本当は凄いんです。
こんばんわ。
「あの?窓の外に何かがへばり付いていますが……アレはなんでしょう?」
隠密と機動性を重視した小型戦艦の小さな小窓から何か覗いていた。アイリはビク付きながらも意見を求めた。
何故、一番先にアイリが見つけたのか?それはユウナとマナミは、外部からの通信データを読み取っている。いくら軍事国家といえ、基本とされるマニュアルが普通ある。
では、何故いきなりビーム砲を打って来たのか?それは、ワープ着地の時点でユウナはフォレスト星へ少しでも近付きたかった。
ワープ終了と共に、危険宇宙域に船が入っていたから。もし、それが戦闘艦なら尚更の事!
ユウナの計算通り、どさくさに紛れて小型戦艦を脱出し女子三人で現在フォレスト星へ向かう事が可能のなった。
だけど
「おわわわわっ!?どどドミノがぁ俺達の渾身のドミノが!」
ここで注目![渾身の]とあるが、今さっきサラの魔法でリセットしませんでしたっけ?というのは無しに頂きたい。
「仕方無い!サラは引き続き遊撃戦闘艦を守れ!そして、骨の提供者であるドンのノア・デスがスタートを切るのだ。」
「ですが、このスタートはマスターがしないと」
「いや……俺にもしもの時が有ってからは遅すぎるのだ。だから、お前が行っとけ」
誰かが見れば『今ここでする事!?』ってヤツだが止めるヤツさ存在しない……と思っていたら、突然小型戦闘艦が特攻してきたのだ。
いつぞやの俺みたく
……話は戻る
緊急事態と思い、二人して小窓の外に目を向ける。
「ま!リオンちゃん……心配で来たの?」
『ピピーピイピイ』と嬉しがるリオン。デカく見た目恐ろしいのに、鳴き声が『ピ』から始まった時点でアイリ本人も少し心和やかになった。
ある意味リオンのお陰で冷静になれることが出来る。そして、囮となっているモノのお陰でユウナ達小型戦闘艦は大気圏へ突入する。
「ユウナさん……これで安心出来ますね。ある程度の警備はありますが、私が、いつここに来るのは誰も知らない事。
ですから、地上ではさほど戦闘は無いと思います。ありがとうございます。」
「まだ王位継承権の間まで距離があります。……油断しないで!」
「そうよね。……ありがとうユウナさん」
……
「ピイピ、ピピピィーピイイピイピーピー」
「ユウナの笑顔が見れて良かったなリオン」
ヨシヨシと頭を撫でると『ピィユゥー』とエヘヘという感じになり可愛い。その一場面のみ、お花畑でアハハハハと遊んでいるみたいだ。
だけど違う!頭上にはビーム砲が飛び交う。その、いくつ命があっても足りないとはこの事といえる。
「よし!アイリ様が大気圏に入ったぞ!」
艦内は非常に盛り上がっていたのだが、ピンチなのは確かなようで『大変です!……大変です!』とひっきりなしで大変コールが鳴りっぱなしだ。
「大変です!」
「大変なのは分かったって。」
「真面目に聞けぇ!……」
「何だよ?ビーム砲だろ?避けちまえよ」
「違っ!……スターブレイク砲接近……接触します。」
ブ!ブゥン……と全ての運動が停止してしまった。
「スターブレイク砲接触!遊撃戦闘艦沈黙しました。」
「よし!全艦隊に伝令!!小型船を手動で出す暇も無い位に集中砲火だ!」
「集中砲火まで二十秒!……艦長良かったのですか?相手側のイヤ、アイリ様を取り逃がして。」
「私はアイリ様を気に入ってる。私はアイリ様を殺したくない!
……だったら、地上にいる奴らに任した方が良いだろ。」
「なるほど。地上の方が敵が有象無象にいますからねぇ。本当、全宇宙指名手配の海賊ピラリャナと手を組んだ我等は本当にド悪党ですね。」
「バカ!……生き残っていれば、ゆくゆくは正義となるんだよ。」
そして、全戦艦・全砲門が遊撃戦闘艦へロックされ放たれた。……弾かれた。
ビーム砲があり得ない方向へ弾かれる。それはまるで、ツルッと滑るかのように流れて行くのを見て『どうぉなってる!?』とパニックに陥る。
「モニター写し出せ!!」
「ん?……なんだコレ?トカゲ??赤いトカゲが火の玉になって向かって来ます!」
「ヒートネットを展開させろ!」
ヒートネットとは、種類はコールドと普通賀存在する。
宇宙空間に一定の大きさを打ち出し固定する。それは、灼熱の網を打ち出し向かって来た戦艦を小爆発にさせるのが目的。戦艦は、急に進路変更が出来ないので捕まる及び小爆発になり動かなくなる。
「展開!…………突っ込んで来ます。すいません艦長!少しトイレに」
一人がトイレと言い出すと、俺も!私も!となっていく。なかには『バアちゃんの靴のサイズ……何センチか聞いてきます』そう言い立ち去る者も。
明日もよろしくです。




