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守護獣な私と巫女と呼ばれる彼女と、のんびり過ごす獣愛物語。  作者: にゃんたるとうふ
自然の国と獣の国で―――
43/108

別れの挨拶をしにきたら巫女たちの情事に遭遇・・・?

疲れて眠るオルトロスに乗っかっていたケルベロスに言われた通り、巫女であるルルイとロイの二人が向かった方向へと木々の間をゆっくり歩いて進む。

「サナエ、大丈夫?足元には気を付けてね、あと疲れたらすぐに言ってね?」

「うんっ!ソフィ、ありがとう!でも今はソフィの腕に抱き着いてるから大丈夫だよ、本当はもっと密着したいけど・・・歩きにくくなっちゃうから、二人っきりになれるまで我慢するね?」

私の問い掛けにサナエは笑顔を浮かべてそう返してくれた、強く私の腕に抱き着くサナエの可愛さに私の口元も自然と緩んじゃうよ。

「歩きにくくなったとしても、私はサナエともっと密着したいなぁ・・・」

「もっ、もう・・・!ソフィってば、そんなこと言うのはずるいよぉ・・・けどやっぱり今は我慢するね、そのほうが色々・・・ねっ♡」

つまり今我慢した分を次に二人っきりになった時に発散していいってことだよねっ!それならしょうがない、今は先にルルイとロイに別れの挨拶をしないとね。

「たしかにそのほうがいいかも・・・じゃあ早く二人を見つけて―――っ?」

サナエの意見に賛成して探すのを再開しようとした瞬間、声が聞こえてきた私はそっちの方向へと顔を向けた。

「? ソフィ・・・?」

「あっちから声がするから行ってみよう、ルルイとロイかもしれないからっ」

私の言葉に頷いて返してくれたサナエを連れて、声が聞こえる方へとゆっくりと歩み寄った。




近づくにつれて声の主が探している人物のものだという確証を得たので駆寄ろうとしたが、踏み出そうとした矢先にサナエが小声で話しかけてきた。

「ソフィ、ソフィ・・・少し茂みから様子を見ない?飛び出すのはそれからでも遅くないと思うよ」

サナエがそう言うならそうしょうか、っというわけで私たちは開けた場所の手前の茂みに身を低くして並んで様子を窺いながら耳を傾けた。



「グルルルッ・・・!フーッ、フゥーッ!ルルイ、逃がさないッス!」

息を荒くしたロイがそう言葉を発した直後、歯を剥き出しにしたロイが少し離れた位置にいたルルイに飛びかかった。

「ろ、ロイ・・・!ひゃっ!?」

ルルイは咄嗟に動くことができなかったのか、飛びかかってきたロイに押し倒される形で地面に押さえつけられた。

「ウーッ、逃げるなッス!ルルイのせいでこうなったんッスから、その身体で責任取るッスよ!・・・はむっ」

「ロイ、まっ―――ひゃんっ!?」

押し倒されたルルイが身動ぎした瞬間、押さえつける力を強めたロイはおもむろにルルイの膨らみに噛み付いた。

「はぐっ、あむっ・・・んぐ、はぷっ・・・」

「ひぐっ、ひゃぅっ・・・!んんっ、ひぅっ・・・!」

膨らみの先端部分を甘噛みされるルルイは、身体を震わせながら抜け出そうと試みるも力では敵わないのかされるがままだった。



「・・・これって助けたほうがいい、のかな?」

私が小さな声で呟いたのを聞いて、サナエは少し考えるように顎に人差し指を当てていたが・・・ふと、何かに気付いたようにハッとしてから口を開いた。

「これは助けなくていいと、思うよ・・・?それよりも、大変なことに気付いちゃった・・・」

大変なこと?サナエの言葉に疑問符を浮かべながら組んずほぐれつし始めたルルイとロイから視線を外して、サナエの方へと向いた私は重力に従って背中を地面に着けていた・・・あれ?

「サナエ・・・?どうかしっ―――」

「ふぅ、ふぅ・・・ソフィ♡ソフィ♡私たちもいっぱいいっぱい、触れ合おうっ♡」

頬を上気させて荒い息を漏らすサナエは、潤んだ瞳をトロンとさせながら私を切なげに見つめていた。

「んっ、この匂い・・・ドライアドの甘い匂いか、吸った者を発情させるっていう・・・あっ」

「えへへぇ~♡ソフィー♡んちゅっ」

サナエの突然の変化の原因に気付いた私が声を上げた瞬間、満面の笑みを浮かべたサナエによって口を塞がれた。

「んっ、ちゅぱ・・・ちゅぅ、むぅっ・・・!?」

貪るように唇を重ねるサナエの姿に、私は負けじと身体を起こすと逆に押し倒してサナエの口内に舌を押し込んだ。

「ぢゅるっ、ちゅぱっ・・・ちゅぅぅっ、んちゅ・・・ぢゅるるっ・・・」

我慢するとかなんとか話してた気がするけど、こんなに可愛いサナエの姿を見せられて気持ちを抑えているなんてできないよねっ!

っというわけでサナエがした口付けが可愛く思えるように、サナエの口内を舌で蹂躙することにしました。

「んっ、んーっ・・・♡んんっ、んふぅ・・・♡」

最初は驚いた様子だったサナエも舌を飴玉みたいに舐め転がしていくうちに、私の首に腕を回して離れないようにして行為を受け入れてくれた。


そのまま私とサナエは当初の目的を忘れてお互いの唾液を交換し続けた、サナエの顔が乱れていく様子はとても可愛かったです!

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