表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミュニケーション・オンライン~コミュ力最強!仮説~  作者: C


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/95

鍔迫り合い



「イヤや――――――――――」




大切な事なので、もう一度、言いました。

(一回目は前回末尾参照のこと)




前回までのあらすじ。

以前から頻出していた微妙美少女アーネちゃん。

在りそうでない柔らかな造形は、可愛いよりの綺麗。目立つが驚かない範囲に納まったメリハリの利いたボディってかオッ○イ。

ほのかな熱狂を感じていた少年ヨイツの真っ白純度1000%な想い、だけじゃないも、は打ち砕かれた!

あのスタイル特に太ももの絶対領域をアピールしていたミニスカート&オーバーニーブーツも!横乳を期待させながら常に裏切る胸鎧からはみ出しそうででない軽装備も!――――――――――(以下セクハラ頻出につきカット)―――――――――――も!!!!!!!!!!みんなみんな自称アラサーのBBAがリアル特殊メイク(SFX)でヴァーチャルを乗り越えた超スーパーハイクオリティ品質偽造JKだったなんて!!!!!!!!!!」


って、ヨイツの独白かい!いや、演説?


「返して~~~~~あの熱い夜をかえしたって~~~~~それがアリかとかんじちゃう~~~~~~~~~~」


一昨日会った、いや、見かけただけのアーネに夜な夜なナニをしていたのかしようとしていたのかキサマは。


そもそも一別以来、昨日まで再会してないよね?ずっと探索チームの女の子&女性と一緒だったよね??



(――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――)



意味が分からないのに、怖気が走るアーネ。


その反応は正しい。むしろ判っちゃいけない。見ちゃいけません!ヨイツの魂はR―18です。いや、いるよね?成人指定ネタに詳しい未成年って。



あ、アラサーなら大丈夫?



「誰がよ!」


響くアーネの怒りに、ヨイツの涙声。いや、マジで、涙を誘う。だが人として終わってしまうから、共感はしないように。



「ゆめやったんや――――――――――信じたったんや――――――――――JSがおるならJCおるならJKもゲームなんか見向きもしないでキモって言いもしないで蔑んだ視線もくれずに永遠に平行線なんや~~~~~~~~~~」


宿屋の窓から少年の主張!平行線ってか、起点が違い交わらない対角線?なにがなんだか、あーあれである。

・・・・・なんか、勢いだけはあるよね。




『さっさと探索に戻れ――――――――――!!!!!!!!!!』




部屋から響く少女の怒声。中高生女子の怒鳴り声に不自由しないゲーム。そんなはずはなかったのだが、ゲームデザイナーもビックリである。



リアル女子高生に間違いない山崎さん(16歳/身元確認済み)である。ギルド『蝦夷共和国』は監察方をお勤めです。

今日も評議会の看板を掲げた円形劇場の運営アジト跡地を探索中。

例によってシスターを巻き込んで。

同室のシスターはびっくり中。大切なことなので二回以下略。


『鬼ごっこ』のせいで評議会構成有力ギルドのギルドマスターは円形劇場に詰めている。ずっと。じつは運営拠点への入り口だった円形劇場控室は、なす崩しにシスターの宿舎に変わっている。

