補佐官
文字をタッチすると文字がぼやけていき白い光が強くなっていく 丸く膨張し実体を持って二十と数センチ程の大きさになりその玉に触れようと手をのばすと光が弾けた
現れたのは
…れはぼきゅのキャロットジュースっきゅ!!!
お怒りの謎生命体
真っ白ボデイに大きな垂れたウサギ耳 真ん丸の目 そして全身をおおう短い毛 そうまるでうさぎである 字面だけでみれば
そうここまでなら謎生命体でもなんでもなくただのうさぎに間違いはないただ
丸いのだ 身体がではなくフォルムがである
そうフォルムが
体はなく(いやあるにはあるのだろうが)俺からしたら体がなく顔と頭だけのその姿は何て言えばいいのだろうかスライム?って感じでは無さそうだし…… あっあれだクッションそうクッションだ
アミューズメントパークとかに売っている頭だけだからこそメチャクチャ可愛いあれだ
あれ?ここは
キョロキョロしてる可愛い 目があった
大きな耳で目を隠しよそを向き小声で
『キャロットジュースにがっつく はしたないやつだと思われたっきゅ』
と謎の恥ずかしかり方をしていた
そして気を取り直したのかこっちを向き
「君が新しいダンジョンマスター候補っきゅね
ダンジョンマスター担当職業補佐官ビショップ・ナルーガーっきゅ」
いきなりはなしかけられ しかもよくわからんことを言われた俺(人見知り激しい)がとっさに返した言葉は
「キャロットジュース飲みます?」
その言葉に
ビショップ・ナ…
ナビは
思いだし恥ずかしくなったのかこちらに背を向け赤くなってプルプル震えだした
1分程可愛かったので眺めていたが
流石にかわいそうなので俺は必死に頭を回転させ気になった事を聞いてみた
「どうしてステータス画面から現れた?」
「補佐官って何だ?」
「ダンジョンマスター候補ってどういうことだ?」
「んきゅっ」
ナビは鳴いて?振り向いき
「そうぉっきゅね」
と思案するように呟き
「その説明をする前にもう一度ステータスを見てほしいきゅ」
と続けて言った
「ステータスオープン」
綺堂昇20才Lv1
170cm60Kg
ダンジョンマスター(仮)
「うぇっ!」
変な声が出たがそれも仕方ない
仮になってるなんて思わない
「何で?さっきは仮はなかった」
「(仮)というのは君がまだ正式にダンジョンマスターになっていないからっきゅ」
なるほどだから候補な訳か
「じゃあどうやったら正式なダンジョンマスターになれるんだ?」
「それを教える前にまずは補佐官について説明するっきゅ」
「補佐官というのは特別な状況下にあるもの達を正しく導く者のことっきゅ
ダンジョンマスターになる者は全てこれに該当するため自動的に補佐官がつくことになっているからっきゅ」
「特別な状況下って?」
「禁則事項に引っ掛かるため言えないっきゅ」
「じゃあ どうしてダンジョンマスターが?」
「それはダンジョンマスターの歴史的背景が関係しているっきゅ」




