表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/13

9.ソフィの帰国


「ソフィ、もう帰れ。十分こっちの世界は堪能しただろ?」

「お兄様を邪魔するものを排除するまでは帰りません!」

「うーん、今まさに俺を邪魔してるのはお前だ」

「わーん、お兄様酷い!」

 そんなこと言ったってなぁ、昨日はケーキ食べて邪魔だったし、部屋のスイッチを押しまくって大音量ってのもあったな。女将さんとやり合うのも迷惑だし、こっちの服装に苦情を言うのも迷惑だな。

「うん、お前が来てから結構俺が疲れた。だから大人しく帰れ。週末には土産付きで帰る」

「……わかった。お父様にも言う」

「俺も言うよ、帰った時に。じゃあな」

 そうそうと押し入れにソフィを突っ込んだ。


 はぁ、やっと落ち着いて生活できる。あいつが帰ったことを大将と女将さんにも報告しないとな。

 最後まで面倒かけるよなー。

「女将さん、妹は向こうの世界に返しました。度々迷惑を申し訳ありませんでした!」

「まぁ、勉強しないでこっちの世界に来たらあんなもんだろ?」

 女将さんは心が広いなぁ。自分の器の小ささを感じる。

「大将にも迷惑をかけました」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