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異世界で気ままな研究生活を夢見れるか?〜魔法と理系の知識でゼロから生活を立ち上げる〜  作者: tinalight


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3-62.帰還と報告会(1)

リカをネタにロメオ王子から譲歩を引き出せそうだし、

治水事業に乗り出しても文句は出なさそう。

よし、ニーニャ達と合流して仕事開始だ!


「モリス、ただいま~。疲れたよ。」

「おや、今日2度目の帰還ですね?」

「うん。ロメリアとかサイナスは二人に任せることにした。だってロメオ王子と接触し続けるのはリカを演じられなくなったら不味いもん」

「そうですか。ごゆっくりお休みください。」


「ううん。ニーニャとか、飛竜の様子とか聞かないと。」

「ああ、そういえばですね。」

「モリスもなんか報告あるって言ってたね。忘れてた。」


「はい。レナードさんとお妃様が『私たちも剣と鎧が欲しい』と言っており、ニーニャ殿は『ヒカリに頼め』と言っております。」


「なんでそうなった?」

「ニーニャ殿がリチャード王子へ作って差し上げた剣が羨ましいそうです。」


「今日借りた鎧と剣もニーニャのかな?すごい使いやすかったよ」

「あれは、レイさんのところの門番の衣装を元に改造したそうです。ヒカリさん専用に作るには時間が足りなかったそうです。」


「あの剣ですら、ロメオ王子の剣を切れたよね?」

「力の入り方とか、部位における強度の相性もありますので、詳細は剣技に詳しい人に伺わないと私も判りません。」


「そっか、あの剣であの切れ味なら、ニーニャの本気って凄いんだろうね・・・。」

「ロマノフ家の血筋は相当なものらしいですよ。剣を作ってもらうために城を売った王族も居たとか。」


「え?サーガとかで?」

「いや、普通に。貴族は全財産支払うとかあるみたいです。」


「なにそれ。モリスは知ってた?」

「いいえ。マリア様やレイ様、エルフのエスト達、そしてアリアからも聞きました。」


「みんな、仲がいいねぇ。」

「ヒカリさんが留守の間に、いろいろ情報交換してる様です。」


「いやいや、やること多いでしょ?」

「私にもよくわかりませんが、もの凄い勢いでヒカリさんの宿題を終わらせてますね。楽しいそうです。」


「そっか・・・。それなら、治水工事出かける前に、一度みんなと会っておこうかな?」

「皆様喜ばれますよ。」

「わかった。じゃ、久しぶりに夕食もみんなで食べようか」


「いつもの食堂でしょうか?」

「うん。食堂の方がいいよね。」

「いえ。人数が多ければ、新規に建てたレストランとしての食堂があります。」


「え?」

「ヒカリさんの指示と伺っていますが。」

「あ。言った。ゴードンさんが欲しいって言ってて、それ頼んだ。」

「それです。もう、完成して営業が始まっています。」


「私が居ないときは、みんなどうしてるの?」

「仲のいいメンバー同士で適当に召し上がってるようです。」


「そう・・・。なんか、私がおいてかれてる?」

「何を仰る!先日の飛竜にしろ、今日のロメオ王子対応にしろ、皆が全力で支援させて頂いています。ひとえに、ヒカリさんを慕っているからこそですよ。」


「そかな?」

「そうです。自信をお持ちください。」


「じゃ、久しぶりにパーティーしよう!」

「承知しました。準備を進めます。」


ーーーー


「みんな、ひさしぶり~。パーティーだよ!乾杯しよう!かんぱ~い!」

「かんぱ~い!(ALL)」


「おねえちゃん、ひさしぶりじゃなくて、さっき居たよね?」

「ユッカちゃん、あれは・・・。私だけど私じゃない。」


「おねえちゃんのために、みんないろいろ準備してたんだよ?」

「うんうん。助かったよ。あの衣装とか、剣術指導とか、飛竜の誘導とか。ロメオ王子の打ち合いとか今までの私じゃなかったよ。」

「だって、おねえちゃん、<飛竜の血>飲んだでしょ?」


「え?」

「帰ってきて直ぐに、モリスさんがお茶をだしたよね?」


「うん。飲んだよ。いつもの長老のハーブティーだったよ。」

「にひひ・・・」


「え?何か混ぜた?」

「飛竜のヌマさんから<血>を分けて貰ったの。いろいろ能力アップだよ!」


「黙ってた?」

「だって、おねえちゃんが戦闘用の鎧を着るとか言うから、みんな心配したんだよ?『インチキしよう!』ってことになった。」


「ユッカちゃん、飛竜のヌマさんとか言っても、みんな分かんないよ?」

「にひひ・・・。」


「え?まさか?」

「ふふ~ん。」


「ヒカリさん、<飛竜の血>で、<飛竜族と心で会話>ができる様になるんです。」

「ステラ、それって!」


「はい。サーガなどに出てくるような、<万能の念話>ではなくて、飛竜族と人間が会話できるだけです。あとは、先ほどのヒカリさんのような身体能力の強化も発現します。」

「誰が飲んだの?」

「・・・。(ALL)」


「まさか、ここに居る全員?」

「ハイ(ALL)」


「『おねえちゃんばっかり、飛竜と会話ができるのはオカシイ。何かあるはず!』って、みんなで考えて、ヌマ族長に助けて貰ったよ。」

「そっか、そっか、そうなのか・・・。」


「ヒカリさん、そういうことで、<空飛ぶ馬車>はもう必要ないわ」

「マリア様までですか!」


