第52話 最強に立ち向かえ
試合前。航大は代々木に会った。
「よう」
「俺を呼び出して、何のつもりだ」
これから対戦するというのに呑気な代々木に嫌気が差して、航大は彼を睨むような目つきで見る。
「……昔のチームメイトじゃねえか。肩の力くらい抜けよ」
ふっと笑みを浮かべ、航大を見る代々木。
「随分な変わりようだ」
シニア全国制覇の肩書を引っ提げて、一年ながらエースで四番。
それだけでもすごい話なのだが、航大は彼の態度が以前とかなり違うことに疑問を持っていた。
「実力はさておき、好青年で人当たりがいい。以前のお前を知ってる身からすると丸くなったんだと感心した」
「へっ、馬鹿言うなよ。あんなもの外面だ。俺は俺の力を信じてやってきて、それがちゃんと結果に出ている。それだけだ」
すべて演技だった。彼は変わってなど居なかった。
「それよりも、俺はさぁ……。お前にがっかりしたんだよ、大村」
「……何?」
「お前だけは仲間だと思っていたのになぁ。友情? 絆? くだらないね」
おそらく昨日の『ネッキョウ! コウシエン』のインタビューを観たのだろう。
『俺たちは一人じゃない。友情と築いてきた絆の力で勝ち上がります』
確かにそんなことを言った。昨日の映像を航大は思い出す。
「お前はチーム内では誰にも相手にされず、ぼっち状態だったじゃないか。それが今やチームのエース。笑わせる」
「何を言ってるんだ。お前は昔から慕われてたじゃないか。チームメイトにも、女子にも」
そういう航大に対し、ここまでへらへら顔だった代々木の表情が一変した。
航大を睨みつけたその表情はまさに鬼のようだ。
「慕われていた? 俺が? アホ抜かせ。俺を見ている連中はいつだってイケメンだの格好いいだの外面しか見ていない馬鹿なやつらだ。内面を認めてくれる奴など居やしない」
代々木は欲していたのだ。真に繋がれる友を。
「それは、野球部の仲間たちではなかった、ということか」
「そうだ。手に入れたくても手に入らぬのなら、俺は求めるのをやめた。代わりに俺は手に入れたんだ。絶対的な力を」
友よりも力。力の前に絆は無力。そう彼は言いたいのだろう。
「個の絶対的な力こそが、絶対的な価値を生み出す。それを俺はシニアの大会で知った。集団で向かってくる相手を己の力で叩き潰す様は爽快だったよ」
不気味に笑う彼を航大はただ冷たい目で見ていた。
「なら、教えてやる。その個の力とやらに限界があるということを」
出会いと別れを繰り返しつつも確かな絆を紡いでここまでやってきた航大。
個の力を信じ、勝ち上がってきた代々木。
その二人が準決勝でぶつかり合う。
もう言葉を交わす必要などない。二人はそれぞれのベンチがある方へ歩を進めた。
「……いよいよだね」
「そうだな。ようやく戦える」
航大と京子の二人はベンチで話をしている。
電光掲示板に映るスタメンを見て、二つの文字に目がいく。
大村航大。かつては十年に一人の天才とまで呼ばれるも、熱戦の果てに怪我を負い表舞台から姿を消した。
その後、当の本人がいないまま名前だけが独り歩きし、いつの日か幻の天才と呼ばれた存在。
もう一つは代々木隼人。小学校時代は航大と同じチームで、周辺の地域では名の知れた選手だった。
小五の途中で転校して以降は四国で頭角を現し、リトルでは成しえなかった全国制覇を果たした。
こう見ると両者の実績には差がある。全国経験者と全国制覇者。
一度は中学野球の頂点に立った選手との戦い。投げ合うことだけではなく別の方面でも警戒しなければならない。
彼は四番で相手打線の中心でもあった。言うまでもなく怪物である。こんな相手とかつてはエースナンバーをかけて争っていたのか。そう思うと航大は背中がゾクッとした。
練習時間が終わり、ベンチに戻ってくる選手たち。
「おっと、もう整列準備か。行ってくるわ」
「うん。絶対勝ってね」
整列する両者。決勝をかけた激しい戦いが幕を開けた。
初回の攻撃。先攻は明王第一。投球練習を行う航大と中村のバッテリー。
一番の新谷が右打席の横でスイングしている姿が航大の目に入る。
(明王第一の今大会の打率は全チーム一。ここまで抑えてきた球では通用しないかもしれない)
投球練習を終え、最後の確認に来る中村。
「穴のない打線だ。初回から飛ばしていけ」
「息抜きはできない、か」
航大は新谷を視界に入れながら眉をひそめる。
「先頭の新谷は打率六割の化け物。あとは一番後ろの打者まで三から四割を残している」
「なかなか厳しいな。それでもやるしかない」
中村はそう言って捕手の守備位置へ戻る。
左打席に入った新谷がヘルメットのつばを握る。
(代々木のリサーチによると速球はノビがあり、変化球は絶妙なタイミングで曲がり、速球と区別がつかないとか。まあ関係ないけどね)
初球。サインに頷き、投球動作に入る航大。
(まずは外角低め。真っすぐだ)
直球には程よいスピンがかかり、球速以上のノビがあった。直球に似せた変化球も打ちづらいのだが、航大の特徴はこの真っすぐだ。
外角低めギリギリは打ちにくい。様子見で相手は見逃すはず。航大、中村のバッテリーはそう思った。
だが。優勝候補筆頭のチームはひと味違った。
金属音が響く。
新谷は当てた。
それだけではなく、打球を強引に引っ張った。間違いなくジャストミートだった。
鋭い打球が一塁側のファールゾーンへ飛んでいく。航大にとっては初めての体験だ。
「ちっ、引っ張りすぎたか」
球速は130前半。優勝候補にもなれば、キレやノビがあろうがこの程度の球は容易いということか。
(加減されているとはいえ、あれを打つか。このままではダメか……)
できるだけ後半に余力を残す投げ方で戦おうとしていた航大だが、ここで早くも作戦変更。全力で抑えにかかる。
中村も事情を察したのか、全力投球を促す。
(……いくぞ!)
