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学生達の野外活動14(背水の陣)

フローネと拠点に向かって移動していると、痛すぎて歩けないと言い出したため、お姫様抱っこをして拠点に向かう。

戻ったらすぐにユリルか回復魔法が使える学生にフローネを治療してもらおう・・・。

いや、それはだめだ!そんなことをしたら大変なことになる。「聖女の処女を美味しくいただきました。」と宣言するようなものである。

しばらくは痛いまま我慢してもらおう。

拠点に戻ると、俺に気づいたレッズが近寄って来る。

「大将!昨日の夜から突然消えて心配しましたぜ!それに片方の顔の頬が真っ赤で少し血が出てらっしゃる・・・戦闘でもありやしたか?」

キリッとした顔で俺は返答する。

「昨日はフローネと共に魔物討伐の修行をしていたんだ。途中、強い魔物が出て、油断したところ殴られて顔にダメージを負ってしまった。だがこれはかすり傷だ、なんてことはない、すぐに治るさ。そして心配をかけてすまなかったな」と俺は

ハッタリをかまし、釈然としない態度を取るレッズに何事もなかったように振舞う。

「そんなことがあったんですね。それにしては随分とご気分が宜しいようで?」

俺との話を聞いてたユリルから凍りつくような声で指摘を受ける。


「それでも俺はやってない!冤罪だー!」

「「???」」

俺は冤罪を主張してその場から逃げた。そして1時間後ついにアンデッドの軍勢に見つかり、撤退を再開することになった。

撤退中ではあるが、女性陣が俺をまるでゴミ以下の汚物を見るような目で見てくる。視線が痛すぎる・・・どうやら外堀は埋められたようだ。

でも俺は何も知らない。そう何もしてないし、何も知らない。

この世界にはDNA検査はないことをミランに確認した後、それでも俺はやってないんだ。と

そう自分に言い聞かせ、アンデッドを殲滅しながら移動をする。


しばらく移動していると断崖絶壁となっており行き止まりとなった。

全員に指示を出す

「迂回して、先に進むぞ!」

俺が指示した刹那、Bランクのデユラハンロード2体とデユラハンパラディン2体が突撃してくる。その背後には、Cランクの首無しデユラハンが50体、バロン・スケルトンセイントが50体ほどいた。

そしてさらにその後方にはデュラハンキング、リッチキング、デユラハンクイーン率いる敵の本陣がある様子。

どうやら、俺たちは相手の戦略により、ここに移動させられてたらしい。

そして、俺たちはこの場からはもう逃げられない、撤退不可能の背水陣。


相手はここで勝負を決めにきたようだ。


敵はイフリートを警戒して密集隊形ではなかったが、ユリルとレッズの意表をつく攻撃で上手く敵を弾き飛ばしたことで敵全員がイフリートの攻撃エリア内に集まった。

勿論、この幸運を逃す俺ではない。



「イフリート召喚!!俺の前から消え失せろ!」



「GGGRRRRUUOOOOOOO

               Hellfire Flame!!(地獄の業火)」



目に見えるすべての場所が青い炎につつまれる




しかしこちらに突撃してくる騎馬隊のうち、一体のデュラハンロードを仕留め損ねてしまった。

そして狙いは学生?!

常に俺、ユリルを第一目標に狙ってきていたが、現況では殺せないと悟り、その次に厄介な魔導ハイエルフの学生に向け突撃している。


「ヤバイ!!間に合わない!!誰か援護を!!」


急いで援護に入るレッズが相手に致命傷を負わせるも、その突撃の勢いは止まらず

ランスを持ったデュラハンロードに魔導ハイエルフの学生の身体は貫かれる・・・。

心臓を貫かれ即死・・・・!!


デュラハンロードは直後、ユリルににとどめを刺されて消滅する。


「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」


「うああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


この戦場にフローネと、ミランの絶叫が響き渡る。


学生が殺され放心していた俺は、この絶叫で我に返る。


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