「私達もです。これで3人でジェットストリームアタックが使えます」

「エスト、イスト、ミスト、貴方達もですか・・・。

あと、それはトライアングルアタックだと思うからね。

しかし、全員って本当に全員なんだ・・・。」


「俺もだぞ。なぁレナード」

「ハイ。私もご多分に漏れずです。」

「多数の飛竜の食料調達とか、どうするのさ・・・。」


「ふふ~ん」

「ユッカちゃん?何かした?」

「あのね!海の怪獣がいたの!おっきいの!美味しいの!海のマロンなの!」

「それ、<クジラ>かな?」

「怪獣なの!プシューって水を吹くの!すっごいおっきいの!」

「うん。<クジラ>だね。その水は鼻の穴から海水だしてるだけだよ。私は実際には見たことないけどね。

あと、海のマロンは<ウニ>だと思うよ。どうでもいいけどさ。」


「おねえちゃん、イジワル?ロマンを壊すの良くないよ。」

「ごめん。じゃ、怪獣でいいよ。刺身が美味しいから今度私も一緒に食べさせてね」


「ダメ!」

「え?」


「一人でシュークリーム食べたでしょ!」

「あ!」


「クジラ食べるの禁止!」

「食べてない!食べてない!作っただけ!今度フウマとアルさんに聞いてよ」


「なんで、あれ作ったの?」

「あ!」


「もう、おねえちゃん助けてあげない!」

「ユッカちゃん、一応最後まできいてくれる?」


「ちょっとならいいよ。」

「お菓子コンテストってのがあったのね。それで・・・」


「うそつき~~~!今度の冒険は楽しくないって言ったでしょ!」

「強引に続けるよ。

そのコンテストの副賞が<ロメリア王宮見学>だったの。

だから、副賞を取って偵察するために、コンテストに参加して、あのシュークリーム作って、優勝したの!

以上!」


「王様のところのご飯美味しかった?」

「ぜんぜん。疲れたし。ロメオ王子がリカに会うとか言い出すし。」

「本当に?」

「関所のご飯が一番おいしい。気が安らぐよ。」

「ちょっとだけ許してあげる。」

「ありがとね。

で、飛竜のご飯の世話の必要が無くなって、飛竜を人数分手に入れたってこと?」

「ハイ(ALL)」


「モリス、私はこの話を聞いたっけ?」

「お忙しそうでしたので、報告できませんでした。夕食の報告会の際にでもと。」

「ハイ。私が悪かったです。」


「じゃ、改めて、みんなが飛竜に乗れて、かんぱ~い!」

「かんぱ~い!(ALL)」


「あ、あれ。ガラスの容器だ・・・。」

「ヒカリ様、お気づきになられましたか?」

「アリアのおかげ?」

「トーマスさんやニーニャさんのお仲間と、ラナちゃんのおかげです。石はユッカちゃんです。」

「ヒカリ、お前の言っていた<ガラスが大量に作れる世界>の話が分かったぞ。ニーニャ殿も、あの炉で各種合金が作れて喜んでいる。なぁ、レナード。」

「ヒカリ殿ですから。」


「いやいや・・・。今回のは私関係ないじゃん!」

「ヒカリが『ガラスで砂時計作れ』っていうから、アリアがガラス細工の練習をたくさんしたんだぞ」

「えへへ・・・。」


「アリア、『えへへ』って可愛いくて、羨ましいから止めて!

いや、そうじゃなくて。

<砂時計>って形とか滅茶苦茶大変なんだけど。あと、入れる砂の量とか粒の大きさとか決めないと。」

「ドワーフ達とラナちゃんで度量衡の整備が終わったから、砂時計も作ることになったぞ。」

「アリア、ありがとうね。みんなが喜んでるよ。

ところで、ニーニャは何してたの?」

「剣をつくってたんだぞ!ヒカリのお願いを聞いたんだぞ!」


「あ!」

「『あ!』じゃないんだぞ。マリアさんとレナードさんの分をどうするか、お前が決めるんだぞ」


「ニーニャ、どうしよう?」

「トンネル掘らなくていいなら、治水工事は専門の石工に任せて、私はここで剣を作ってるんだぞ。」


「それは困る・・・。あ、でも、橋だけ先に架けたい。それから人を集めて治水工事とトンネル工事になる。」

「橋なら私は行かなくても大丈夫だぞ。専門のドワーフに任せた方がいいぞ。言われた材料はお前がちゃんと調達するんだぞ」

「はい。判りました。」


「ヒカリさん、それで・・・。

治水事業への投資資金のお礼として、<空飛ぶ馬車>が必要無くなったんだけど、その分、何かないのかしらねぇ?」


「ヒカリ殿、私は辺境自治侯爵として、その・・・。

治水工事の護衛のために騎士団を今回派遣する必要があると思うんだが、私の力添えが必要かな?」


「ハイ。お二人の力が必要です。ニーニャ、助けて。私ができることなら、何でもするから。」

「トンネル工事の指揮を執らせてくれるならいいぞ。」


「ニーニャ、割と穴掘りが好き?」

「そ、そんなこと無いぞ!武具を作るのも面白いんだぞ!」


「じゃ、そのときがきたら、必ずニーニャを呼ぶから。前代未聞の大きなトンネルになるよ!」

「それまでに2本の剣を完成させておくんだぞ!マリアさんとレナードさんには協力をしてもらうぞ」

「はい、お願いします」

「承知しました」


ふぅ~~。

なんなんだ。

いろいろ進んでるけど、全然状況が判らなくなってるよ。

いつも読んでいただいている皆様には感謝しています。

今後とも頑張って続けたいとおもいます。

書き溜めが間に合いません。

年末年始は10日間ぐらい休むかもしれません。

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