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その参『ミッドナイトライオット』

谷「……やっと出れたと思えばこの仕打ち…」

名「…出れないよりはマシだよ?」

谷「まぁ、サイダー貰えたしいいか!」

名&隆「………(単純だな…こいつ。)」

THE STEGO沖縄合宿初日。

ビットゥウィーン23:00&23:05。

幸薄(こうはく)の間にて。

「にひひひ…」

「…何笑ってんだよ…雷堂」

「いや、ちょっと噂をばら撒いただけだ。」

隆次が部屋に戻って来るや否や奇怪に笑い小鷹に答えた。

「…何だそれだけか。」

そう言って小鷹は手元の携帯電話に目を落とした。

「連れないねぇ…。ところで他の奴らは?」

「矢手弓はトイレ。梨田は外の空気に当たりに行った。」

「あいつ、三時間も風呂入ってたからな……で、蒲生はテレビに引っ付いてると。」

「ん?雷堂か。このワイルドな漢、なかなか面白いぞ!一発屋感が否めないがな。はっはっはっはっ!」

「…テレビを見る時はもっと離れて見ろよ…」

「相変わらず真面目君だな…お前。……ちょっと放浪して来る。また少ししたら戻ってくる。」

「了解。」




その頃、鳳凰(ほうおう)の間にて

「ねぇねぇみんな!ちょっと来て!」

美毅が何かを始めようとしていた。

「何ですか?美毅ちゃん。」

「ほらー、修学旅行とかで恒例のあれだよアレ!」

「あぁ…あれですか?」

「そう!それ!」

「怪談ですね?」

「んー…ちょっと違うかな…?それもいいけど…」

瑠美子の意見なので否定はしない美毅であった。

「恋バナだよ!こ・い・ば・な!」

「あぁ!なるほど!確かにそうですねぇ…」

「?なぁに?」

瑠美子が顔をニヤつかせながら新聞のテレビ欄を読んでいた真夕を見た。

「真夕ちゃんは梨田君のどんな所に惚れたんですか?」

「…うーん…全部かな…」

「ひゅーひゅー!熱いねぇー!」

「…相当惚れ込んだんですね…」

「梨田君、ちょーーーーーーっとだけ情けない所もあるけど、それも含めて好きだよ。」

「ゾッコンだねー!」

「ですねー……シルヴィーちゃんはどうなんです?」

「わわわわた、わた、(わたくし)!?」

「おぉ!いいねぇーその慌てっぷり!」

「雷堂君…ぶっちゃけどうなんです?」

「…リュージは、ただ単に気の合う友人ですわ。」

「またまたー。強がり言っちゃってー。」

「正直に言えば楽になりますよ?」

「そーだよ!シルヴィーちゃん!認めちゃいなよ!YOU!」

真夕も女王二人の加勢に入った。

「う…(マユが入ってしまったので最終手段『脱走』ができませんわね…)」

「ムフムフフ…シルヴィちゃん…逃げ場は無いよ…?」

「全てを話せば楽になりますよ…?」

「プライバシーの権利なんて知る権利の前では無力なんだよ…?」

「今、さらっととんでもない事を言いましたわね…」

「「「さぁ!」」」

「ひぃ!」

「ただいま戻りましたー。」

シャドーが追い詰められた時、未来と葉子が部屋に帰って来た。

「ナイスタイミングですわ!二人とも助けていただけません?」

チャンスとばかりにシャドーは二人に助けを求めた。

「?何やってるんですか?先輩方…」

「シルヴィーちゃんの恋心を赤裸々にしようとしてるんです!」

「シルヴィーちゃんの秘密を丸裸にしようとしてるの!」

「シルヴィちゃんを全裸にしようとしてるの!」

「柳垣先輩!?!?」

「最初からそれが目的だったんですの!?」

「もっちろーん!」

「…とりあえず、柳垣先輩は置いといて。シルヴィーさんの恋心は気になりますね~…」

未来は珍しく顔をニヤつかせながらシャドーを見た。

「!ま…まさか裏切るつもりですの!?」

「何の事ですか~?最初から仲間だなんて一言も言ってませんよ~?」

「……….(いじる側の高上も意外と面白いな)」

葉子は部屋の片隅でその光景を傍観していた。

「いや、ちょっと!まっ、待ちなさい!いくら何でも四人で来るのは卑怯ですわ!って、マユ!?何服引っ張ってるんですの!?ミキも!ちょっ、ちょっ…ミャァアアアアアアーーーー!!!」




「おっ、谷津冶!」

「ん?隆次か。探検でもしてんのか?」

「まぁ、そんな所だ。お前こそ何してんだ?」

「ちょっと外の空気に当たりに来た。」

「ふーん……ジュース買わね?」

「おう。いいぜ。」

谷津冶と隆次は近くの自販機へ向かった。

「ふぅ…」

「…で、あれからドゥーンさんってどうなったんだ?」

「…あのDQNは散ったよ。真っ赤にな…」

「そ…そうか…」

改めてTHE STEGO女子勢の戦闘力の高さを思い知った谷津冶であった。


ミャァアアアアアアーーーー!!


