表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/968

第61話

焼き鳥屋「鳥太郎」から出た木嶋、富高さん、小室さん、大森さんは、最寄り駅に向かって歩いていた。

木嶋は、

「大森さん、どうするのかな?」大森さんに聞いていた。

「二次会あるの?」少し困惑した顔を出していた。どうやら、翌日に予定があるらしく、駅前にあるバスロータリーに向かい、バスで帰ろうとしていた。

木嶋は、

「どこに帰るのかな?」大森さんに尋ねていた。

大森さんは、

「どこに帰ろうがいいじゃないか?」赤い顔をしながら、木嶋に言葉を返していた。

小室さんは、酔っ払い気味に

「大森、もちろん茅ヶ崎に帰るんだよな!」大森さんに問い掛けていた。

大森さんは、

「当たり前じゃないですか!」小室さんに話したのだ。

木嶋は、

「小室さん、違いますよ。茅ヶ崎に帰りません!今、湘南市に住んでいると言っていますよ。」小室さんに伝えたのだ。

「湘南市?木嶋、そんな新しいとこ出来たのか?」小室さんは、木嶋に聞いていた。

「大森さんと昼休みに話しますが、いつも、そう言われていますよ。湘南市に住んでいるってね!」木嶋は、小室さんと富高さんに話したのだ。

富高さんも、

「自分も、初めて知ったよ!そんな新しい町が出来たなんてね!驚きだよね。」

木嶋と2人で、

「ハハハ」と笑っていたのだ。

大森さんは、

「木嶋君、ひどいことを言うよね。」木嶋に反論をしたのだ。

木嶋は、

「何がひどいのですか?いつも大森さんは話しているではないですか?湘南市だって…」

小室さんも、

「ハハハ」と笑っていたのだ。

街は、忘年会シーズンと言うこともあり、ホロ酔い気味の年配方

「俺は、一旗ひとはた挙げるぞ。やってやるぞ。」絶叫している若者

手を繋ぎ、肩を寄せ合って、街をカップルたちが歩いていた。

木嶋は、

「大森さん、また来週。湘南市に気をつけてお帰り下さい。」頭を下げて大森さんと別れたのだった。

小室さん、富高さん、木嶋の3人は、地下のコンコースまでエスカレーターで降りて行ったのだ。

地下のコンコースに降りた3人は、

「これからどうしますか?」木嶋は、富高さんと小室さんに問い掛けていた。

富高さんは、

「小室さん、どうされますか?」小室さんに聞いていた。

小室さんは、

「富高は、どうすんだ。」富高さんに尋ねていた。

「木嶋君は、どうするの?」富高さんは、木嶋に問い掛けていた。

木嶋は、

「どうするかと言うと…。そうだね〜。はるかさんのいる横浜のクラブ『H』に行こうかなと考えているのですが…。」富高さんに話したのだ。

富高さんは、

「木嶋君も、はるかさんのことが好きなんだね!」木嶋に伝えながら苦笑いを浮かべていた。

富高さんの右横にいた小室さんは、

「よし、決まった。横浜に行くぞ!」木嶋と富高さんに話しながら、夜空に向かい、右手のこぶしを振り上げていた。

木嶋は、

「本当に行くのですか?」半信半疑の気持ちを抱きながら小室さんに聞いていた。

小室さんは、

「俺が行くと言ったら行くんだよ!」

富高さんは、

「木嶋君、こう小室さんが話しているのだから一緒に連れていこうよ!」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「OKです。」富高さんに言いながらコンコースを歩き始めた。

歩き始めてから、どのルートで行こうかと考えあぐねていた。悩んでいた。振り返ると富高さんと小室さんは、市営地下鉄のホームに向かっていた。

2人のあとを、追い掛けるように木嶋は、走っていた。

「お〜い。待って下さい。」息を切らしながら、市営地下鉄の改札前に来たのだった。

普段、木嶋は、相鉄線で通勤しているが、富高さんと飲みに行く時は、市営地下鉄にしたり、相鉄線にしたり、飲みに行く場所によって臨機応変に対応していた。

今回は、市営地下鉄を選択したみたいである。

小室さんも、通勤は、市営地下鉄を利用をしていたのであった。

木嶋は、財布を取り出し、横浜駅までの運賃表プライスボードを見上げ、キップ券売機でキップを購入したのだ。

小室さんの右手には、小さなビニール袋を持っていた。

木嶋は、

「小室さん、その中に何が入っているの?」小室さんに尋ねた。

小室さんは、

「うん。これか?ビールだよ。富高の分と木嶋のも入っているよ!」木嶋に伝えたのだ。

木嶋は、

「これから、横浜駅で降りるのに、まだ電車の中で飲むのですか?」小室さんに聞いたのだ。

小室さんは、

「着くまで時間があるだろ?富高に聞いたら飲むと言っていたから買ったよ!」木嶋に伝えたのだ。

木嶋の脳裏には、富士松さんとはるかのことが、ぎっていたのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