"インフルエンザ"一条柊目線
私がインフルエンザにかかったので柊君もインフルエンザにかかってみました。
今、俺は熱と寒気で死にそうだ。
インフルエンザ………
楓にはうつらないように俺の看病は断った。
かなり辛い。
楓に会えないのが一番辛い。
ヤバイ!自分から看病を断っておいて会いたくて仕方ない。
俺はベッドの中で丸くなって眠りについた。
次に目を開けた時に視界に入ってきたのは真っ白なナース服姿の楓。
物凄く自分に都合の良い夢を見ているらしい。
可愛い。
ミニスカートから出ている色白の足に手をのばすと怒った顔をつくる楓につい笑ってしまう。
なんて良い夢なんだ………体力さえあれば押し倒すのに………
夢なら押し倒させてくれれば良いのに!
体力さえあれば!
もう一度楓の足に手をのばす。
少しだけ触れた感触がリアルでなんだか嬉しかった。
次に目が覚めると楓の姿はなかった。
少しだけ体が楽になっていて、さっきこの状態だったら夢の中だと言えど押し倒せた!
そんなことを思った。
そう言えばインフルエンザの薬のタミフルは幻覚を見ると聞いた事がある。
そのせいか?
良い夢だったな~!
なんて、本気で思った。
それから数日後、数井から楓のナース服姿の写メが送られてきた。
どうやら俺がインフルエンザだと知った数井が楓にナース服をプレゼントしたらしい。
翌日これは身の危険を感じるから返すって返却されたらしい。
失敗した。
夢だと思い込んで触ったのが悪かったようだ!
俺は数井からもらった画像を保護しながら後悔したのだった。
ナース服で看病です。
今やってるドラマのCMを見て思い浮かびました!




