旅へ
「どういうことですか教官っっ!」
ハヤトはお怒りモード。
それもそのはず、知らない間に命がけの指令出されたらそうなりますよ。
「お、落ち着いてハヤト。」
「のろまは黙っとけ!」
...心折れました。
「とにかくっ!教官が指示するなら動きますが、俺一人で十分です。こいつは足手まといにしかならない。」
そんなこと分かってる。どうせ足手まといになるって。でも...
「駄目だ。二人で行け。」
教官は華麗にハヤトの意見をスルーした。
「どれだけ危険かも分からない。しかも一人だと誰もお前を助けることができない。」
「でもっ!」
「...エリスなら大丈夫だ。心配ない。」
さっきのように教官は厳しい目元を緩めて私に微笑みかける
「...どうだハヤト。この指令は受けてくれないか?」
教官はまた真剣にハヤトに向き合う。
ハヤトは「ハァアアアッ...」と深すぎる溜め息をはき、
「わかりました。教官直々の指令なので受けさせていただきます。ですが...おいお前。俺の邪魔だけはするなよ。」
そういって私の横をスタスタと歩いていく。
とりあえず、と教官はワンクッションおいてから
「頼んだぞ。私はお前にかける。」
「はいっ!」
その日から、他の皆とは別の訓練が始まった。
普段とはかけ離れた訓練、苦しくて、辛くて、それでも私は使命感を胸に頑張った。
*
出発の日。
「エリス、ハヤト。...任せた。」
「「はいっ!」」
私達は人質を救いだす旅へ出掛けた。
どんな辛いことも乗り越えてやる。そう自分に暗示をかけ、出発した。
「おいお前。俺の邪魔だけはするな。いいか?邪魔したらお前を最初に潰す。」
それが冗談か本気かは聞きたくなかった。
移動には約数日かかる。かなり離れた場所だ。
野宿をしながらやり過ごす予定でいる。
「あっ!ねぇねぇハヤト!これ可愛い!」
人質を救うとは、すなわち危険を伴う。こんなのは誰だって分かる。
そんな中呑気にスズメを見て可愛いを連呼するエリスはどうなんだろうか。
「んなもん見てねぇで行くぞ。」
「待ってよ!ちょっ...わぁっ!」
ハヤトを追いかけようとしてエリスは転んでしまった。
...これが引き金となった。
ありがとうございました。
話進むの早くてごめんなさい。
続きなんですけど、気が向いたら更新しますので( ´_ゝ`)
気になる方は(いないですよね)うまうましましょう。




