スーパーで買い物だ それが終われば出発よ!
「またの、お越しを」
「はいっ!」
「はーいっ」
宿屋の女将レプシュに見送られ、地下の隠れ家を出た、スキルト・アイリア達は向かい側のスーパー、テレンの店に入る、店内は以外と広く明るかった。
「いらっしゃいませっ!」
店内には店長テレンらしき人物と女性店員が居た、テレンは普通の人間の様で栗色の髪の中年男性の様で有った、もう一人は肌と言うか体中全身が透けた、姿の足の無い所謂幽霊の様で有った。
「ファリア、倉庫から商品を持って来てくれ」
「はいっ店長、只今っ!」
店長テレンの指示を受けたファリアと呼ばれた幽霊の女性は緑色の髪と、スゥ~と足の無い体を風で飛ばされるカーテンの様に動かして店裏の倉庫へと向かった。
「食料はまだ缶詰が有るし、飲み物でも買うかな?」
「ジュース、水、お茶とかを買わなきゃ」
二人は冷凍棚からリンゴ・ジュース、オレンジ・ジュース、グレープ・ジュース、パイナップル・ジュース、ピーチ・ジュース、麦茶、緑茶、水等を二つずつ近くに重ねて有った灰色のプラスチック製の篭の中に入れる。
「コレでよしっと!」
「これだけ有れば当分は持つわね」
買いたい物をレジまで持っていった二人は、篭をレジの上に置いて代金を支払おうとした。
「全部で16連邦ドルに成ります」
「16連邦ドルですね?」
「ジュースも買ったし、包帯と傷薬もっと?」
スキルトがレジで代金を支払おうとすると、横からアイリアが治療道具を篭に入れた。
「コレも買うの?」
「もちっ!」
「5連邦ドルですので、合わせて21連邦ドルに成ります」
コレも購入するのかと問うスキルトに対し、アイリアは笑顔で勿論を縮めて答えた、そして店長テレンは商品の代金を要求した。
「はい、21連邦ドルです」
「買ってしまったわね・・」
代金を支払い店から出ようとするスキルトに、沢山ジュースを買ってしまったと思うアイリア達。
「まいどっ!」
店長テレンが逆に対する別れの挨拶を告げる中、二人はスーパーを出て何をするのかと思っていると左からビリー&ジェシカの声が聞こえて来た。
「お前達は買い物でもしていたのか?」
「ならさぁ~予定より少し早いけど出発するわよ」
「出発するんですか、分かりました」
「もうビルタウンに行くのねっ」
ビリー&ジェシカは二人にそう告げると、宿屋・地下の隠れ家の裏手に止めて有るビークルの所までスキルト・アイリア達を連れて行こうとする。
「これが俺達のビークルだ」
「カッコいいでしょ!」
ビリー&ジェシカの見せたビークルは、黒い四駆バギーの後ろに小さな荷台を牽引させた物と、白い未来的な丸みがかったフォルムで回りに弾薬箱やタンクをぶら下げたサイドカーで有った。
「じゃあ御二人さん、早く乗りな」
「さあ!乗った、乗った」
「はいっ!?」
「綺麗ねぇ~~」
ビリー&ジェシカは二人に早く乗りなと急かし、スキルトは牽引されている荷台に座らされ、アイリアはサイドカーの左の座席に座らされた。
「んじゃ、出発進行~~」
「目的地はビルタウンっ!」
ビークルを発進させたビリー&ジェシカ達、彼等のバギー+サイドカーは素早く村を離れ、灰色の坂を上り洞窟の中を駆け抜ける。
「凄いスピードだっ!?」
「早い、早過ぎるわっ!」
狭いトンネル内を進むスキルト・アイリア達を乗せたバギー+サイドカーは、やがて広い空間に出た、そこには巨大な幾つもの鍾乳洞が天井から下がり、その中には長い年月を掛けて支柱と成った物も存在し、それとは別に右側へ大きくカーブした岩の橋の様な物も有った。
「どうだっ!お前らっ!頬を撫でる風が気持ち良いだろう?」
「あははっ!やっぱり、地下空間で風は涼しくて、ヒンヤリするわぁーーー」
勿論その岩橋をバギー+サイドカーは疾走するのだが、この道を含む何時も危険な道を通過する行商人であるビリー&ジェシカ達は、全く平気であり涼しい顔をして運転する。
「うわぁーーーーーーーーーー!?」
「イヤァ~~~~~~~~~~!?」
そんな中こんな危険な道は初めてだと言うスキルト・アイリア達は、ジェットコースターに無理矢理、親に乗せられた子供の様に怖がり絶叫声を出し続けた。
砂漠の砂に埋もれてクタバリたいな、歳をとって死にたく成ったら、モハビで死んで砂漠を舞う砂に成りたい。