「!?悲鳴だ!!」

「割りと近かったぞ!!」

「助けを呼ぶか?」

「いや、助けるのが先だ!行くぞ、隆次!」

「ガッテン承知!!」

そして谷津冶と隆次は風の様に駆けた。


「…確かここから…」

「待て、谷津冶。ここ女部屋だぞ?しかもあいつらの…」

「でも悲鳴が上がったんだ!!きっとピンチに違いねぇ!」

「……でもなぁ…あいつらだしな…やっぱやめておこうぜ…?」

「隆次…お前にだって一応正義の心があるんだろ?」

「…まぁ、一応」

「だったら黙って助けに行くってのが漢だろ!?」

「…そーなのかー…?」

「よし!そうと決まったらドアをぶち破るぞ!…せーの!」


ガチャ


「鍵空いてるぞ?」

「マジかよ!?危うく無駄に弁償沙汰になるとこだったぜ…」

そう言って2人は突入体制に入った。

「じゃあ改めて行くぞ、隆次!せーの!」


ドガ!!


「梨田 谷津冶!只今、助けに来たぜ!」

「雷堂 隆次。それに引き続き参上!」

「…あ、梨田…君と…」

「…リュージ?」

「「………え?」」

颯爽と駆けつけた二人の前には、真夕と美毅に服を殆ど全て脱がされたシャドーと何故か自分も服を脱いでいる真夕と女王2人とその他一名「何で私だけその他扱いなんですか!!?」…地の文にまでツッコミを入れてしまう未来が取っ組み合っている光景があった。

「な…なん…で?」

「……すすすすすすすまん!!」

「えーと…梨田君?」

「悪りぃ!悲鳴が上がったからてっきり…」

咄嗟に隆次と谷津冶は全力で後ろを向き、謝罪(と言い訳)をした。隆次に至っては顔を手で覆ってまでいた。

「リュ…リュ…リュゥゥゥゥ…」

「お、落ち着いて!シルヴィーちゃん!雷堂にも悪気は無いんだからさ…」

「今回ばかりは見逃してあげましょうよ…ね?」

流石の女王2人もこの時のシャドーの迫力には気圧されるのみだった。

「…元々は貴女達のせいでしょうに!」

至極真っ当である。

「う…。」

「まさかこうなるとは思ってなかったんですよ…。」

「そもそも脱がせるって時点でおかしいのではなくって!?」

「ア…アハハ…」

もう笑うしか無い真夕であった。

「そもそもどうして鍵を閉めておかなかったんですの!?」

「は…はい!すみませんでした!」

怒った先輩はどの業界でも恐ろしいものである。

「シャドー、俺達が悪かった!だからもうその辺に…」

「リュージは黙ってなさい!!」


シャドーのしねしねこうせん!!


ギャアアアアアアアアア!!

ナンデオレマデェエエエエエ!!


こうかはばつぐんだ!!


リュージとヤツヤはたおれた!




午前0:00。

皆でゆっくり出来るスペースにある自販機の前にて。

「……先程は悪かったですわ。」

「…頭冷やしたか。」

「……まぁ、ついカッとなってもうたんやな…」

「反省してますわ…」

「構へん構へん。誰にでもある事やし。」

谷津冶は気楽に言ってのけたものの、まだ尚シャドーの顔は浮かない。

「…お咎め無しってのが気に食わないんだったら……そうだな…ジュースでも奢れ。」

「隆次お前メチャクチャだな…」

「…サイダーでいいですわね?」

「マジかよ!?いいのかよ!?ラッキー!!」

谷津冶があからさまに驚いた。

「……しねしねこうせんなんて受けてジュース一本で済ませる方がメチャクチャなんだがな…」

隆次はボソッと呟き、サイダーを受け取った。

「今回の件はこれでチャラってことで。そんじゃな!」

谷津冶は部屋へ走って行った。

「……さて、戻るか。」

「あ、リュージ!」

シャドーが呼び止めた。

「ん?まだ何か用か?」

「その…あの部屋ですが…何か変わった事とかありません?」

「?いや、特に。」

「そ、そうですの…」

「…?」

「いえ、あの部屋少々古いですから心配になって…」

「……古いか?まぁ、心配せずとも俺たちはゆっくり出来てるぞ。」

そう言って隆次も谷津冶の後を追って部屋に戻った。

「……何事も無ければ良いのですが…」

1人残ったシャドーが不安げに囁いた。



どうも!伊崎です!

外伝三話です!そのついでにフラグ立てて見ました!

…まぁ、実は夢色氏が執筆した際に、幸薄の間って名前からして明らかに何かありそうだよねー。って書いてたので実際に何か起こしてみようかな、と思ったが故のこのフラグ立てです。

その前に誰かが書いてしまいそうですが…。


さて、気が付けば夏の暑さも段々無くなって来ました。これから寒さで唸る時期が来るんでしょうね…風邪を引かぬ様に気をつけたいと思います。



ではでは皆様ご機嫌よろしゅう…。







p.s.私以外の外伝も読んで頂ければ幸いです。

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