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星使いの勇者  作者: 星宮 燦
第一章 ようこそ、異世界へ
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1ー13 その後の姉妹

詐欺です。

今回他者視点を挟んで、次話が『やり直し』です。

<勇者・綾井純恋視点>



 初めまして、私は綾井純恋。

 召喚された勇者の1人です。


 先程、城からワープして、気付けば森の中にいました。

 あれは…梶原君のスキルでしょうか?

 もしかしたらその名の通り進化したのかもしれませんね。


 運良く城から脱出できた私たちですが、今私は槍とポケットに入れていた2枚の硬貨しかありません。

 運良くマジックバックという皮袋は腰につけていたので持ってますが、硬貨は別の場所に保管していたので貧乏です。

 私のマジックバックにあったアイテムは身体強化の魔法がかかった腕輪と魔力回復(中)の魔法のこもった簡素な指輪です。


 ちなみにスキルは『浄化』という非戦闘職なので戦闘では役に立ちません。

 腕輪のおかげで最低限の力はありますが、強くはありません。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『浄化』


 あらゆる状態異常を無効化する(例外あり)

 ほぼ全ての呪いの解呪ができる

 回復(中)

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ちなみの妹の遥香は魔力探知なので姉妹揃ってポンコツです。

 正直、あのまま梶原君と一緒にワープしたかったです。


 今、私たちがいるのは王都から三キロほどのところにある森の中です。

 遥香の気配探知によると、近くに強い魔物はいないそうです。

 少し安心ですね。

 私は槍がそこまで上手くないので槍があっても殆ど役に立ちません。



 閑話休題



 これからの生活を考えると、やはりお金とレベルは必要でしょう。


 異世界召喚系の本を読んだことはありませんが、職業といえば冒険者や治療院でしょうか?冒険者のヒーラーというのもありですが、それならばやはり、よく知っているクラスメイトと一緒がいいですね。


 浄化は回復よりも状態異常の回復がメインの能力なので治療院でどのくらい役に立つのか分かりません。


 それに遥香のスキルは戦闘の補助に使えるものなので私が治療院に行くとバラバラに生活しなければならない可能性が出てきます。



 本当にどうしましょう?

 妹に聞いても私のことを褒めるばかりですし、私がお願いしたらなんでも言う通りにしてくれるでしょう。



 でもそれではダメなのです。

 私は遥香の意見を聞きたいんです。



 私がこれからのことを考えていると、探索に行っていた妹が帰ってきました。


「姉さん!さっきむこうの方でスキル使ったら、3体ゴブリンっぽいのがいて、地下に勇者っぽい気配があったよ!」


 大変な事があったのに今も彼女は元気です。

 なんだか姉の私の方が妹に頼ってしまっています。

 なんだか情けないです。




 近くのゴブリンを2人で倒した後、少し開けたところを見つけてそこで交代で見張をしながら眠りました。

 深い眠りにつくことは出来ませんでしたが、少しだけ気持ちに整理がつきました。



 今日は洞窟の入り口を探します。

 早く誰かと合流して、安心したいです。









 彼女らが洞窟にいた優人と再会するのは10日後の話である。

次話がエピローグで、その次から第二章です。


これからも星使いの進化の勇者〜世界最強は平和を望む〜をよろしくお願いします!!

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