シシ肉はイノシシの肉
久々の更新です^^;
タイトルの通り、「シシ肉」というのは猪の肉のことです。獅子の肉ではありません。
今(9月14日投稿)はまだシーズンには早いですが、冬の寒い時期に食べるシシ肉の鍋(ぼたん鍋)は美味しいですよね。温まりますし。
あらたまって説明するのも何ですが、「猪」とは、鯨偶蹄目イノシシ科の動物です。ウシやシカと同じ仲間ではあるものの、反芻は行いません。クジラやイルカとも比較的近い関係です。
ご存じの通り、家畜のブタの原種であり、人間による飼育が始まったのは8,000年以上前とも言われています。
古い大和言葉では、「ゐ」と呼ばれていました。今日でも、干支の「亥年」に名残りを留めていますね。
では、「イノシシ」の「シシ」とは? 古字では「宍」と書きます。「宍戸」姓や徳島県の宍喰町などにも使われていますが、「肉」という意味です。
今日ではほとんど使われない言葉ですが、司馬遼太郎先生の作品なんかだと、「太りじし」とか、「しし置き豊かな」といった表現が使われていますね。
つまり、「イノシシ」とは「ゐの肉」という意味。
仏教の影響により肉食が禁忌とされた昔の日本においても、やはり蛋白質に対する欲求は抑えがたく、イノシシを「山鯨」などと称して食用にしてきました。まあ確かに、進化の系統的には近縁なのですが……。
でもこれ、考えてみたら生きた豚を指して「豚肉」と呼ぶようなものなわけで、ちょっとシュールな呼び方ですね。しかしそれ以上にシュールなのは、そう、「シシ肉」というのは「にくにく」という意味になるわけです。
本当は「いのにく」とでも呼ぶべきなのでしょうが、やはり語呂が良くないからなのでしょうかね。あるいは、「しし」が獅子を連想させて格好いいから、なのでしょうか。
でも「にくにく」は無いわ~。本稿のタイトルは、「にくにくは猪のにくのにく」という意味に……(爆)。
ちなみに、猪肉は豚肉に比べ、赤身・脂身ともにより濃厚な味わいで、栄養面ではビタミンB12や鉄分などが豊富です。食感は、豚肉より若干固いめ。その分、よく噛むと旨味がじっくり味わえます。
何が言いたいかというと、みんな猪肉食おうぜ!




