがあなた方を傷つける恐れがありましたのでここに…」
「傷を?見るからに弱そうな連中だよ?」
カスミは首を傾げて聞いた。
「いえ、あの子からです。」
カスミ達は様子を見た。あのシスターが?
するととんでもない事が始まった。
「おい女!そんな所に突っ立ってんじゃねーよ。」
「しかしいい身体してんな!遊んでやろうか?」
「いや、お仕置きがいいだろ?ギャハハハ!」
「貴方達は私の敵みたいです。やっつけたらいいです。」
するとその場で座りながら語らう。
「サンタユリアは誓います…すべての敵に鉄槌を!!!」
両手の方からハンドガンが現れて借金取り達に向けて発砲した。
ってなんですと!?
アニメ聞いたことあるっぽいセリフに2丁拳銃だと!?あれは本当にシスターか?殺し屋だろ!?
ズババババババババ!
カシャン!ダァン! ダァン! ダァン! ダァン!
「キャハハハハ!敵は皆死んで~!」
借金取り達は次々と撃たれて倒れて行く。せ、戦場だ!
あのシスター明らかに性格変わったよね?あの銃て…やっぱり魔法が使われてる。それよりあのシスター、笑ってるよ!
「死ね!イカれ女!ヒュン!ヒュン!」
借金取り達から投げナイフがサンタユリアに浴びせられた。
忍者の様に側転やバク宙しながら避けてなおかつ魔銃を借金取り達に撃ちまくる。
「ふむ、あの身のこなしは素晴らしいですね。マスター。」
ポール!悠長に観察するな。あれは何かしらのスイッチで性格が替わるバトルジャンキーなんだよ!
あれが運命の女性だと!?
……待てよ、あのチャラ神が性格がどうとか言ってたな。と言う事はこの人なのか?確かに美人で綺麗だよ!
でもこれってアムロスさんとダブるんだよね!性格が残念なのが!
カスミが考えてると既に借金取り達全員が銃弾で倒れていた。
と思いきや微かにブルブルと震えている。成る程威力の調節も可能な訳か。
不意に立ち上がるとサンタユリアはカスミに向かって発砲する。
「あらら?まだいたのです。ねぇ!ダァン!ダァン!」
カスミの身体が反応して魔銃の弾(魔弾)を弾く。
「えっ?弾いた!?」
カスミは一瞬で距離を詰めて額に指を置いた。
「動くな。僕は借金取りじゃないよ。」
「なっ!…あれ貴方はグラー様といた人。あれ?私は何を…」
って覚えてないのかよ!完璧な二重人格者だなこの人は。
頼むから運命の女性で無いことを…。
カスミは落胆しながら神以外に願っていた。
次回:教会に追い出されたシスターが仲間になりました。
予告:よ!神でぇーす。あの女性はビックリだよね!カスミちゃんも幸せになるかな(笑)
次回もよろしくね。