ニートに乗せられたのかだまされたのか、攻略組合同運営拠点調査に協力者っていうか共犯者状態で巻き込まれたシスター。

シスターの権威を当たり前のように利用している調査隊。


ギルド『蝦夷共和国』のギルドマスター、近藤先生に監察の山崎さん。

彼女らはシスターの公務、千客万来な陳情者、を仕切りながら控室を占拠中。


確認されている限り唯一の運営プレイヤーである、今はギルド『ネコカフェ』所属フミノ。

彼女は運営拠点にただ一人だけ入る資格がある。

つまり実質的な家探しは、フミノ一人でしないといけない。


たかがギルドホーム。

たかが一軒家サイズと侮るなかれ。


よりにもよって、この運営拠点。やたらとアイテムが多いのである。

結局、普通のギルドホームなら一人一人のプレイヤーストレージにしまわれるものが、運営プレイヤーがアバターも含めて仕事用なためだろう。

様々なアイテムがすべてギルドストレージ、つまりは運営ギルドホーム内に残されていたのである。

しかも、固定メンバーで使っていた。

守秘義務やらスキルやらで、アルバイトも含めて、あまり人が入れ替わる仕事じゃない。

そのためなのかどうなのか、ギルド共有アイテム扱いのアイテムが、各人のスペースにばらけて置いてあった。

運営プレイヤーはギルドホーム内の部屋を、会社で言う、割り当てられた机、的に使っていたようだ。

ヴァーチャルゲームのくせに、リアルな家に近い状態・・・・・まあ、アイテム数はさすがにリアルより少ないだろうが。



警察の家宅捜査に鑑識など手馴れた専門家が何人動員されることか。

例えば、見知らぬとはいえないにせよ時々遊びに行っていた友人の家で、相手が忘れたものをノーヒントで探そうとして探せるものだろうか?


しかも、もっと状況は困難。


探し物は何ですか?見つけにくいものですか?

誰も知らない。


フミノは、ソレを指示した攻略組首脳部も、知らないのだ。

何があり、何がないのか。

何を探せばいいのか。

探し物を捜索中。



何をしているのか?何をか言わんや?

――――――――――――――――――――――――――――――と言いたくならないだろうか。




その点だけは、問題なかった。




作戦立案、推進役は、まったく気に留めていない。


攻略組にとっては、いつものことにすぎない。

フラグを積み重ねパズルをくみ上げるようにゲームライフを送るゲーマーぞろい。


最初から達成条件が解っているイベントなどない。

最初からルートが解っているダンジョンなど何が楽しい?

最初から倒し方が解っているモンスターなんぞ誰が狩りに行くか!

・・・・・・レベリングは別として。


手間暇かけて人材を投入して、危険を冒して顧みず、雲をつかむような作戦を行って。

何もないとわかれば、勝利。

調べる余地があるとわかれば、大勝利。

何か意味が解る情報が手に入れば、奇跡を疑うレベルである。



もちろん、計画的に奇跡を狙うのもゲーマーたる所以。作戦の立案がゲーマーだらけの攻略組の更にディープな連中で組まれたのだ。

そのために狩り出されたのがヨイツだったりする。


宿屋を拠点に、近藤、山崎、フミノにシスター、彼女たちから隔離されているヨイツ。

コイツが実質的な拠点内部の探索者。

見た目マシュマロマンなリアル魔法使い候補だ。

対人戦闘や駆け引き、コミュニケーションは苦手。物おじしないし空気を読まないから本人に自覚はないが。

だが、ゲーム攻略、システム解析にダンジョンのアタリ付け、運営側の反応洞察は他の追随を許さない。

ヨイツの人脈で、同じ種類の種族をすぐに呼び出せる。

※プレイヤーの事です

※メッセージで呼び出すだけです


「悪い結果にゃなんねーよ。育成圏が全滅してから何度でも調査させりゃいい。そのうちデカイ山を引くだろ」

とはギルド『蝦夷共和国』副長、土方くん(男子高校生)の談話。

育成圏が自然絶滅する認識は、攻略組首脳部共通。



なぜか、ハズレ始めているが。



どうでもいいけど、ギルド『ジェントルメン・クラブ』ギルドマスターである。だからどうでもいいが。



そんな任務を、リビドーに流されたのか乗ったのか噴出したのかで放り出した、ヨイツ。

を怒鳴りつける山崎さん(16歳/身元確認済み)。

探索の有力アドバイザー、と認めたくない気持ちを『死ね』いや、それ以上の敵意を叩きつけるデレないツンデレ凶状持ち。



「せやった!!!!!!!!!!」


憑き物が落ちたような、いや、憑き物に堕ちたようなヨイツ。



「女子高生はほんとにあったんだ!!!!!!!!!!」


あ、そう。だが山崎さんはリアルでもヴァーチャルでも真剣な、いわゆる、物理的に真剣な、『ポン刀』的な方なんですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「是非もなし」


あ、そう。ヨイツは窓を閉めて引っ込んだ。何しに出てきたおまえは。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