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第4話 薬草採取と鍛冶屋


「見つけてくれてありがとうございました」


ギルドの受付前で子猫を飼い主に手渡し任務完了。これで迷子の子猫探しのクエストは終わりだ。次に薬草の採取に向かうことにする。薬草が茂っているのはこの街の真横にある森の中。俺はすぐに移動した──。


「ここら辺か」


頼まれた薬草のリストを見ながら、俺は薬草を採取し魔法の革袋に詰めていく。この魔法の革袋は空間系の魔法が施されていて見た目以上に色々詰められる。簡単に言えばこの革袋の中の空間は家のように広いのだ。


「あとこれか」


薬草を採取している途中で魔物が出たりする。


「さっさとどっか行ってくれ」


俺は魔物に見つかってもなぜか襲われない体質をしている。だから魔物たちは俺の姿を見て、珍しがった様子の目をしながらどこか俺の居ない場所に居なくなる。


「さて、これだけ集めれば文句は言われないだろう」


注文にあった量より少し多めに集めた。これならなにかあっても文句は言われないだろう。ただ、量をかき集めればいいと言うわけでもない。なにせ集めたら集めたでクエストの量が減り、クエストを受けれる冒険者の数が減るからだ。だから俺は必要以上に注文以上の量を集めない。


「さて戻るか」


転移魔法で俺は街に戻った。転移魔法で戻ったため、街の衛兵に見つからなかった。だから交通量を誤魔化したことになる。あとでバレると面倒なのでギルドのお姉さんにお金を払った。


「あと、これ薬草採取クエストのです」


「はい、確認しますね」


数分待っていると、受付のお姉さんに手招きされる。どうやら確認が済んだようだ。


「これでクエスト完了ですね。お疲れさまでした」


俺はクエストクリアの報酬を貰い残りの最後のクエストに向かうことにする。鍛冶屋のアシスタンドだ。


鍛冶屋に付き門を開ける。


「らっしゃい」


鍛冶職人のおじさんに俺は自分が依頼に応募したバイトであることを伝えた。


「そうかい、君が。なら奥の部屋で少し待ってくれないかい」


「わかりました」


俺は部屋の奥に移動し隣の部屋で椅子に腰かけた。俺が鍛冶屋のアシスタンドとして依頼を受けた理由は簡単だからだ。依頼内容は鍛える剣に魔力を魔力を移し替えること。つまり魔力を持った人間が必要なのだ。依頼内容によれば練度の高い魔法使いであればあるほどいいとのこと。


「まあ、俺の練度がどの程度かはともかく、何とかなるだろ」


待つこと三十分ほど。鍛冶場にさっきのおじさんとは違うおじさんが来た。


「わしがここの鍛冶場を取り仕切っている者だ」


「ハルトです。魔力係としてやってきました」


「よろしく頼む」


「はい、よろしくお願いします」


俺たちは握手し合った。

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