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只今、異世界潜伏中です。  作者: おのん
13/15

只今、監獄生活中です。9

「はい、次の方どうぞ」

「今日はこれをお願いします」

 子ども達の薬草を買取をしている。

「はい食事コイン3つと320マール。それとパンとスープ鍋あるから部屋番号のを持っていってね」

 嬉しそうにパンと鍋を二人で下げて部屋を出て行く。

 子ども達の部屋は15部屋あり、とても薬草採取のみでは食事に有りつけないので、ハウスで料理修行中のセナルトさん達に子ども達用の追加食事を作ってもらっている。

 本来ならもっと渡したいところだが、薬草の買取で使用している「交換量り」はここの換金所と連結されておる為、交換記録が残ってしまう。変な所がハイテクだった。

 疑われない様に薬草買取は規定通りに行う。が、それ以外のことはバレなきゃOK!

 表向きは薬草買取の『ユイルの薬草換金所』。裏では酒や食材、調味調などを卸す『ユイルの食品卸店』(お頭限定)。主な食材は箱庭で収穫した品だ。

 『ユイルの食品卸店』の交換量りは収容所用とは別【カタログ通販Ⅳ】の『魔道具』に有ったものを使用することにより収容所内の交換記録には残らない。

 そして代金はプレートのマールではなく魔水晶にした。

 外での商品購入には、プレートでの支払い方法しか出来ない上、マールはこの監獄でした使えない仮想通貨の様な通貨(もの)だ。お頭も最低限しか魔水晶を役人に渡したくないようで、新たな隠れシクテムにお頭も「ニンマリ」。

 納める魔水晶の量は固定されているが、総量は役人達に全て把握されている為、今回の様に足元を見られて国が食料の量を減らされたする。

 更に、食料調達の為に商人へ依頼する魔水晶の貨幣換金を勝手に高額な手数料に変更したりと、国や役人の都合で搾取され過ぎて、お頭も激おこ状態だった。

「入りの商人の荷のチェックはほぼ無いが、出の商人は荷のチェックは厳しくてな、魔水晶は必ず役人村で貨幣換金させられるから中で何しようが気にしちゃぁいねえ。マール換金より魔水晶換金の方が割高の手数料設定になってるから、商人達は手数料が魔水晶よりは低いマールでしか扱ってない。お陰で外の奴らは誰も気が付かれねぇよ」

 まずは、色街の酒代や食事代など全てを魔水晶払いをメインにした。

 勇者達や俺以外のアイテムBOXやマジックバッグには時間停止機能がついていない為、入荷される肉は全て干し肉となっている。たまにダンジョン内で収穫されるが、口に入ることは滅多に無い。

 元々、色街の食事は高値設定だ。干し肉以外の肉は喜ばれる。

 そしてなぜ『ユイルの食品卸店』がお頭限定かと言うと、ここの飲食系や色街は全ての元締めはお頭だからだ。


 今は11階層から13階層を徘徊中で、主に食の木探しをしている。

 植物系モンスターが多くいる所には食の木が多く自生しており魔法の訓練がてら捜索中。

 見つけたら、トール爺さん呼んできてレイズドベッドに挿し木してもらう。俺も苗木を一つ作って保存しておく。

 おかげで箱庭内の食の木はバラエティ豊に!

 皆んなは、さらに下層階に進んでいる。『合鍵』が使用出来るようになり、彼らが到着した階層で合鍵で開いてもらい移転水晶に登録すると言う裏技炸裂!立っている者は親でも使え!


 どうやら、食の木の周りはトレント達がボディーガードの様に取り囲んでいることに気づいた。

 なので、トレントを探して飛び回っている。

 【凍結魔法】を使用すると、簡単に討伐できた。火炎系でも問題ないが、ドロップアイテムは魔石しかしない。

 対して【凍結魔法】を使用すると、魔石以外に「木材『高級品』」も出るので【凍結魔法】一本だ。

 

 『ハウス』メンバーが増員した。

 元家宰だったハインさん(ハインケル・メルフ)とランドさん(ランドルド・バールナー)、元文官ファンさん(ファンブルド・ルルナド)レーさん(レーベン・ルルナド)ルイさん(ルイーグル・ルルナド)

 ちなみにこの世界の苗字は地名や村や街の名前を使用しており、同じ苗字でも兄弟でも親戚でも無い事が多い。

 産まれた時は親の苗字を名乗っているが、成人後は定住先の地名に変更する物も多く、村中が同じ苗字だという事もよくあるそうな。

 元家宰だったハインさんとランドさんは共に60代初め、元文官の3人はファンさんが30代後半でレーさんとルイさんは20代半。

 クラフさんが子ども達と一緒にやって来た人物の素行を調べてる(かたわ)ら、今いる方で問題ない人物を探し出してくれた。

 他にも冤罪の方はいるが朱に交われば何とやら、今メンバーにするには危険と判断された人物か、ハンターとして活躍しており、現段階サポートの必要が無いと判断された方々だ。

「まぁ美味しいお酒の差し入れぐらいで十分でしょう」

 なるほど、なるほど。では、早速、


「あっお兄さん達、試作で作ったしっとりタイプの化粧水をお姉ちゃん達に届けて欲しいんだけど、お願いできる?」

「「「「「おう!お兄ちゃんに任せろ!」」」」」

 繋ぎは完璧だ!


