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プロローグ

数百年ものあいだ、人々は目に見えない悪魔の影に怯えながら生きてきた。


人を喰らう魔獣は凶暴で残忍。

それ以上に恐ろしいのは、奴らがまるで亡霊のように、人の目には映らないことだった。


抗う術を持たない人々が頼れるのは、

唯一、魔獣を見ることのできるプルプラ族だけ。


プルプラ族は、魔獣と真正面から渡り合える唯一の狩魔師として、人々を守ることを使命としてきた。


その力ゆえに各国から厚く遇され、人々の尊敬を集める存在でもあった。


だが十八年前――

前代未聞の出来事が起きた。


どこにでもいる、ごく普通のプルプラの少年が。


魔獣を、見られなかった。



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