表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/968

第20話

土曜日になり、布団から起きた木嶋は、外の天気が気になり空を見上げた。雲一つない快晴あった。

「はるかとデートするときは、雨や雪に遭ったことはないし…晴れる確率は高いなぁ〜。」木嶋は、心の奥底で話していた。

家の壁時計の時間を見た。時計の針は、午後12時を過ぎたばかりである。

「待ち合わせ時間を決めていなかったかな?メールで聞いてみよう。」木嶋は、側にあった携帯を片手に持ち、

はるかに、メールをしたのだ。

「おはようございます。はるかさん、待ち合わせ時間は、何時にしますか?」

はるかから

「木嶋さん、おはようございます。待ち合わせを決めていませんでしたよね。時間は、夕方になりますが、午後4時で、お願いします。場所は、カフェレストラン『F』でお待ち下さい。」メールが返って来たのだった。

木嶋は、

「了解しました。」はるかに、メールを返信したのだ。

木嶋が、家を出て最寄り駅に向かった。

「ズッ、ズッ、ズッ」スニーカーで歩く音が、アスファルトに響いている。

初めて迎えるホワイトデー。最寄り駅に着いた木嶋は、ふと、息を

「フー」と吐いたのだ。

「はるかは、何を見つけたんだろう。」ジギルとハイドが入り混じっている。

「短絡的に、考えるとブランド物になるのかなぁ〜誕生日のプレゼントは、『LOUIS VUITTON』だった。」木嶋は、さらに自問自答していながら、何故か、納得していた。

待ち合わせ時間前に、横浜駅に着き、カフェレストラン『F』に入って待っていた。

カフェレストラン『F』は、最近良く待ち合わせ場所に使っていた。

木嶋は、席に座り、アイスコーヒーとフライドポテトをオーダーして、はるかが来るのを待っていた。

アイスコーヒーを飲みながら、携帯の待ち受け画面で、iモードを操作しながら、待つこと10分ぐらいしてはるかが、店内に入って来た。

はるかは、木嶋の、反対側の席に座り、ホットロイヤルミルクティーをオーダーした。

木嶋は、はるかと会うのは、1週間ぶりであった。 ホットロイヤルミルクティーが、はるかの元に運ばれてきた。

木嶋は、

「お久しぶり。はるかさん、元気でしたか!」はるかに、尋ねた。

はるかは、

「少し、体調を崩していました。今は、体調万全ですから安心して下さい。」木嶋に、話したのだ。

木嶋は、

「正直、今日、はるかさんが来てくれるか不安でしたよ。来なかったらどうしようかなと思っていました。」はるかに、伝えたのだ。

はるかは、

「私も、木嶋さんが来てくれるか不安でした。バレンタインデーでチョコレートを渡したまではいいのですが、ホワイトデーでお返しを戴いたことは、一度もなかったのです。」木嶋に、話したのだ。

木嶋は、

「はるかさん、クラブ『H』では、人気あるし、X'masや誕生日などは、プレゼントを抱えて帰っていそうだと思うんだ。」はるかに、伝えたのだ。

はるかは、

「私は、人気なんかありませんよ。働いている時間が短いから他の人から比べたらまだまだですよ。」木嶋に、話したのだ。

木嶋は、

「そんなものですかね。」はるかに、話していた。

はるかは、

「そんなものですよ。」木嶋に、言葉を返したのだった。

木嶋が、

「ここを出て、ホワイトデーのプレゼントを見に行きましょう。」はるかに、声をかけた。

はるかは、

「そうですね。行きましょう。」木嶋が席を立ち、はるかが、あとから立ち上がりカフェレストラン『F』のドアを開けた。

木嶋は、

「どこに行くの?」はるかに、尋ねた。

はるかは、

「相鉄ジョイナスの方に、ブランド品が置いてショップがあるので、そこに行きたいです。」木嶋に、歩きながら話していた。

木嶋は、

「そこに行きましょう。」はるかのあとを、歩いて行ったのだ。

はるかが、先に、ブランド物が置いてあるショップに着いていた。

木嶋は、姉がいる。ブランド品の名前を聞いていたが、木嶋自身も多少なりとも見たり聞いたりはしていたが、

「カルチェ、レノマ、GUCCI、LOUIS VUITTON、COACH」

色んなブランドの名前を、はるかは、木嶋に、教えてくれたが、段々と、思考回路が混乱してきたのだった。

木嶋は、

「こんなに、色んなブランドの名前があるなんて知らなかった。」はるかに、話したのだ。

はるかは、

「木嶋さん、私が、教えますからね。」木嶋に、話していた。

木嶋は、

「これを機会に、はるかさん、教えて下さい。」はるかに、頭を下げたのだった。

はるかは、いやな顔をせずに

「いいですよ!」気さくにOKしてくれたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