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わがまま女神の開拓誌 ~自分の島を観光地にしちゃおう!!~  作者: 青衣
第3章【火曜の火山《燎煉》】
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雲なびく神社にて

軍曹は神社初めてかな?

 あれから1泊主の家で過ごしたのち、私は軍曹を連れては神社へと帰還し最終調整を交えながら明日から始まる時雨のスキー場製作に臨むと言うわけなんだけど、こういう経験ってたぶん初めてなんだろうけどいざ神社の中に入ったら興奮を隠せずにアッチへドタバタ、コッチヘドタバタとやはり見かけと同じく子供なんだなぁって微笑ましい。


 さて、私の方はもう少しこの光景を見ていたい気もするがなにせ明日は燎煉とは真逆の寒帯に行くのだからそれなりに防寒対策をしなきゃならないのだ。

 さてさて部屋の奥にしまっておいたダウンを引きずり出しては綺麗にしておかなきゃならないがなにせ、数年間は着ていなかったのだ……シワシワも良いところだけどクリーニングに今から出したって明日に急ぎで受け取りに行くっていうのもこれまためんどくさいって訳で、悩みの種が増え放題。

 どうして燎煉に行くときに次は極寒だからダウンも用意しなきゃってあの時気が付けなかったのか思い出すだけで気が利かない私に嫌気と苦笑いが込み上げてくる。

 ギリギリにまで迫らないと動けないのはダメなのはわかってる、なんだけど……【まだ時間は残ってる】からと妥協して先伸ばしにした結果がこうなわけでまぁ自業自得とはいえ治す気にもならない。

 私はそういうガサツな女だ。



 ……ん? なにか賑やかだな?




 結愛の声と軍曹の声が聞こえてくるってことはバッタリと両者ともにエンカウントしたんだな?

 まあ、結愛の神社の中に入るには七曜神の系譜の誰かが客として認めないと入れない仕組みになってるから知らない人がいても誰かに許可されてるから居るという訳だから怪しまれることはないと思うがね。


「私は軍曹だ!! ここしばらくは厄介になるぞ!!」


「私は結愛、よろしくね。」


 類は友を呼ぶというか、わりと同年代同士だとすぐに打ち解けられるって……うむ、やはり小学校低学年同士の絡み合いは全くもって最高だと思わないかい?

 私は元から高校生程度の見た目だからこういう体験ができないのが残念だが、けど見ていてなんかこう……爽やか。


【お巡りさんコイツです、おっとデュフフフフ。】


【あぁ~、幼女の百合は俺の摩羅がぁっ!!】


 さすがはオタク達だ。

 だが残念だ、この配信のスクリーンショットを撮ろうとしてもコピーガードはあらかじめ組み込んでおいたから撮れるわけ無かろうッ!!

 私の結愛も軍曹も許可なく撮影したものは命を差し出せ、さもなくば有料放送に切り替えるぞ。


 って、こんなところで油は売ってる暇はないんだった。

















 そこで考えたんだけどわざわざ私は防寒をする必要性はあまりないことに気がつく。

 ここでなぜかと疑問に思ってる視聴者は前編の記録を全て視聴しなおすとわかるかもしれないが、既に察しの良い人ならばハナマルをあげちゃおう。


 とまぁ、ざっくり隠さずに教えるとだな?

 私達……つまり七刻の民の身体にはご存知【曜力】という不思議な魔力が循環されてるのはいつの日か言ったはずだと思うのだ。

 そこで高等な扱い方をできる我々にとっては己の属性を切り替えることも可能というわけで応用次第では熱や炎に強い【火曜力】に寒さや水に強い【水曜力】といった塩梅でエネルギー変換を行えば適応力としてはチョチョイのなんとやら。


「だけど私には青髪って似合わなさそうなんだよなぁ。」


 今更だけど贅沢なこという訳じゃないが見た目って大切だし、そもそも人の雰囲気によっては似合う色はあるからやはり気にしてしまう。

 これは仕方ないことなんだ。


「ふーむ、【水曜魔法】の扱いは苦手だが……ヨレヨレのダウンを着て恥さらすよりは真っ青になって笑われものにされる方がまだマシか。」


 私の謎理論を展開する中で結愛がやって来たもんだから慌てて時計を見てみると夕飯の支度の時間に指し当たってる事に気がつく。

 今回は軍曹を客としてもてなしたいのは山々なんだけど、ここは共同生活のルールに乗っ取って軍曹にもお手伝いをさせてみることに。


 けどその心配は無用そう。

 なんたって読み漁って彼女の出典元の作品【クソガキ娘とおにーさん】を拝見させてもらったが病的にまで献身的だということがわかったし、家事全般は得意だということで料理の腕前を拝見させてもらうとしよう。

 私には専売特許でサボり……じゃなくて監視があるが、ここは1つお手伝いさせていただきますよ。

さてどんな料理を作るのか

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