ナフサ不足が今までの無駄を炙り出した?
原油から生産される軽い油の『ナフサ』から様々な製品が作られて、今の世の中をとても豊かにしています。
当たり前のようにその豊かさを享受していましたが、今回のホルムズ海峡閉鎖で如何に豊かさが薄氷状態だったかを目の当たりにしました。
「ナフサが不足する」って報道機関に煽られたことで、業者の『売り惜しみ』と購入者の『買い溜め』が発生し、需要と供給のバランスがアッサリ壊れてしまい、市場から様々な品が消えてしまいましたからね。
輸入する原油を中東にほぼ依存しているのだから、戦争・紛争があれば、地震等の天災があれば、石油プラント等が壊れればって、輸入が停まってしまう非常事態自体の可能性は常に意識し考えてはいるものの、コスト等から中々代替が進んでいなかったのも事実です。
化石燃料は埋蔵量が限られているのだから、いつまでも中東依存ではダメなのでしょうが、代替品は石油由来に比べて生産コストが高くて競争力が全く無い。
法で縛りでもしない限り、環境問題よりも利益が優先されるのは当たり前のことなのだから、こればかりは仕方が無い。
でも今回のナフサ不足問題で、商品パッケージ等がフルカラー印刷の過剰品質であったことも判ったのは、考えようによっては良かったのかも知れません。
トヨタ自動車には「乾いた雑巾をなお絞る」という有名になった言葉があります。
日本人は『改善』って得意ですから、今までが過剰品質であったのならムダを省く活動でコスト削減等の工夫をして、上手く状況対応が出来るのです。
商品パッケージを白黒印刷に変更するのは極端なケースにしても、使用するインク量を減らす工夫は、これまでのムダを発見できたってことって意味では、とても良いことなのです。
食品の消費期限を延ばす機能があるのは『アルミ蒸着フィルム』であり、パッケージ印刷のインクでは無いのですから・・・
物価高で商品の値上げラッシュとなっていますが、この機会に見た目の良いフルカラー印刷のパッケージについて、コストダウンの一環と考えて見直しするのも良いのではと思ってしまうのは、私だけなのでしょうか。




