103万円の壁 見直し案が複雑すぎ
所得税の「103万円の壁」について、各党から色々な見直し案が提案されているが、何でこんなにも複雑にしてしまうのでしょうか。
所得制限や年収に応じた段階を設ける等、複雑にすればするほど、給与システムの改修費用がどんどん増えていくし、より複雑なシステムになっていくのですよ。
そのシステム改修の費用負担は、誰が負担すると思っているのでしようか?
たぶん何も考えていないのでしょうね~
消費税を8%と10%の二本立てにした時にも対応が大変でしたが、昔から配慮が足りないのは変わっていないですね。
医療費の請求が紙の請求書から電子情報の請求に変えた時は、医療機関も審査機関も保険者も、国からの補助金無しには、システム開発も容易には出来なかった、何てこともありましたよね。
ま~医療費の請求については、おかげで医療費の請求仕様が全国統一されたので、これはこれで良かったのですが・・・
当時は病名一つすら統一されていない酷い状態でしたから、呆れてしまいましたからね~
流石に今は、ICDに準拠した「疾病、傷害及び死因の統計分類」のコードを、統一して使っているはずです。
どんな制度の改正であれ、複雑になればなるほど、システム開発者や利用者の負担が増えて困るのは目に見えています。
今回の所得税の「103万円の壁」については、単純に基礎控除額だけ変更、これが一番システム開発等が楽なのですよ。何故そうしないの?
もしかして世間一般の方たちによく判らないような複雑怪奇にしないと、財務官僚等お役人の仕事がなくなる?から困るの?
だから、わざと複雑怪奇にして、万が一にもリストラされないように仕事を増やして、永く居座り続けられる場所を作っている?
どんな仕組みでも、ルールはシンプル、判り易いが一番ですよ。
変な間違いも無くなりますからね~
次の変更も楽ですからね~
自民と公明と維新の代表で、何だか合意文書に署名してしまったみたいですが、全ての納税者の可処分所得がしっかり増えるように、制度変更願いたいものです。
最低でも、生活保護で給付される金額以上の可処分所得が無ければ、不公平だと思いますよ。
働いているのに、働かない人より可処分所得が少ないでは、やっぱり納得がいきませんよね・・・