ヴァーチャル鬼ごっこ
【企画概要】
あなたの笑顔を守りたい。
デス・ゲーム発生よりはや5日。
暗い世相を反映し『はじまりの街』には笑顔がありません。
このような状況を打破する為のプレイヤーイベント。
それが『鬼ごっこ』です。
ルールは簡単。賞品は莫大。リスクは皆無。
あなたも。貴方も。貴女も。貴男も。
みなさんふるってご参加ください。
健康で文化的なデス・ゲーム。
明るく楽しいデス・ゲーム。
明日の新しいデス・ゲームを目指します。
なお、本企画にご賛同ご協力いただきました皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
≠ギルド『GG』の皆様。ギルド『マルタ騎士団』の皆様。ギルド『ジェントルメン・クラブ』の皆様。ギルド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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そんなメッセージを開く四人。いや、見渡す範囲でみんな開いている。
「新しすぎっぞ」
「くーるですね!」
セイ&トモ。
「キャハッハッハッハッハッハッハッ!!!!!!!!!!ふひぃふひぃふひぃけほっけほっけほっ」
呼吸困難なC。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのよ、もしかして」
「狂った?」
ちがう、そうじゃない。
「おい!!!!!!!!!!」
慌ててトモを抑えたセイ。ここは未だに『はじまりの街』大広場。
朝からな~~~~~~~~~~んにもしてない三人。
大広場警備のギルド『アルゴ』の頭エルコレは、額を抑えた。
「ヤりやがった」
そして一方評議会近くの路上。
世の中には嘘に向かない人がいる。
好き嫌いじゃない。許す許さないでもない。
偽るだけで胃が重くなり、肩が落ち、世界中に謝りたくなる。
ニートならばそんな人を『精神年齢12歳』とでも評するだろうか。
(『精神年齢1~2才』って言われました・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
もっとひどかった。
シスターはトボトボと歩く。
本当はギルドホーム、『はじまりの街』の隣街、に帰ってしまいたい。
布団をかぶってシクシクしたい。
だけど出来ない。
ギルドホールにみんなが用意してくれたのが、ベッドだから。
しかも天蓋つき。
シスターは、それを贈られた時、自分がどう見られているか不安になった。
不安で心配だから、聞けなかった。
今も。
とは言え、シクシク出来ない理由はそれじゃない。
ベッドでシクシクするのが、なんか違う、という訳じゃないのだ。
少しは思うが、主な理由ではない。
それは、おうちに帰る為にゲートに向かうのではなく、評議会に向かうところから確定的に明らか。
待たれているのだ。
知ってる人や知らない人に。
シスター自身から見れば『何故か』、周りから見れば『そりゃね』。
実際に、シスターが解決出来る問題なんかほとんどない。
シスター自身は話を聞いて、力になれそうな人に一緒にお願いするのがせいぜい。
―――――――――――――――――いや、かなり凄い。
凄い人脈。
そして人徳。
むしろシスターは話を聞くだけで終わる事も多い。
―――――――――――――――――それで満足する相手が多いのが既に異常なんですがそれは・・・・異常者は自覚がないというし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とまあ、役にたてない(?)から心苦しいのに、待たれているから、評議会に向かってしまうのだ。
足取りも重くなろうってもんである。
デス・ゲーム前はそれでもギルドホームで同じようにしていたのだが。
変わらんのかい!!!!!!!!!!
