俺は海賊王になる!
~小早川隆一視点~
ブクブクブク!ブクブクブク!
ン!?アボアボボボー!え?私、溺れてる?
海に沈みかけた所、段々と記憶が甦ってくる!
そうだ!私は、、、お、俺は海賊王になる男だぁー!こんな所で死ぬ訳には行かないんだー!ダァー!ダァー!ダァー!必死に浮き上がる隆一。
何とか海面に顔を覗かせると、そこそこ大きめな船が目の前に飛び込んできた!、、、た、助かったー!
クロール、クロール、ひたすらクロールで泳ぎ出す隆一!
皆さんめっちゃ見てる!これヤバイかも?っと思ってたら船から隆一の前に縄が投げ込まれた。
兄ちゃん!引き上げてやる
!掴まれ!
隆一は、迷うことなく、投げ込まれた縄に掴まる。
その後、海賊らしき人達に引き上げられた隆一は丁重に頭を下げ
危ない所を助けていただーーー
あぁー!?そういうのはいいから早く教えろ!
え?えぇー!何をだろう?確かに向こうでは先生だけれども、イキナリ何?と考える。
兄ちゃん、奇妙な泳ぎしてただろ?しかも速いときてる。なんだ?あの泳ぎは。
どうやらクロールに興味津々で助けたらしい。
あ、あれはクロールと言ってですね、手をーーー
くろうる?なんだそれ、聞いたこともねぇな。
よろしければ、お教えしますよ。あっ、いきなりは出来なくて沈んでしまうと思うので浅瀬で練習しましょう!
分かった!だがその前に、敵さんのお出ましだ!兄ちゃんも手伝え!
すると、向こうから大型の船がやってきていた。
い、いきなり、だが私、俺は海賊王になる男だ!受けて立つ!
あっ、そうだ、ブレスレットでステータスを確認しておこう。
小早川隆一 男
那須与一レベル55(戦術士レベル99)
体力 495
攻撃 433
守り 442
素早さ 256
特殊スキル
海賊潰し(戦術士)
海賊に対峙した時、仲間全員のステータスがかなり上がる
三刀流 上級
敵の防御を貫く3連続攻撃
英雄無双
体力を消費しない16連攻撃
与一の弓 中級
正確無比な弓で対象を貫く2連続攻撃
え!?那須与一レベル55???凄い!、、、でも海賊なの?
と考えてるうちに大船はどんどん近づいてくる!
よし!さっそく特殊スキルの海賊潰しを使おう!
使い方はよく分からないからとりあえずシャウトだ!
俺は海賊王になる!!!!あ、違う、、、、海賊潰し発動っ!!!
すると船員達と隆一の身体がひと回り大きくなった気がした!いやなってる!マッチョだ!すごく!うん!なんかリアルだね。
おー!兄ちゃんすげえな、くろうるよりすげえなこれは。
と話していると大船に乗る人影も、顔が判別出来る距離にまで近づいきていた。
よ、与一!無事かー!?
大船の先頭にいる筋骨隆々な漢が叫ぶ!
兄ちゃん!与一って那須与一様か?助けてくれたこの船の棟梁だろうと思われた漢がひれ伏した!
は、はい、そうですね、那須与一です!キリッ
数々のご無礼お許しくだせえ、わたくしめは駿河次郎と申しやす、是非とも家来にしてくだせい。
あっ、いいですよ、それよりあの大船の人誰でしょう。
おそらく与一様のご兄弟ではありませんか?お忘れですか?
はい、海に投げ出されて記憶があいまいでして、、、とりあえず返事してみよう。
いかにも我は那須与一である!記憶は曖昧だが、、、兄者か?
なんと、海に投げ出されて心配しておったがそんな事になっておるとは!いかにも!我は兄である!那須五郎だ!お主に窮地を救われたのに、海に投げ出されたそなたを救えず、こうして探しておった次第!
なるほど!何となく分かってきた、つまり、、、ここにある船は全部私のモノ、、、よし、シャウトだ、おー。
皆の者よく聞いてくれ!俺は海賊王になる漢だぁー!我に付いてくるのだー!
ドワァーっと歓声が上がる!
よし、調子に乗ってあれもやろう!
えい!!えい!!
おおおぉ!!!
えい!えい!
おおおおぉ!
こうして小早川先生は覚醒したのであった。めでたしめでたし。




