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わがまま女神の開拓誌 ~自分の島を観光地にしちゃおう!!~  作者: 青衣
第4章【水曜の湖畔《時雨》】
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胸いっぱいの説明

朝は冷えるだろう?

 さて、また今日も1日の始りを迎えたらしく端末の目覚まし時計がうるさく私を叩き起こす。

 眠い目を擦りつつも辺りを見渡すとどこか不自然な気がしてならないのは気のせいじゃないと、否が応でも感じてしまう。

 まず第1にここがどこなのかどこなのか思い出して欲しい。




 そう、ここは地下であり電気がなければ太陽光すら無いため電気がなければ真っ暗なお部屋でしかないと言うことだッ!!

 朝日を身体に浴びないと人間というのはスッキリするはずもなく、私は淡い照明だけが照らされた廊下をトボトボと歩きリビングに向かうと、もう既に皆が食器をガチャガチャとやっており自分が最後に起きてきたことに後ろめたさを感じつつも箸を置いたりコップに水を注いでやったりした。


「おはよ……う。 まだ眠い。」


 燎煉じゃ地震や地鳴り、ボイラーなどの音がひっきり無しに聞こえてくるから時雨だと静かに寝れたのが脳にとっては嬉しすぎたのか、深い睡眠をとっても身体が慣れない限りは頭がもう少し寝たいとシグナルを出して私の口からあくびを飛ばしてくる。

 かといってあんな過酷な場所でもう1度寝ろと言われたらゴメンではあるんだけどね。


「今日のご飯は納豆と塩鮭なんだぞ!! ……けど寒くて納豆は霜まみれなのだ。」


 カップ納豆を棚から取り出したが忘れてはならぬ。

 建物のなかと言えど、己が今は寒さを感じぬ身体であろうと室内は実際は冷蔵庫よろしく冷凍庫と呼べるくらい寒いのを忘れかけていた。

 そのためかペットボトルの飲み物だって放置し続けると凍って膨張して破裂するのがオチ、だから室内より暖かな冷蔵庫に入れておかなきゃ大変なんだけど考えれば考えるほど矛盾したような感じでモヤモヤ。


「聖奈も納豆と塩鮭と卵焼きはセットで出してくるわよねっ!! さすが恵麻と聖奈は似てるだけあるわよ。」


 考えてることもそうだが顔も似てるこの2人。

 というか私達は元々同じ1人の結愛としての存在が分割されてるから全員見た目が似てるのは当たり前なことなんだが、全員を主な8属性に分けたとき陰と陽につまり正位置と逆位置と言えば良いのかな……自身ではわかってるつもりだがどうにも他人には理解されづらい面がある。


 簡単に言えば聖奈も恵麻もどちらも結愛の感情の【受け】から出来たようなものでお互い引っ込み思案が強い感じなのは話して見てわかる通りだろう?

 そこは両者は変わらないんだけど、同じ【受け】のカテゴリなら【受け寄りの受け】が恵麻で【受け寄りの攻め】が聖奈となる。


 逆位置についてはもう正位置で理解に追い付けないのがたぶん大半な人が多いだろうから説明は控えておく。

 1発で理解できたら頭ナデナデしてやろう、良くできましたってな。




 ……けど、この事については私も伝えるのが苦手だからなぁ。




 せっかく言ったならどうせならやっぱり言うけど簡単に教えれば恵麻の逆位置は予測できるかもしれないがバリバリ攻めの智美である、そこは鈍くても察しが付かなきゃここはテストに出るから覚えておかなきゃダメだぞ?

 蛇足だけど聖奈の逆位置は結愛という具合で、礼儀正しくて他人を敬う事を絶対とする聖奈と自分が1番だと信じてやまない結愛と言ってしまえばやはり納得も行くだろう?

 この説明は我ながらパーフェクト。
















 とまぁご飯も美味しくいただいた、冷たい水で顔を洗ってシャキッと身を引き締めたならいざ出陣と行こうじゃないか。

 今回やるべきことはリフトの支柱の建つ場所の除雪作業およびその場所に雪が積もらないようにシートで囲いを作ること、この2つが今回の作業となる。


 智美もすっかり水曜神モードに切り替えて普段は赤い作業着を着て威圧感たっぷりだけど、時雨浄水場の青い作業着を着用して……なかなか落ち着いててクールビューティーって感じでいい具合じゃん?

 でもひと言言うなれば服のサイズに反して胸のところがパツパツで羨ましいって言ったところだろうか。


「すみません、智美さん用に今度特注で作業着作っておきますね……。」


「着る機会がまた来ればの話だけどね。」


 智美用に服の丈を長く加工した特注品じゃないとどうにも胸元で服が引っ張られて窮屈に見えて仕方がないが、逆を言えば結愛や軍曹のサイズがなぜ備品として存在していたのかは不明。

 こんな小さな子を働かせるというのが想定済みだったのかと思うとここも燎煉に引けを取らずブラックなんだなぁって思った今日この頃。

青い智美さんもなかなか素敵ですよ!!

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