 これが今後巻き起こる『ユイルのお兄ちゃんフィーバー』の要因となることは。


 本日、ガナス2号と取り巻き3名が王都へお帰りくださる日だ。めでたい。

 大好きすぎなセルージュさんに付いて、ここまで来たらしい。ある意味リスペクトです。

 だが、やりやがった。最後の最後にやりやがった。


「ユイルの存在は危険だ。直ちに処刑を」と、ここのトップの監獄長に進言したらしい。

 カイゼリウスは侯爵家の跡取り息子。ただの役人が跳ね返す力など無いが

「その場に居るの者でしたら脱走者として処刑はできますが、ダンジョン内に逃げ込んでしまった場合ですと、軍に依頼する以外連れ出す事はほぼ不可能となります。私はここの管理のみを国王から任された身です。国からの指示が無ければ、私などでは安易に軍の使用などできません」

 と面倒事は避けたい監獄長。やばい事してるから尚の事避けたいからやんわり断ったしい。

「ならば換金所に来た時に捕まえれば良い、ユイルを捕獲したものには報奨金を、いやこの収容所からの出れるように国と交渉しよう」

「ではまずは国の許可をお願いします」

 軍が派遣された場合はここでの滞在はおよそ2ヶ月と踏んでいる。

 1ヶ月プレート使用が無ければチェックリストに名が入り、2ヶ月間使用されないと死亡と判断される。プレートを使用しないでは食料に有りつけないのがここでの常識だからだ。

 流石に死亡した人間を軍で探すのは無駄だと判断されるからだ。と仲良くなった換金所にいる看守でもある役人のにいちゃんが教えてくれた。

 最近、お姉様方用のアイテムと交換でいろいろ情報を流してくれる。

 どうやらお姉様達に美容系アイテムをプレゼントすると、「とってもサービス♡」特典があるらしい。今は子どもなので分かりません。

「まぁそんなことで軍隊を出すなんてまず無いからね〜」と笑って教えてくれた。え、今フラグ立った!?


(わり)ー子は、いねーがー?」

「あぁユイル。毎回なんだよそれ」

「気にするな。で、今日はどうだった」

 ここに居る5人は元浮浪児で収容された子達のリーダーの年長者達だ。

 不定期だが顔を出し、子ども達の健康状態や仕事具合を確認している。大人達だとやはり警戒するようなので俺が担当している。

「チビ達は体調崩すやつもいるが、ポーションのおかげですぐ治るから問題ない」

「逆に元気すぎて困ってらーハハハ」

「言えるぜ。食いもんも王都にいる時より良いし、働けば腹一杯食えるって張り切りすぎて、逆に手がかかるやつもいるからな」

「全くだ、一番チビのウォーリーなんか、目を離したらツノウサギと格闘しようとして参っちまうぜ」

 どうやら問題なく過ごせている様だ。

「ただ寝る時、姉ちゃんと離されたチビは、泣いてなかなか寝ないやつもいるって聞いてる」

 さっきまで笑顔で笑ってたが、みんな黙り少し下を向く。

 この監獄に入れられるのは男ばかり、女の子たちは孤児院に入れられたそうだ。

「チビ達にはまだ無理だけど、そろそろ剣術と文字や計算の基礎学習をしてもらおうと思ってるんだけど」

 俺の提案に少し戸惑いながら、

「剣術は教えてくれるなら有難いけど、文字とか要らなくねぇか?」

「外にいる時は覚えれば仕事にありつけるから有難いけど、ここではあんまり役に立たないし」

 内容に疑問を抱くので。今後の作戦を話す。

「実はここを抜け出す算段で動いてる。ここを出たら商会を立ち上げるか、ハンターとして新しい身分を得ようと思ってるが、まずはここでの生活を整えるのが最優先だからすぐには無理だけどね。あっチビ達にはまだ内緒な」

「「「「「マジか!」」」」」

 クラフさん情報では奴隷の首輪は闇魔法の呪いが付与された魔道具で、一般的には『解除の鍵』又は『解呪の鍵』

で外す事ができると知られている。その鍵を製作には『浄化魔法』や『聖化魔法』持ちが必要とされ、魔法でも解除可能だ。

 しかし、この魔法取得者は教会の保護という名の監視下に入る為か、簡単には解除依頼は受け付けてもらえない。

 だがここを出るだけなら他にも方法はある。それは闇魔法で設定の上書きをすればいい。

 ここに入る時に渡った橋にある魔法陣で首輪の設定を書き換える装置の様に、今の設定を無害にはできる。

 そして俺のやらかしが役に立った。


『闇魔法の書』と『光魔法の書』を重ねて『統合』で『浄化魔法の書』

『光魔法の書』と『光魔法の書』を重ねて『統合』で『聖化魔法の書』

『浄化魔法の書』と『聖化魔法の書』を重ねて『統合』でNEW『浄聖魔法の書』爆誕!!


