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わがまま女神の開拓誌 ~自分の島を観光地にしちゃおう!!~  作者: 青衣
第3章【火曜の火山《燎煉》】
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たまには初心に戻って

さぁ、お仕事お仕……ごと?

 お風呂のシーンも朝食もカットだカットッ!!

 あんなグダグダを延々と実況してたらユーザー離れ起こすのは目に見えてるからな。

 どうせ画面の目の前のみんなは鼻の下伸ばして風呂のシーンなんかを期待してるのかもしれないけど残念でした。


 というわけで時刻は仕事の始まりの10時、一斉に作業が始まるとボイラーだの機械だの……地下からは採掘の音が轟々と耳を突き抜ける。

 慣れれば別に大丈夫だけどそのぶん大きな声でハッキリと伝えなきゃ機械音で消されるから元気良くッ!!


 そう言えば今日も同じ仕事なのかと思って昨日の持ち場はチラッと見てきたけど、既に数人が仕事に取り掛かってるとなると今日の持ち場とは考えずらい。

 そうこう悩みながらキョロキョロと挙動不審に迷ってるとちょうど良いところに智美と遭遇、ナイスタイミング。


「あら? 今日は特別にシフト的には忙しくもなさそうだから結愛と冥綾はおやすみしてあげる、これ持って燎煉付属の学校で遊んできたら?」


「何これーっ?」


 結愛が2つの手帳を受け取ったみたいだがこれがなんなのか言わなくてもわかるんじゃない?

 そう、何を隠そうこれは生徒手帳に違いはないと睨んだ。

 燎煉付属にはゲートがあってこの生徒手帳のIDを読み込むことで開き、入場許可が降りる……そうでもしないと誰でも好き勝手入れるには良いが不審者が入られたら大変だからね。


 と入っても勘違いはするな、大変なのは不審者の方だが……。

 幼稚園児であろうが本気で不審者を撃退しようと産まれたときから遺伝に狂暴性が刻まれており、敵と見なせば容赦なく炎の弾丸などで滅多撃ちにされて燎煉の民以外ならステーキの出来上がりってね。

 と言うわけだからこの生徒手帳は必要不可欠って訳で……持っておかないといろいろヤバイのはわかたんだろう?


「瑞穂は今日もたくさん私とレンガを運ぶのよぉ?」


「任せておいて!!」


 胸をトンって叩いて自信満々に【任せて】のポーズは見てるととても頼もしく思える。

 ここに来たときの彼女は当然右も左もわからず……それでも元々好奇心の強さからかキモが座ってたおかげで少しだけオドオドしてはいたが、ものの数日足らずで今やもはや立派な燎煉の民そのものに馴染むとは私の見込みは正しかったんだと思う。

 だが然る時がきたなら普通の人間に戻して返さなくてはならないのが非常に惜しい……出来れば七刻の人間として迎え入れたかったのだがそれは仕方ない、そんなことをしたら世界観壊れるし主にこっ酷く叱られるじゃ済まされないだろうな、ははは。


「じゃ、行ってらっしゃーい。」


「行ってくるわっ!!」


 発電所から学校は見える位置にあるから目印さえ見失わなければ大丈夫、ここは張り切る結愛を先頭に私は着いていくことにするよ。















 学校の前のゲートに2回ピピッと生徒手帳をかざすと読み込みが完了したのか重そうな扉がギギギっと開いた。

 その校舎の奥では赤い髪の群集がワラワラとサークル活動やら授業やらで大にぎわい。

 元々学生生活に憧れていた私の胸が高鳴らないわけがなく、ソワソワする私達はその1歩を今踏みしめるた。


「ここで何して時間潰せば良いんだろ?」


 唐突に何をって言われたところで私達は学問を納めてきた訳じゃないから学校で勉強以外何をしろと言う話、ましてや休みの日なのだからそれ以外についてはサッパリだがそこら辺適当に歩いてれば良いんじゃないって提案。

 私としてはせっかくだなら講堂で何か受講したい気分でもあるけど、結愛途中で飽きて騒ぎ出すとつまみ出されるのは目に見えそうだし、一人にさせると勝手に迷子になったり他人に迷惑をかけたりと何があるかわかわからない……今回ばかりは諦めて次回に耽読で来た時にでもその楽しみを取っておくことにする。


 と決まれば……ふむ、行き先は結愛に任せるとしようか。

イッツ スクールライフ

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