異世界と神様と職業と 1
今からぼきゅが語るのは異世界アインラッドとダンジョンマスターの歴史っきゅ
まずは職業について説明するきゅよ
職業というのは初めてステータスを開いたときに授かるものきゅ
職業といっても最初から剣士や魔法使いっていう君たちが想像する所謂ジョブ的なものではなきゅて 村人や貴族 奴隷っていうその人の生まれを表す社会的立ち位置が表示されるきゅ
ジョブと君たちが言うものは10才の時に神殿で行われる洗礼の儀によって授かるっきゅ 洗錬の儀は半成人の儀式でこれを終える事によって
法律の幾つかでは大人として扱われたり
ギルド登録ならびに就職ができるようになるんきゅよ
「うん?ちょっと待ってくれ!」
「なんっきゅか?」
「何で初めてステータスオープンした時にジョブを授からず10才でわざわざ神殿で授かる必要があるんだ?」
「それをこれから説明するっきゅの!!」
(いや そんな声 張り上げなくても……)
じゃあ続きっきゅね
通常ステータスオープンは5才の頃にするものきゅ
ステータスオープンというのは本人の意思をもってステータスオープンと言うことではじめて発動するものきゅ 本人の意思といっても奴隷にたいする命令や洗脳など本人の思考を縛って行うと発動しないっきゅ これはいかなる場合にも適応されるっきゅ
何故ならステータスオープンとは本人の自由意思と言葉にのせられる魔素を関知してはじめて引き起こされる現象だからっきゅ
ではどうして5才なのかというのは諸説あっるきゅがぼきゅが思うに明確な意思を持った言葉を5才ごろから操るからっきゅ 本能に任せた言葉でなく理性を持った言葉を操るようになって初めてこの現象を起こせると前提条件から考えられているっきゅ そしてステータスを開示できて初めて国民として正式に戸籍登録されるようになるっきゅから 多くの大人は子供にステータスオープンについて教えこれを急がせるんきゅよ
「つまり職業がはじめからある俺は選ばれた人間ってことだな」
それは違うっきゅ
昇がジョブを持っているのにはちゃんと理由があるっきゅ
その理由がダンジョンマスターという職業に深く関わって来ることっきゅ