【浄聖魔法】浄化魔法と聖化魔法の上位魔法である。聖女スキル取得


 俺、男だけど聖女スキル取得出来ちゃってる!?って聖女スキルって何??いや、別にいらんけど、なんか恥ずかしいから

 と、こんな事してたら『統合』もレベルが上がって3つまとめて統合できるようになった。

 調子に乗って他にも取得。

『光魔法の書』と『火魔法の書』を重ねて『統合』で『輝炎魔法の書』

『空間魔法の書』と『結界魔法の書』と『風魔法の書』を重ねて『統合』で『飛行魔法の書』


『輝炎魔法の書』名前がカッコよすぎ!!これ『NEW』がなかったから既存する魔法なのか?

『飛行魔法の書』空飛べる!これも既存魔法のようだ。モンスターで空飛んでるのはコレかも。

 そして、ストップが入ったため(しばら)くは楽しい『統合』は封印して、スキルのレベルアップに勤しんでいた。


「目標は1年、勿論、レベルが上がらなく延びるかもしれないけど、脱獄後は生活の基盤が出来たら家族を王国から連れ出す計画」

 皆んなあんぐり顔。

「…それに俺たちも連れて行ってくれるのか?」

 リーダーの一人であるテールの問いかけを聞いて他の子も真剣に見つめてくる。

勿論(もちろん)。ただ、ここを出てもすぐには王都には向かわない。脱出には皆んな連れて行くが、その後どうするかは選べばいい。別行動になるならその時は出来るだけ支援はするよ」

 真剣な眼差しで5人が顔を見合わせている。

「ちなみに今なら、元の職業が家宰、文官、商人、王国兵団団長、王宮魔導士長とより取り見取りの先生方がいます」

 魔道具は除外した。ドワーフの二人は「見て覚えろ!」「肌で感じるんじゃ!」系だと、俺は見た。

 (しばら)く沈黙していたが、

「毎日、食る事した考えてなかった。投獄されて毎日食べれるって喜んでた…」

「…世の中に希望ってあるんだな、ハハハ」

「すげぇ仕事が選べれるなんて!」

「もう二度と外には出れないで人生終わるんだと思ってた」

「…妹に会いたい!」

 答えは出た様だ。


 彼らの決意は固く、その後の彼らは必死に学ぼうとしている。

 そんな兄達の姿を見て何か感じたのだろう。同じように学ぶ者や、兄達と一緒に仕事をする!とやる気マンマンのちびっ子の世話を率先する者。自分で役割を見つけ歩み出した。

 自分たちの輝ける将来のために。


(わり)ー子は、いねーがー?」

「「「「「だからそれ何なんだよ!」」」」」

「気にするな」


ステータス:(隠蔽)

名前:ユイル・モーニア(ユート) 13歳 HP 193(1193)/194(1194) 変換率 05倍(400倍)(貯蓄16000M/40000M)

●ギフト:世界言語【クルオニア言語】【未】、快適生活(快適生活+α LV.19追加機能:リフォーム機能・移動手段 LV.2・オートマタLV.4・合鍵)、カタログ通販(カタログ通販Ⅳ LV.8)(ディメンションエリアⅠハウス・Ⅱ箱庭・Ⅲ未)(等価交換 LV.1)(苗木生成 LV.1)(聖女)、ディメンションルーム LV.2

●エクストラスキル:ー(自動)(連結・連動)(貯蓄機能 LV.2)(スキルボード偽装)(即死無効)(HP回復速度上昇 LV.2)(命中率上昇 LV.2)(熟練度上昇 LV.2)(統合 LV.3)(時間停止インベントリー LV.3)

●スキル:アイテムBOX LV.7(時間停止)/生活魔法 LV.MAX/ポーション生成 LV.4/採掘 LV.4/採取 LV.4/探知 LV.5/地図 LV.4/鑑定LV.4/隠密 LV.4/薬師 LV.4/暗殺 LV.4(偽装LV.2/土魔法 LV.2/風魔法 LV.2/火魔法 LV.3/水魔法LV.2/闇魔法LV.2/光魔法 LV.2/身体強化魔法LV.4/付与魔法 LV.2/防御魔法 LV.3/凍結魔法 LV.2/幻術魔法 LV.2/回復魔法LV.2/空間魔法 LV.2/封印魔法 LV.2/結界魔法 LV.2/氷結魔法 LV.2/浄聖魔法 LV.2/輝炎魔法 LV.3/飛行魔法 LV.3)

(詳細隠蔽中)

【カタログ通販Ⅳ LV.8】[28/32]

LV.9まで残り6400万pt/積立ポイント25万pt[上限1280万pt]

選択済み品目

●日用品 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ

●食料品 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ

●武具 Ⅰ・Ⅱ

●防具 Ⅰ

●ポーション Ⅰ

●魔法の書 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ

●スキル Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ

●魔道具 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

●食の木 Ⅰ


【等価交換 LV.1】お食事ポイントを魔水晶に等価交換

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