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マジックそるじゃあ  作者: ふ~ん
26/42

飛ばされた

こんばんわ。

……

 今俺達は、来た道を戻る最中で宇宙警察がやっている関所兼休憩エリアに来ている。

 この関所の役目は、関所に登録することで宇宙警察の行動範囲内を航行することで、もし!宇宙海賊に襲われたとしても直ぐに助けに来てくれるしパトロール・巡回もしているので比較的安全ということになる。


 行きはアーガスト星への航路、帰りは宇宙警察専門学校への航路である。


 関所は色々な宇宙の人達がいる。中には宇宙海賊もいたりする。

 [宇宙海賊]とは、原則に現行犯逮捕のみである。指名手配されている海賊は顔がバレているので、そもそも関所には入らないのが普通である。


「イチ?何食べる?」


「ユウナの船の中にあった簡易食でいいよ。財布もって無いし。」


「いいの。おごってあげるから」


 え?そうなの??という感じで……


「じゃあ、私はカツ丼とカツカレーセット……ソウ君は何する?」


「私もナナちゃんと同じモノで!」


「拙者は抹茶カツカレーの麦トロ掛けにするでござるよ!」


「ピピー。」


「俺はリオンと一緒のを」


「私もマスターと同じモノを」


「私は、宇宙警察DX丼と宇宙警察スーパー御膳盛りをください。」


 『イヤイヤ、私はイチのみにおごるのであって』と言うと、何を言ったのか分かったみたいでリオンが落ち込む声を上げると

 『リオンちゃんとサラは、イチの……モノ?だからリオンちゃん達は注文してもいいわよ』と言うのだが


「えー、ユウナちゃんもっと親孝行してよぉ!私達初めての新婚旅行なんだよ?」


「そうでござる!拙者も闇で生きて来たでござるよ、こんな関所に来たのは初めてでこざるよ!

 思い出が欲しいでござる!!」


 みんなの熱意、もとい駄々っ子は注目度No.ワンとなった為『分かったわよぉ』と折れるしかなかった。

 因みにイチが注文したのは、オムカレー大盛りである。正確には、リオンが絵を見て先に注文したのだが。


 皆でカレーを食べていると


「ねぇ、ソレはめないの?」


「コレ、全然サイズ違うじゃんか。」


「大丈夫。自動でサイズ調整するから!」


 [コレ・ソレ]とは、ソッコービンで配達されたのは婚約指輪と婚約首輪である。


 進められ、先に婚約首輪をはめることに。理由は至って簡単!ユウナに『私よりかは劣るけど、アーガスト製の生体強化になる』と言われ


 スキマを後ろにして首へ……。


 すると最初は、窮屈なネクタイをしているような感じになったのだが、皮膚と同化してペイントされて行く。


 で


「えっ!?今なんて??」


「だから、アーガスト星は女が男より偉いの。

 もし浮気したら妻である私が、とあるボタンを押すと首輪が爆発するから……


 でも、私しないから!安心してね。」


 『マジか!?』と考えていると


「まさか浮気するつもりでいたの?」


「そういうつもりじゃ無いけど……酷くない?」


 それから、ユウナからアーガスト製品の品質及び重要度をくどくどと説明される。あまりのくどくどさに、リオンから『ピー!』と忠告され我にかえったくらいだ。


「言い過ぎました……ごめんなさい。」


 イチは恥ずかしそうに


「えーと、……指輪は何処でも良いのか?」


「どうしたの!?急に」


「もう関所を出て学校に戻った時点で卒業だろ?……だから、卒業前にお前と繋がってないと離れるかもしれないし。


 お前、頭良いし。他の男からも色々あるだろうし。」


(つ!繋がるるる??

 いや、冷静に考えて指輪で繋がるんだね。……………………でも、結局は繋がるんだよね。)


「……」


 今のユウナは『クハァー!たまんねぇなぁ!』とオヤジが仕事終わりの冷えたビールをグビッ!と飲んだかの様な顔をしている。

 そんな顔を見ると言葉が出なかったのは当たり前である。


 彼氏(イチ)の『えー』と引くような顔は、少し時間を空いてから見ることで冷静なユウナに戻ることが出来たようだ。


「ねぇ?イチ様、私のカボレロ星の婚約はユウナ様と同じく指輪と足輪ですの。」


「足輪……」


「察しの通り、足輪とは昔で言う足枷というモノから来ています。

 喜んでください!蹴りの攻撃力が増大しますから。……でも、アーガスト製品には負けますが。」


「コレも爆発したり?」


「爆発はしません。……ただ、足が一時間毎に少しずつナイフが刺さって行きます。

 そして、最終的には出血死はしませんが、どうあがいても最先端の医療を用いても足は一生治療できません。」


(酷!)


 マナミは『あっそれ!』と女の子が夏祭りの夜店で輪投げ投げるかのような雰囲気でイチの右足に足輪を『ガギン!』と付けよった。


「お姉さまの次は私です。安心してください、ソレは皮膚と一緒にはなりませんから。

 ちょっと、その足枷をアクセサリーと思って頂ければ思ったより楽に成りますよ。」


「コレ、重くない?」


「大丈夫です。脚力が自動で強化されますので。」


 なんやかんやあったけど


……

「卒業生代表ユウナ・アーガスト前へ」


 なんか色々付け足されたけど卒業した。

 そう!もう俺は宇宙警察の一員なんだ!


 そして


「イチさんが行く部署は成績を考慮して戦闘が無い[物品管理]です。

 第二十七部署となりますので、頑張ってください。」


 因みにイチは、ユウナとマナミと結婚したのだが大々的に公表していないしアーガストなのかカボレロなのかどちらか自分でも分からない。


 ということで


「Oh!ここが我ら部長さんが働く場所でござるな!?」


「WAON!広いでごさるなぁ」


「この広い基地を一人で切り盛りするなんて大した御仁でごさるなぁ。」


 聞いて分かったと思うが、ユウナとマナミそしてソフィーとナナはここには居ない。

 ユウナとマナミは、成績が当然の如くトップクラスで即どっかのデカイ船の乗組員になったみたいだ……って少し前にメッセージが来た。


 今じゃあ、風のクロと一緒に物品管理星に、ただの二人居るだけである。


(なにが!掃除の部長さんは整理整頓も上手なんでしょ?だよっ!……あの理事長!!)

「あー……暇だなぁ。」


「主殿!!メッセージが来ました。」


「おう!えーと何々?

 電気ナイフ百本と押収された海賊船二艦を、三日以内に用意すること。本部が取りに来るので、出入口に置いておくこと。……か。」

明日もよろしく

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