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守護獣な私と巫女と呼ばれる彼女と、のんびり過ごす獣愛物語。  作者: にゃんたるとうふ
荒廃した国で―――
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彼女への愛情は変わらず、むしろ増し増しでっ!

一通りサナエの悪いお口を躾けた後、サナエの身の上とか力のことを聞いた・・・サナエの身体を勝手に機械にした守護神許すまじっ!!

「でも機械って言われても、そうは思えないほど柔らかいし良い匂いだけど・・・ふむふむっ」

「あっ、ひゃぅ・・・ソフィ、くすぐったっ・・・んひゃぁ♡」

サナエの身体を直接撫でまわすと、くすぐったそうに身を捩らせながら甘えた声を漏らすサナエ・・・可愛いなぁっ!

「サナエに可愛さの限界はないのかっ・・・むっ?」

不意に自分の腕を見て火傷の痕がなく、さらに全身を見回して所々にあった火傷も消えていることに気付きサナエに視線を向ける。

「ソフィ・・・?あっ、身体に付いてた火傷の痕は全部消しておいたよ。だって私のソフィなのに、他の有象無象がソフィの身体に痕を残すなんて許されないよね?私の身体もそうだよ?ソフィ以外が気安く触れるのも、痕を残すこともさせないから・・・背中の紋章だって、ソフィの紋章だよ!守護神が消そうとしてきたけどさせなかったんだ、ソフィとの愛情の証でもあるもんねっ!」

嬉しそうに微笑みながら身体を起こしたサナエは背中の大狼を模した紋章を見せ、褒めて褒めてと言わんばかりの視線をこちらに向けている。

「サナエが可愛すぎるっ・・・!よしっ!今からロズダの家に行っていっぱい愛でてあげるね?離れていた分触れ合えてないから、その分も合わせてたっぷりとねっ!」

「うんっ、えへへ・・・お手柔らかに、ね?」

背中を向けていたサナエを後ろから抱き締めてそう告げると、サナエは腰に回された私の腕に手を添えて微笑みながらそう口にする・・・はぁぁぁっ、サナエが可愛すぎて我慢できないっ!

「はむっ」

「ひゃっ・・・んんっ、ソフィ・・・?」

サナエへの愛が溢れた私がサナエのもっちりほっぺを甘噛みすると、サナエは突然のことで驚いた表情を浮かべるもすぐに私と向かい合うように首を回す。

「頬じゃなくて、こっちにして?」

そう囁くと唇を突き出して瞳を閉じる、私は蜜に群がる蜂のようにその唇に吸い寄せられて・・・

「ソフィ様!昼食の用意が―――って、サナエ様っ!?ご無事だったんですね!」

唇が触れ合う直前に大きな声が聞こえ、視線をそちらに向けるとユキナが目を大きく開けて驚いたようにこちらを見ていた。

「・・・ユキナ、邪魔しないでくれる?せっかくソフィと触れ合ってるのにっ」

「そういうことは屋内で、しかも二人っきりの時にしてくださいっ!あと昼食が出来たのでロズダさんの家に来てください、そこで詳しい話を聞かせてください。ラーナリア国、無くなったそうですし」

ユキナの言葉に反論できなかったサナエはムスッと頬を膨らませながらも渋々立ち上がり、私もそれに続いて立ち上がると少し前に泊まったロズダの家に向けて歩き出した。

「あっ、あとロズダさんを見かけませんでしたか?ここに来るまでに会わなくて・・・」

しかしその歩みはユキナの問い掛けによって止まり、サナエはムスッとした表情のまま口を開く。

「ロズダならあの妖精に変身してる魔女と一緒にいるわ、相思相愛って話してたけど?」

サナエの言葉を受けて、さっきまで困ったように眉を下げていたユキナからスッと感情が抜け落ちた。

「ありがとうございます、サナエ様。ちなみに今どこにいるか、わかりますか?」

サナエは無言でロズダが去っていった方を指差し、ユキナは一礼するとその方向へと静かに歩いていった。

「それじゃあ、ソフィ・・・行こっか?」

「そうだね、サナエ。早く行ってさっきの続きをしないとね!」

まぁロズダだしいいかという結論に達した私は、サナエの言葉に頷いてから腕に抱き着くサナエを連れて歩みを再開した。


歩いて数分すると目的の建物に到着した私たちは、遠慮なく扉を開いて中に入る。

「中は相変わらずか、いやむしろ・・・少し服の量が増えたか?」

私とサナエがいなくなって数日も経たないうちに一割くらい増えてる気がする、そう思いながら部屋を見回したあとに以前過ごした部屋へと足を向ける。

「サナエ、部屋に着いたけど・・・する?」

隙間がないほどピッタリと私の腕に抱き着いて身体を密着させているサナエにそう問い掛けると、頬擦りするのをやめてパッと顔をこちらに向けて少し考えるように視線を彷徨わせる。

「今すぐしたらたぶん、またユキナかロズダあたりの魔女が割り込んできそうだから・・・今は、これで我慢するっ」

そう口にしたと同時に私をベッドに押し倒したサナエは、腕から胴体へと抱き着く場所を変えて私の胸に顔をうずめる。

「すぅっ、はあぁぁっ・・・♡久しぶりのソフィの匂いっ、それにとってもあったかい♡」

サナエが可愛すぎて私が我慢出来そうにないんですがっ!?でもサナエが我慢してるのに私だけがするのもあれだし・・・ここはサナエのお尻で妥協しておこうっと、えいっ!

「すうぅっ――ひゃんっ!やぁ、もうっ・・・!ソフィ、ダメだよぉ♡今は我慢、して?」

「ぅんっ、してるよ?だからいつもはキスしたりするところを、サナエのお尻を愛でて我慢してるんだよ?」

サナエは幼い子を窘めるようにそう言いながらも、決して払い除けたりせずにされるがまま受け入れている・・・のでそのまま愛で続けることにした、すべすべで柔らかいなぁ。

「んっ、はぅ・・・♡そふぃ、だめぇ・・・身体が火照っちゃうよぉ♡」

そう言いながらすでに顔が蕩けちゃってるよ?そんな顔を向けられたら我慢できない、我慢する気もないけどっ!


そう思いながらサナエと唇を重ね、サナエもまた我慢できなかったのか強く身体を密着させるのだった。

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