しかし今日は違った。
待ってなかった。
あっちから来た。
「どういうつもりだ!!!!!!!!!!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
詰め寄るクラウンはギルド『黄金の夜明け』幹部にして評議会の問題児・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・風雲児。
そして涙目のシスターを守るように立ちはだかったマルコたち。
彼らがいなかったら、ニートとの密談を晒してしまったかもしれないシスター。
まあ、一生分の隠し事を自白した一番最後だから、相手が聞いてないかもしれないが。
「どうしてくれる!さっさと何とかしろ!!貴様等は失せろ!!!」
最後は立ちはだかるマルコ達に。
「私以外に失礼は止めてください!先ずはお話しましょう!!」
マルコ達を追いこす勢いで反駁するシスター。他人をかばうときの勢いは人が変わったようだ。
「コイツら裏切り者などどうでもいい!あのイベントはなんだ!!ふざけているのか!!!」
マルコ達を指差して糾弾するが、シスターから視線を離さないクラウン。
「だからなんで侮辱から入るんですか!!!フミノさんを追いかけさせたあげくに追い出して!!!!!!!」
前半しか聞いてないシスター。
「運営女をワザと逃がした運営の手先ニートの手先だろうが!!!!!」
手先がかぶってる。
マルコ達に運営を追わせたのはクラウンだった。
挙げ句に取り逃がしたのはマルコ達だ。
ニートが悪いのだが。
取り逃がしただけなら、クラウンも怒らなかった可能性もある。
可能性だけは。
侮蔑して無視しただけで済んだかもしれない。
え゛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それひどくね?
しかし、それでは済まなかった。
クラウンがマルコに付けた監視役。
なにそれ怖い、クラウンの日常的手段。
が、ニートのつぶやきを報告したからだ。
再録すると『捕まえる気もなかったくせに、ツンデレですね~』とまあ、周りで耳をそばだてる人だれもが確実に聞こえるようにはっきりと、わざわざ、言いやがったのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それ、つぶやき?
だからクラウンは、マルコ達の忠誠心を疑い、敵と断じた。
いや、疑い飛び越してるよね?
しかもマルコ達とクラウンの関係は?
たまにゲーム内でやりとりする。
ギルド『黄金の夜明け』とバッティングしないように確認する関係。
もちろん、マルコ達はどのギルドにも属した事はない。
クラウンが疑った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・忠誠心???
フミノ追跡の時は、大手ギルド幹部で事情通のクラウンに、マルコ達が従った/協力した。
そこそこ。
そこですでに齟齬が生まれいるようだ。
ともあれ、どちらも齟齬を確認する気は無かった。
クラウンは部下の裏切りになれている。
いや、ほんとーに部下だったのか?
マルコ達はクラウンと話すのも嫌だ。
噛み合わないしねー。
「逃がしたもなにも!」
「評議会の裏切り者だ!」
「なんで決めつけるんですか!第一、評議会が出来たのは昨日」
「プレイヤーを裏切ればプレイヤーを代表する評議会を裏切った事になるだろうが!」
この話、どこまで行くの?
大抵の人間はここで立ち去るが、シスターは無視や放置をよしとしない。
ニートみたいに、はぐらかして、挑発し、からかって、クラウンの精神と脳の血管と心臓の耐久性を検証したりはしない。
クラウンのリアル(プレイヤー)に心臓や脳の疾患がないか探りを入れたりはしない。
病歴、いや、たぶんアレだよ。刺激しても死んだりしないか、そう!きっとそう!心配だったに違いない!決して『殺す為に下調べ』な訳がない!
証拠を残すニートじゃないし!!!!!!!!!!
流石にエンドレス異端審問に皆が・・・・・・・・・・・・クラウンも!・・・・・・・・・・・・・・・・・・嫌気をさしたころ。
まあクラウンは、自分以外の全員が謝罪しないことに嫌気がさしており処置なしだが。
タイミングを見計らったよう介入する一人の男。
まあ、見はからってたんだが。
「シスター」
クラウンを黙らせる事が出来る男、評議会議長である。
『鬼ごっこ』の一報を聞いて首を傾げた。
シスターが暇になったら聞いてみようと思った。
シスターは暇にならないから、夕食時に聞こうかな、と思い、むしろシスターの健康を心配していた。
ら、聞こえてきた怒鳴りあい、今。
まあ『どんな経緯でも感情を吐き出すのは必要だ』と眺めてお茶を楽しみ、メッセージにチャットで仕事を事務を進めていたのだけど。
そろそろかな~とおもいまして。
「シスター、これみました?」
街中にばらまかれたイベント告知データ。
チェーンメールの形で次々出回り、情報枯渇のおり、街中に広まったようだ。
「なんですか?これ?」




