目次 次へ 1/5 女湯1 『やすらぎ』の一階にはシャンデリアが吊ってある。初めて見学に来る人は、二度三度上を向いて、ホテルみたいですね、と感心することがある。 三か月も勤めている紗希(さき)には、もう天井を見て感心する用はあまりない。 今日は月曜の朝から、『やすらぎ』のお風呂がつかえている。 遅番Bで11時に来た彼女は、制服に着替えて二階へ上がろうとしたところを呼び止められた。そのまま浴室へ入れと言われたのでティーシャツと半ズボンに着替えなおした。