外国為替市場が一時1ドル152円台に
9月に入ってから外国為替市場のドル円相場が、1ドル160円台から152円台へと一気に円高方向に進んでいます。
日銀が9月17~18日に開く、金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの観測が強まり、日米の金利差が縮まるとの思惑から、円高が進んだとのことらしい。
為替取引で利益を出そうとする方々の様々な思惑で為替変動するのでしょうが、為替取引と関係の無い一般人は、思惑に振り回されている感が否めません。
1ドル何円程度が適正な為替なのかは判らないが、資源も食料品も輸入に頼る日本の現状を考えれば、極端な円安は様々な商品が値上げされてしまい、あまり好ましくは無いのだろうって思えます。
日本に住む一般人は消費者は、日本国内で円で買い物をするのだから・・・
7月には1ドル164円近くまで円安となりましたが、有事のドル高って市場心理はあるものの、それだけが理由では無いのでしょう。
ずっとゼロ金利政策だった円は、投資対象として持っていてもほぼ増えないのだから、他の通貨より旨味が無かったのも確かです。
円高の時代に日本国内で生産では不採算との理由で、多くの製造企業が海外進出をして、日本国内の製造業が空洞化してしまったことも一因なのでしょうか。
中国のような計画経済で採算を無視したような過剰生産による安値輸出で、価格破壊され様々な国内企業が多数淘汰されたのも一因なのでしょうか。
それを安く買えるからと喜んで、中国等から大量に輸入したのも日本ですし、安い輸入品の方を選んで買っているのも日本人。
それでも円高に耐え抜き企業が強くなったためか、それとも単なる円安の恩恵か、今年も日本国内から輸出している企業が多くの利益を出していますから、国の税収は6年も連続で過去最高とか。
でも現実は、原材料や燃料、飼料や肥料等が高騰していて、日本国内が売り上げ対象である小売店等の企業や、農業・漁業等については、不採算で赤字だったり十分な利益の出る状況にありませんから、何ともアンバランスなんですよね。
経団連は法人税増税に反対とのことですが、大企業を除けば黒字決算で法人税を納めている企業は、ほんの僅かなのですよ。
殆どの中小零細企業は、借金だらけであり、税務署に赤字申告なのですから・・・
利上げをされれば、多少円高となっても金利負担増で相殺されてしまい、やはり利益は出ないか。
消費者だって賃金の上昇でそれなりに所得は増えているものの、相次ぐ値上げラッシュで現実には目減り状態、かなり疲弊しています。
一部の輸出企業だけが特筆して儲かるではなくて、皆が儲かる丁度バランスの良いところで、為替が安定すれば良いのですが・・・
そのバランスの良いところの為替相場って、いったい1ドル何円くらいが妥当なのでしょうかね・・・