二球目。ミットを真ん中に構えた中村。航大は腕を振って、精一杯の直球を投げ込む。
まさかのど真ん中に直球。球速表示は140キロ。
意表を突いたど真ん中の真っすぐを見送ると新谷は中村に笑って言った。
「お前ら、俺にど真ん中直球勝負とか。舐めてんのか?」
「なら、打ってみますか?」
そう返され、不愉快だったのか、新谷は声を漏らす。
「あ?」
「打てるもんなら、打ってみな。そう言ったんだよ」
相手が先輩だろうが、意地は張る。
言い方はアレだが、中村が相手に怖気づくことなくリードできるようになったのは成長である。
(馬鹿にするな。明王第一の切り込み隊長が塁に出れば大量点は約束されたもんだ。すぐ根を上げさせてやる)
三球目。真ん中に構える中村。堂々とした彼にイラっとしたのか、新谷は打ちに行く。だが、バットを出そうとした瞬間、体の動きを止めた。
投球は新谷の体の近くを通った。インハイのボール球で新谷はのけ反った。
(やってくれんじゃん。真ん中と思わせてインハイか)
四球目を外角に大きく外し、相手の打ち気を逸らす。
(これでツーツー。遊び球なしで、抑えにいくか)
五球目。また真ん中に構える中村。自信満々な態度を見て航大を睨む新谷。
(こっちを睨んでるな。想定外の攻めは意外と効いているのかもしれない)
勝負球。航大は迷いなく腕を振った。
投じた球は真っすぐ中村のミットへと向かう。
「もらった!」
初球に強烈な打球を放った新谷。ファールにはなったが、この打球がフェアゾーンに飛べば長打コースは確実だろう。
捉えた、と思われた。一瞬守備陣は身構えるが、打球は飛んで来ない。金属が響く音もしない。
捕手のミットは閉じていた。
中村がミットに手を入れる。右手には確かにボールが握られていた。
「ストライク、アウト!」
「打ち取った!!」
審判のコールと共に、京子はベンチから喜びの声を上げる。
(まずアウトひとつ。が、そのひとつがこんなにも苦労するとは。先が思いやられるな……)
決して気を抜くことができない準決勝。今までとはまるで違う緊張感が球場全体を包んでいた。
歓声が聞こえる。一番の新谷を抑えた航大だったが、二番の朝倉にヒットを打たれ、一死一塁。
打席には三番の伊勢崎。地方大会では四割の強打者。
(次は代々木か……。今大会の成績を見るに、ランナーを背負った場面では勝負したくないな)
初球の入り方は慎重にーーという場面だが、バッテリーはこの初球こそが勝負所と踏んだ。
(思い切り投げてこい! この球だ!)
サインに頷く航大。まだ初回だが一点が命取りになる。何としても抑えたい。
ど真ん中に構える中村。その様子が見えた伊勢崎は笑みを浮かべた。
(馬鹿だなぁ。俺が四割打ってることを知らんのか。たかが140キロ台の真っすぐで俺を抑えられると思うな!)
航大は伊勢崎に対して第一球を投じた。
(やはり真ん中の直球。もらった!)
強烈な金属音。だが、打球は外野に飛ばなかった。
球足の速い打球はワンバウンドでセカンドを守る今西の正面へ。間もなく二塁入っていた不知火に転送したと思えば、あっという間に高井川へと球が渡り、併殺の完成だ。
伊勢崎はぽかんと口を開けている。確かに捉えたはずだった。だが、内野でバウンドしたところを見ると、バットは球の上っ面を叩いていたかもしれない。
(今の球は……直球ではなかったのか?)
