迷宮への入り口
誤字脱字あります
洞窟の中は日が差していないが足下が見えるくらいは明るい。夜目を発動し辺りを確認する
「一本道かよ」
洞窟の中はトンネルのように一本道になっていて、結構広い。
「行くしかねーか」
そもそも洞窟に入ったのには理由がある。それは盗賊が仲間を殺された時に、洞窟にむかって逃げたからだ。あの状況で、ここに逃げたのだ、何かあるに違いない。俺は洞窟の奥へと進んでいく
「うわ、なんだこれ」
奥へと進んでいくと、前方から大きな扉が見えてくる。そして、その大きな扉にたどり着いた。
「これもまたデケェーな」
この世界に来る時に神様に入れられた扉と同じくらい...いや、それ以上かもしれない。あの時の蹴りマジで痛かった、マジで
そう思いながらその扉を観察する。扉は半円の形をしていて、洞窟の壁とは違う材質でできている。そりゃそうか、だって土だもんな
「あなたは誰ですか?」
どうでもいい観察をしていると左の方から女の子の声が聞こえた
「うぉ!?」
扉の観察に集中していて、まったく気づかなかった。声がしたほうに顔をむけると、そこには壁に背をむけて腰を下ろしている姿の少女がいた。なぜか体育座りをして、体が震えている
「なんでこんな所に女の子が...」
小柄な少女で髪の毛は長く、服はボロい布を一枚着ているだけだ。
「グルルルルルルル!!」
「魔物の声?」
「クソ!時間がねぇ!!」
俺は扉に手をかけて開くかを確認する。どうやら大丈夫なようだ
「よし」
扉を開けすぐに入ろうとした
「おい!何時まで座ってんだ、はやく行くぞ!!」
「え、あの私...足が」
彼女の足を見てみると、足首に刃物で切られた傷があった。それにずっと目を閉じている
「まさか、足と目が...」
「私のことはいいので行ってください。私はもう助かりません...」
「いいわけねーだろ!」
「キャ!」
俺は急いで少女を背に乗せて扉の奥へと進んでいく
「どうして何の役にも立たない私を」
「どうしてって、あのまま置いていけるわけねーだろ!役に立つ立たないとか関係ねー!それに...」
「それに?」
「あのまま置いてってたら目覚めが悪いしな」
少女に聞こえないくらい小さな声で呟いた
「え?」
「とにかく!お前は俺が助けてやる、分かったか!」
「は、はい!」
顔を赤くしながら全力で走る。少女を背に乗せていても速さはあまり変わらない。それほどこの少女が軽いのだ
「この洞窟の中は迷宮になっています!気をつけて下さい!」
「迷宮?この洞窟が...わかった」
背にのった少女が俺に言ってきた。その言葉に俺は返事をした。気持ちを落ち着かせながら、少女を落とさないように両手で支えながら先へと進んでいく
「あの!」
「ん?」
「絶対、一緒にここから生きてでましょうね!」
「おう!」
少女が笑顔でいった。俺は彼女の顔を見なくてもそれがわかった
短くてすみません




