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マジックそるじゃあ  作者: ふ~ん
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未知の力に目覚める……かも

こんばんわ

「嵐の中を濡れて飛んでぶっ飛ばしの系ってなんですか?」


「分からないか!?」


(分かると思っとんのか?)


「ま、おいおい分かってくるさ。

 それよりもだ!ここをどうやって脱出するかだなっ!?」


 このタケシは、俺をイチと思い出していない。しかも、コイツもなぜか牢屋に入っていた。

 本当に『嵐の中を濡れて飛んでぶっ飛ばしの系を自ら【それよりも】で片付けた』奴は、本当にヒーローなのか?


 ……まあ、声を掛けられた時は心細かったのだがコイツこ声を聞いているだけで『俺が頑張らないと!』と常々思ってしまう。

 今もそうだ!


(というか、コイツより早くココから脱出したい!コイツに借りを作るのはイヤダ!

 ……と言っても向こうにリオンが人質になってるからなぁ。)

「あ!」


「なんだ少年?良い案を思い付いたか!?」


 リオンの事を思い出していたら、ようやく気付いた。そうだった、そういやぁサラも居たんだった。サラは、幼女になったリオンに負けじと現在イチのピアスへと変化している。

 さっそく、心のやり取りを開始する。


「サラ!リオンの今の状態を知りたい!」


「やっと声を掛けたと思ったらリオンの心配ですか……まあ、私達召喚獣を心配してくれているのさ常にありがたいものですが。」

(それにしても気付くの遅すぎます!この目の前の男が御主人様を迷わせるのでしょうか!?)


 サラは、上位のドラゴンである。同じ種類では無いものの、ドラゴン種であり上位の者なのでシルバリオンの居どころを探すのは容易なものだった。


「御主人様、見つけました。」


「で!?どうなってる!??」


「えーと、えー……服を着て脱いで着て脱いで。

 実の子供に沢山の衣類を与えていますね……ユウナ様が。」


 目に浮かぶ光景。次第に『おんどりゃ!おまっ!御主人様が牢屋に捕まってるのに何を遊んでおるんじゃー!?!?』という感じになり


「サラは出て、牢屋を突破してユウナとリオンの元へ先に行ってくれ!

 後で俺もそっちで合流する。」


「ですが、この男に私の存在が知らせることになりますよ?良いのでしょうか」


 『それには、少し考えがある!』そう言うと、こっそり本人に渡すつもりが渡せなくなっていたユウナのスポーツブラを取り出して


「さあ変身だ!!」


 ガバッとタケシの顔にスポーツブラを被せた次の瞬間!


「オオオオオオ!!このみなぎるパワー!

 これはまさか!?……アーガスト製品のスーパーパワード・ダブルフェイスマスクか!」


(いえ。ただの、灰色のスポーツブラです。)

「今だ!サラ行くのだっ!」


「このダブルの山に目を当てることで、前は見えないものの察知が出来るようになってあるのか!?

 ……ん!?私を呼ぶ者がいるだと?


 こうしちゃあ、おれん!!」


 そういうと『シュバッ!』と牢屋を駆け足でぶち壊す!

 依然として、タケシは『俺に語り掛けてくるぅ!』とフオォォと叫びながら猛ダッシュで走っていた。


 イチはというと、タケシの向かう方向とイチの向かう方向が偶然にも同じなので後を付いていくことになる。

 やはり牢屋を出ると警報がなり門番や兵士など駆け寄って来るのだが、タケシの変態パワーに怖じけ付いて一瞬怯んだ隙にブッ飛ばされる。


(?……あれ?どっかで聞いた感じがする。)


 イチがデジャビューっぽい雰囲気を感じているとタケシがピクッん!と反応して


「やはり気付いたかっ!そう!!

 私が過去に言った【嵐の中を濡れて飛んでぶっ飛ばしの系】だろ。」


 それから、タケシは調子にノッて語り出す


「混沌のスポブラ覆面に被りし者、嵐のように降りかかってくる敵を幾億も飛ばす。

 俺の昔住んでいた古文書にはそう書いてあった。」


「うそをつけ。」


「何を言う!ちゃんと動き回っているから汗もかいて濡れているし、嵐のように(俺は)飛ばしているし(敵も)ぶっ飛ばしているだろ?」


 これは口が裂けても言えないが、マジでタケシのお陰で結構すすんだと思う。現に、タケシは『この辺りからパワーの源が!』と叫んでいる。


 そんな事は置いといて、サラの位置を真剣に捜索していると


「ぷはー。このスポブラたまんねぇぇ。君もコッチへおいでよ。新しい未知(道)が見えるかも知れないぜ!?」


 顔はスポブラで見えないが爽やかMAXである。


 イチは『誰がやるか!……いっぺん死んでこい。』と言った次の瞬間!!物凄い事が起きた。


「こぉんのぉ!変態野郎!!!……死ね!死ね!死ね!死ね!死ねぇぇ!!」


 まず、最初の[変態野郎]でどっからともなくユウナの飛び蹴りが来たんだ。そして、混沌はいいろのスポブラは半分に割れた。

 そして、[死ね四連]はイチの見える限りでは恐らく四発だと思う。


 攻撃方法は、飛び蹴りをしてぶっ飛びかけたが半分になったスポブラの胸の二つが、タケシの目から離れようとするのを手で抑え『おっとセーフ』と聞こえた。

 タケシの言葉におとこを感じ取ったが『あっぶ!俺も変態になりかけたぜ』と止まるのも無理はない!怒濤の四発が!


 まず、スポブラを両手で抑えているところに、下からえぐる様にレバー打ち!

 九の字になるタケシにユウナは、クルンと一回転し左手で裏拳をタケシの首にアタック。


 『ポエ』と両手がぶっ飛ぶと、裏拳の回転を利用して右手で再びレバー打ち!九の字になったところをジャンプ左ヒザを顔面に!


 最後に[死ねぇぇ]で、左ヒザの位置はそのままで右足のカカトを左ヒザに挟むように打つ!

 それは、左ヒザに顔面が!右足カカトが後頭部に直撃!……という事になった。


「ユウナ。落ち着け……実は言うと、その人のお陰で牢屋から出て来たんだ。

 な!?落ち着けって。」

明日もよろしく

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