表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/80

町最強の冒険者組合支店長

冒険者組合から出た後、サンマリノではやや高級なホテルに、それぞれ個室で3室分の金を払い、チェックインし自由行動とした。レッズ、ユリル共に100G(10万円)を、おこずかいとして渡しており、この町を堪能してくるだろう。レッズにいたっては、間違いなく風俗街に行くだろうが・・・・。

そういう俺も途中でばっちりメイクしたメグが入ってきて、数日間の性欲を発散させまくっていたため人のことは言えないけどねー。

  ☆

そして次の朝を迎える。冒険者組合の隣にある、闘技場でテストが行われる。既に観客が100人近くおり、一種のお祭りのようだ。

参加者は俺を含めて3名。

1人目は15歳くらいのエルフの少年。見た目は15歳であるが、年齢は150歳くらいであろう・・・。普段は町の自警団で勤務しているとのことだ。

2人目は18歳くらいの大学生である。この町唯一の大学「サンマリノ大学」の学生だ。彼は人間であり見た目通りの年齢で何故かほっとする。

テストに挑戦予定の二人だが、強さ的にはEランク級であり、受かる見込みは低いだろう。

しばらくして、スキンヘッドで強面のオッサン、冒険者組合支店長が登場し、テスト内容を説明する。

「今日のテストに参加してくれてどうもありがとう。今回のテスト内容は私と勝負し力をみせることだ。もちろん勝てば問答無用で合格、負けても相応の力を示せば合格にする。それでは始めるぞ!」支店長が右手を挙げた瞬間、ゴングが鳴り響き戦闘が始まる。

俺以外の二人が、支店長に向かい特攻する。二人がかりで攻めるもすべてヒットせずダメージを与えることができない。支店長はしばらく相手の攻撃を吟味するように受けた後、反撃し二人を一瞬で気絶させる。そして俺の方を向いて笑顔で話しかける。

「君は来ないのかい?ヴァンパイア君。本気でこられたら私が死んじゃうから、力を抑えてかかってきてね」

さすがは冒険者組合の支店長だ。俺の実力を既に理解している。

支店長の実力はランクC程度であり、かなり強い方であるが、ヴァンパイア真祖の前では瞬殺されるレベルであろう。

俺は支店長に高速で近づき、妖刀村雨にて支店長が装備している槍をはじきとばし、首に刀を押し付け、話しかける。

「これで大丈夫ですかね?」

しばらく沈黙が続いた後、闘技場から大きな歓声が響き渡る、この町で最強であった支店長を瞬殺したのだ、観客が驚かないわけがない。

「おめでとう、君は合格だ。今日からDランクの冒険者として活動していくといい。後で話しがあるから冒険者組合の支店長室まできてくれ」

そしてテストが終了し、スタンディングオーベーションで拍手喝采に会いながら、闘技場から退場する。

 ☆

しばらくして、俺とユリルとメグで支店長室に向かうと、そこにはさきほどの戦闘服ではなく学者姿の支店長がいた。

「あぁ、ようこそ!待っていたよ。ひとまず、Dランク冒険者おめでとう。こんなにあっさり負けたのは40年ぶりだよ!」

レッズが、俺の横から支店長の言葉に頷きながら発言する。

「大将の実力はあんなもんじゃないぞ。圧倒的な身体能力値だけでなく、スキルも最強なのさ」

メグも頷きながら意見を言う。

「支店長、負けてもまったく気にする必要ないわよ。こいつが異常なだけだから・・・・・・いい意味でね」

俺がメグを睨むと、最後にボソッと「いい意味でね」と付け加える。

悪口言った後、なんでも「いい意味でね」といったらプラスの表現に代わると思うなよ?と

思いつつ、話をすすめる。

「支店長、俺をここに呼んだのは多分、別件でしょう?時間もないので手短にお願いいたします」

支店長がニヤっと笑い俺の質問に答える。

「さすが、察しがいいな。私は冒険者組合の支店長だけでなく、サンマリノ大学の学長も兼務していてだな・・・、君には大学の教官になって欲しいんだ。人手不足でね、実力ある者の採用が難航しているのだよ。もちろん報酬は他の教官の3倍+のインセンティブを支払う予定だ。具体的には年間40,000G(4千万)以上を保証する。どうかね?」


他の教官の3倍というのが気になるな・・・、俺の価値なのか、それとも他の教官より3倍大変な仕事をしないといけないのか。

「仕事内容はどんな感じですか?」

「仕事内容は簡単だ。1クラス20人の担任になり、学生の強さを鍛えてくれればいいだけだ。」

うーん、どうしようか。報酬はまずまずだが・・・ここは参謀に相談しよう。

「ユリル!どう思う?」

「はい。これは受けた方がいいものと考えます。学生を使ってご主人様がやろうとしておられる商売もできますし、様々な冒険者の依頼を学生にやらせることにより、冒険者のランクも上がります。学生も鍛えられますし、損はないものと思料します」

冒険者のランクを上げるには強さだけでなく、依頼の数もこなさなければならない。確かに授業と称して様々な依頼をやらせることでランクの上昇が見込めるだろう。さすが・・・我が参謀、その通りだ。俺の中で結論もでたところで支店長に回答する。

「支店長、この仕事引き受けます。教官経験はないですが、学生を鍛えることには自信があります、よろしくお願いします。」

支店長はニンマリして大声で話始める。

「そうか!そうか!助かったぞ!!早速、来週から勤務頼むぞ!」

来週かよ!どんだけ人手不足なんだよ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