ランチのあとの午後の部屋で、、、
父の母と兄が屋敷を後にして、魔獣退治に行った頃、私はメリーと部屋の中で、着られなくなったドレスをほどいたいた。 可愛らしいピンクのドレスで、裾には可愛い花模様の刺繍がついていた。
お嬢様これで、ポシェットを作るんですか? メリーが聞いてきたので、とりあえず、サンプルだけ、
あとは、メリーとお姉さまが作ってね。 これにあまりレースが使われていないから、レースのついたドレスも、解きましょう。 ドレスは丁寧に解かれ、ポシェットの材料になった。
私は桜模様のような、生地でポシェットを苦労して、つくった。 ここに後で、リンゴのマークを刺繍してほしい、とメリーに頼んだ。 桜なら、チェリーの刺繍なんだろうけど、私はやっぱり、魔リンゴ。
お嬢様、あのリンゴ美味しかったです。私もマークも夢中になって食べました。
メリーはピンク色のポシェットをレースを器用にレースをはさみながら、作っていく。
そうだ、あの美味しい魔リンゴを皆でお腹いっぱい食べたいので、頑張らなくちゃと思った。
メリー私ね。お母様に素敵なドレスを着せてあげたい。 朝から晩まで魔獣退治にあけるくれる、お母様に、今はせめて、素敵なドレスを作ってあげたい. お母様だって、女性だもの。
お父様だって、綺麗なドレスのお母様をみたら、きっと喜ぶと思うの。
私達、女神様の恩恵で、どんなに過酷な砂漠の太陽のしたでも、輝くような美しい肌でいられるけど、
お母様に、相応しい素敵なドレスを送りたいの。 たぶんお姉さまのところでドレスを作ると思うけど、
メリーにも一緒に考えてほしいの。
私は何点かデザイン画を描き、メリーに見せた。
薄緑色の生地に金の生地をはさみ、ドレスの裾にかけ、大きな赤いバラ、小さなバラをちりばめたドレス、
ラベンダー、すずらん、フリージア、桜、たくさんの花柄のドレスを描いて見せた。
お嬢様どれも素敵ですね。 花の刺繍、きれいでしょうね。
メリー、ただの刺繍じゃないの、もっと立体的な花をフワフワな布でたくさん、ドレスにつけてほしいの。 刺繍と生地で出来た、花をドレスにつけてほしいの。
お嬢様、そんな花のドレスどこで、見たのですか? メリーが聞いたので、まさか、プレンセスの動画で見たとも言えないので、王都のお城近くでそんな、最先端のドレスを見たような、、、と答えた。
それからね。この間私が出した魔石のなかに、白い乳白色の石の中に、青やピンク、ラベンダーの色の入った、きれいな石があったの。 乳白色の石が、ヒカルがあたると、虹のように、色が変化するようで。とてもきれいだったの。 そんなイメージのドレスをつくってあげたい。 お母様はキラキラの赤毛でしょ。 きっと、似合うと思うの。
それとね、お父様の目は深い青色でしょ。 そんな青にキラキラの星を散りばめたような夜会のドレス、、、私は、あれこれメリーにとどめなくドレスの話をするのであった。
メリーはポシェットを作る手をとめて、お姉さまに相談してみます。 と私に言った。
メリーは私の話を聞いて、何か、カルチャーショックを受けていたみたい。私なんか、してしまいました?
お城の王妃、王女って、こんなドレスきてるんじゃないの、大体。
今度また、素敵なお城の王女様の話をメリーに話してあげよう、自作で、と思った。
日もだんだん暮れてきたので部屋を出て、キッチンで皆の夕食を用意しながら、明日、マークが馬車で街の石屋さんを館に連れてくること、料理上手な人を探していることを、メリーに話した。
馬車は幾ら兄様のシールドで守られていると言っても、砂漠の夜道は危険だ。
メリーもマークももっと早くに家に帰したい。などと、思いながら、家族の帰りを待った。




