シバの女王と砂漠のシンドバッド
私はメリーと一緒にキッチンで皆の昼食の支度をしていた。
メリーは、しきりに王都の話を聞きたがった。 今度私の土魔法がもう少しましになったら、2人で王都で買い物したい。 美味しい物を食べたり、綺麗な物を買ったり、楽しいと思うわ。
マークは金と銀の小石や塊が気になるようで、裏庭でまだ、集めているみたい。
今日は風がほとんどないので、大丈夫だと思うけど、せっかく出した金や銀の石が砂に埋もれても、また、手間がからるからね。 砂がくたびれて言うことを聞いてくれない。 だいぶ砂がよわってきたから、土がすんなり出てくれると嬉しいけど、よく命令を聞く砂で軍隊を作り、凶悪な魔獣を退治するのも悪くない。
いえいえ、私は土の女王、ハムナムトラの王国の女王ではない。 でも、屋敷の外に、優秀な砂を集めて、軍隊を作り、わからんちんの悪い王様なら、王都の城を砂だらけにしてくれる。
私たち家族は毎日、魔獣との戦いで、休むまもなくはらたいている。
領民を守るのは領主の役割だけど、井戸に水をいれたり、魔獣との戦いで、得たお金で、住民に食べ物を届ける仕事が領主の仕事? 違うでしょ。 なんか違う。絶対違う。 王都や他の領が豊かなのは、私の数くが命をけずり、この魔獣の群れを防いでいるからで、税金なんてとってる場合じゃないでしょ。王様。
お兄様も可哀そう。もうすぐ、王城に行くのにダンスも練習できない。
素敵なロマンスも生まれない。 もっと自由に青春を謳歌してほしい。 砂漠のシンドバットのように、、、素敵な彼女と一緒に、 アラビアンナイトはお兄様には刺激が強すぎるから、もう少ししてからお話してあげようかな?
シンドバッドのような、風のお兄様。 そんな家族のことを考えながら、角兎の肉を細かくするのであった。
今日は風がほとんどなく、魔獣もあまりいなかったので、我が領唯一の村に言ったみたい。
お兄様は村にゆるくかけた、村全体を包むシールドを張りなおしたらしい。
いつもは、何時間もかかる、作業だけど、今日は15分で終わったらしい。
ハイテンションで帰ってきました。 お茶の時、マークが金と銀の砂を差し出すと。
鑑定してたお兄様の顔色がかわった。 そうでしょう。砂金だもの。まだまだ、金の石もたくさんありますよ。 と思ったら、銀の砂を見て何か興奮していた。 銀はやすいけど、たくさん取れたからね。
違うよ、レイナ、これは、、、大変貴重なミスリルの砂だ。 これを使い、魔道具を作ったり、戦具を作る。 ミスリルの剣は魔法を通しやすいので騎士が欲しがる最高の剣だ。
お兄様、この銀の石、岩たくさん出しましたから、石はマークが集めましたが、岩のような塊は裏庭にそのままにしてあるので、出かけるとき見に行ってください。
父と兄はあっという間に、走って裏庭にいってしまった。
金は日本でも貴重だったけど、この時代銀も貴重だったんだ。
少し休んで午後前の庭にもたくさんだしてあげるからね。 金と銀、鉄もいるかな???
慌てて戻ってきたお兄様から、夕食の後、お話があるそうです。
私もお兄様にシンドバッドのお話をしてあげようかな?
私は部屋に戻りメリーにシンデレラのお話をしてあげました。 ちなみにメリーは白雪姫と赤ずきんちゃんの話はあんまり好きじゃないみたい。 さあ、メリー午後もお水とクッキーを持って、庭にでよう。 マークは大きな袋をたくさん用意してくださいね。
私は昨日出た僅かな土と、土の魔石を数個もって、家族が館を出た後、庭に向かった。
シバの女王、ここに誕生。 覚悟しなさいよ。私の可愛い砂たち、、、




