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過去の思い出

リアルが忙しくて久しぶりの投稿ですいません!

できるだけ投稿頑張ります

30分くらいだろうか、ばぁちゃんの治療方針の話をした。


まだ今日だけでは決定しきれないとのことで、また2週間後の日曜日にまた来院する事になった。


そこから病室に戻ってからの、ばぁちゃんのと会話はほとんど耳から耳へと抜けていって、ほとんど頭に入ってこなかった。


―――――――――――――――


帰りの電車、かなり田舎の電車ということもあってかこの車両にはほとんど人の姿が見られなかった。


たくさん空いている席の真ん中にポツンと腰掛けて、ふと昔の記憶に思いを馳せていた。


「ばぁちゃん見て見て!テストで100点取ったんだ!先生もすごいって言ってくれたんだ」


「あらすごいじゃない。これからも頑張るのよ」


そう言って頭をくしゃくしゃと撫でてくれる。


その手が暖かくて、愛おしくて、ばぁちゃんのこの手が大好きだった。


小学校に上がる前、クリスマスイブに涼の両親は、交通事故で亡くなったのだ。


詳細は高校に上がってから知らされたのだが、僕へのクリスマスプレゼントを買いに行った際に、飲酒運転による信号無視の車に轢かれたそうだ。


だから僕はクリスマスが嫌いだ。


プレゼントどころか幼かった僕から両親を奪っていった最悪の日なのだ。


早くして一人になってしまった僕を育ててくれたのが、ばぁちゃんこと、佐々木豊子だった。


葬式で泣きじゃくっていた僕を優しく包み込んでくれた。


「大丈夫わたしがいるから。お母さんや、お父さんの代わりにはならないかも知れないけど、今日からわたしがあなたの親だからね」と。


そして、もう60を超えていたというのに、女手一つで大学入学まで育ててくれて……


感謝しようにもしきれない。


親の代わりと言ってももう僕の中では正真正銘お母さんなのだ。


でもそんなばぁちゃんを今失ったらどうなってしまうだろうか。


そんなの耐えられない。


気づいた時には頬に一筋の雫が流れ落ちていた。


電車がこんなに空いていた事にこんなに感謝した事はなかった。



お読みくださりありがとうございます!

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