「ツーシームでしたね」
ベンチに戻って来た次打者の代々木が言う。
「……お、おう。よく分かったな」
「まあ、何度か偵察行ってるんで。次はお願いしますよ」
「おう! 任せとけ」
先輩との会話を終え、一人マウンドに向かう代々木。
息を深く吸い、吐き出す。彼は一人、周りに聞こえない声で呟く。
「ちっ、役立たずめ……」
最高の形で後続を切った航大はベンチの選手たちに迎えられる。
「……どうだった?」
京子からペットボトルを受け取り、航大は自分の口に流し込む。
ボトルのふたをきゅっと閉め、航大は言う。
「なかなか手強いな」
「やっぱりそうなんだ」
京子の返しに頷く航大。初回にも関わらず、航大はいつも以上に汗をかいている。
袖で汗を拭き、航大は言った。
「我慢比べだ。大阪桐将のときと同じく、一点が勝敗を分けそうだ」
二人はマウンドに上がる代々木を眺める。
航大と京子は偵察に行っていたので代々木の生きた球を見ている。その凄まじさは既に知っている。
投球練習だけでも彼の凄みを感じる。湧き出るオーラが明らかに周りと違う。
己の力を極限まで高めてきたのだろう。
航大は知っている。
(あれは他者を排し、自らの力でのみ戦う人の様。雰囲気だけでも圧倒されそうだ)
一番の鍵谷が打席に入る。
(まずは出塁。昨日までの情報と航大の話からまともに振ってもヒットすら難しい。ならば……)
代々木が初球を投じる寸前、鍵谷はバントの構えを見せた。
「セーフティか。だが、無駄だ」
稲妻のような豪速球がバットをすり抜け、ミットに入る。
「バットに……当たらない? そんな馬鹿な」
「そんな小手先で何とかなるとでも?」
捕手の土佐が鍵谷に言った。
鍵谷は言葉が出ない。
二球目の直球に完全に振り遅れると、鍵谷の顔からは闘志が消え失せていた。
(バントでも無理。バットにはかすらない。どうすれば……)
鍵谷は為す術もなく、三球三振に打ち取られた。
圧倒的な速球が龍山学院を襲う。
球速は常時150キロ。一年ながらも既にプロに匹敵するほどの完成度の高さ。二番の今西に続き、青木ですらもバットに当てることができなかった。
三者三振に静まり返る龍山学院のベンチ。
「代々木は多田以上の実力者だ。取り付く島もない感じだな……」
空気が重い。龍山学院は序盤の主導権を握ることはできなかった。
二回表。明王第一の攻撃。打席に入った代々木と対峙する航大。
(ここだ。まずここさえ抑えれば……)
今大会の打率は四割超え。投打の中心でチームを一年ながらも牽引している。
(リトルのときも打撃は良かった。性格以外の弱点がない。実力だけで言えば同世代トップクラス。どう攻めるか……)
捕手の中村も迷っていた。
(真ん中戦法は通じない。打ち気をそらしつつストライクを入れていくしかないか……)
大きく外に構える中村。球場からざわつく声が耳に入るが、気にしてはいけない。勝負しないとは一言も言っていないのだから。
(ふん、抑えられないから外すのか。こんな二流を一度でもエースと認めた俺が恥ずかしい)
代々木は心の中でそう思い、初球のボール球を見送る。
二球目。中村はコースを変えない。外角攻めだ。投球はストライクゾーンから逸れ、ボールになる。
三球目は一転してインコース低め。代々木は見送り、ストライク。
(内に外に必死だな。いくらコントロールが良くても球自体は大したことない。こっちは俺や特製マシンで打撃練習をしてきた。この球を打つのは簡単なことだ)
四球目。外に逃げていく球は明らかなボール球となり、スリーボール。
(大したことないな。まあストライクが来たら遠慮なくスタンドに放り込んでやるから覚悟しとくんだな)
五球目。その球は来た。
(もらった!)
代々木はバットを出す。だが、打球は前に飛ばず、バックネットに当たる。代々木は目をぱちくりさせて航大を見る。彼は表情を変えない。
(今までの球から察するにボールが通る軌道には予想ができていたはずだ。だが、捉えきれなかった……)
これでフルカウント。
(よし、まずはここまで来た。あとは勝負の一手だが……。本当にこれで良いのか?)
中村は迷いながらも、航大から提案されたある作戦を遂行するべくサインを送る。
航大はそれを見て頷く。
(……やるのか。ならば、お前を信じよう!)
決め球は何か。航大は、腕を振る。
(これで、どうだ!)
球場全体がどよめいた。
(ボールが……消えた?)
代々木は困惑した。彼の目線は泳いでいる。
「代々木! 上だ!」
チームメイトの言葉にはっとする代々木。ボールは空高く飛び、落ちてくる。
「……超スローボールか! 舐めやがって!」
バットを振りに行く代々木だが、球はとても遅く、タイミングは明らかに早すぎた。
体勢は大きく崩され、バットは空を切った。
ワンバウンドした球をがっちり掴み、中村は代々木にタッチした。
「アウト!」
優勝候補の四番をとんでもないやり方で打ち取った航大に龍山学院の応援席が沸く。
「こっちだって、流れは絶対に渡さない!」
試合は投手戦である。
その後、相手の出塁を許すも航大は後続を併殺で切る。
それに対し、代々木は力でねじ伏せる。
どちらも流れを渡さない展開にその様子を観ている観客はドキドキワクワクが止まらないだろう。
四番の中村との四番対決になる。
「青木ですら打てない剛速球か。センスは穴だらけのスポンジというわけか」
「誰がスカスカだって?」
「そうとは言ってないが」
前の回に打ち取られた青木が航大に突っかかる。
「まあ。この打席ではっきりするな。中村がバットにかすりもしないなら、相手のスタミナ切れを待つしかない」
「そんなに簡単にーー」
「鍵谷ですら、バントで当てられなかった。相当なものだ」
中村は四番としての仕事ができるのか。チームの要であり、司令塔で打の中心。だが……。
「ストライク、バッターアウト!」
三振を喫した。技術を高めてきた中村ですら、代々木の速球には対応できない。
速球が得意な主将の東が五番レフトでスタメンに入っており、わずかな期待もあったが中村が打てなかったことで空気はまた重くなった。
「中村で無理だと言うのなら、キャプテンでも無理だろう。いくら直球に強くても……」
その予想通り、東は三球三振してベンチに帰って来た。
「……すまん」
最強に立ち向かう。それはかなりの覚悟が必要だった。
相手はレギュラーの一年にとっては年の変わらない選手。だが、実力が違う。
序盤は蹂躙されるのをただ見ているしかない。今は我慢だ。航大は自分に言い聞かせた。
三回。航大はランナーを出すも粘りの投球で切り抜ける。この回は航大に打席が回る。
「さあ、見せてもらおうか。お前の速球」
「なら焼き付けろ。俺の実力を」
代々木の球筋を唯一知る航大。彼だけにしか、感覚はわからなかった。
(練習で何度も対戦してたもんなぁ……。あの頃が懐かしい。全く打てなかったけど)
航大はライバルだったころの代々木を思い起こす。よく見下してきたエース投手。それが航大に抱く代々木のイメージ。
彼を倒せるなんて当時は思っていない。想像なんてできやしなかった。航大はバットを握りしめ初球を待つ。
(……来た!)
航大はバットを出す。金属音が響いた。
(まさか、当てたのか?!)
捕手の土佐は困惑する。航大に警戒しながらサインを送る。
代々木は首を縦に振らない。
(ビビッてどうする? 土佐さん。ここは力押しだ)
変化球のサインを二度拒否した代々木を見て、土佐はサインを変えた。真っすぐだ。
代々木は投球姿勢に入る。
(二球目。多分真っすぐだ)
航大の読みは当たっていた。二球目もファールにする。
「いい線いってるね。こりゃ、次は……」
三球目。投じられた速球に航大はバットを出した。
先ほどよりも鮮やかな金属音。
「やっーー」
チームメイトの一人がそんな声を漏らしかけ、すぐに消える。
打球は投手のミットに収まっていた。
「やはり、すごいな。これが全国制覇の投手か……」
航大はベンチで独り言を吐く。
仮に航大が出塁しても現状、連打が望めない。得点は絶望的だった。
航大は圧倒的な力の存在を改めて認識した。
代々木の投球は、まるですべてを抑圧するような力。他を寄せ付けず、すべてを拒絶しているかのようだ。
だが頂点に上がるためにも、彼を倒さねばならない。
航大は頭を働かせる。代々木の攻略法はないか。
考えることだけはやめないように。彼が投げるマウンドをじっと見つめるのだった。
一巡目は完敗。航大の後の二人はあっけなく三球三振に倒れる。
九番に座った打者が倒れ、航大はグローブを手に取った。
「よし、行ってくるか」
まだ勝負は、始まったばかりだ。
全国準決勝 両チームスタメン
明王第一(先攻) 龍山学院(後攻)
1新谷 ライト 1鍵谷 ライト
2朝倉 センター 2今西 セカンド
3伊勢崎 ファースト 3青木 センター
4代々木 ピッチャー 4中村 キャッチャー
5浦戸 サード 5東 レフト
6高須 セカンド 6不知火 ショート
7土佐 キャッチャー 7大村航大 ピッチャー
8井口 レフト 8高井川 ファースト
9宇津野 ショート 9倉田 サード




