神様への会い方...?
―――何時間経っただろうか。
さっきまで明るく太陽が出ていた空は今や黒い雲が立ち込めている。
とりあえず、寝て明日色々決めようか、、
―――翌日―――
ふわぁ~、よく寝たなー、
おじいちゃーんって、いないじゃんもう、、
村のみんなにも一応伝えようかな、、
、、よしっ 一通りお世話になった人には挨拶ができた。みんな悲しんでいたなあ。
あっ、そうだ。
おじいちゃんが言ってた地下室?に行ってみようかな。
床にある扉を開け階段を下ると宝箱のようなものがあり、そこの中には自分が木で作ったナイフと大きさそっくりなナイフと人間界(?)の地図と書かれた地図があった
すごい、俺が使ってたナイフとめっちゃ似てるなぁ…
あとこれは人間界?の地図って書いてある。おじいちゃんって中二病なのか?
―――荷物もまとめたし行くか!
村のみんなー!俺は旅に出るよー!
―――行ってらっしゃいねー
――― 気をつけなさいよー
村を出てから何時間が経ったろうか、ヒロは考え事をしていた
今考えるとあの時天から聞こえた声はなんだったんだろう。あの声が聞こえてからおじいちゃんの雰囲気が戻った気がする。
そしてなんで俺はおじいちゃんが王国を襲撃した犯人だと思ったのだろうか、
実はep.1の最後の文章にて
―――何が起きたか分からないようだった
それは王国に伝わる相手の記憶を改竄・消去をすることが出来る不思議な光をだす石。ヒロはその光を浴びたのである
その石によってヒロの父親によって記憶を改竄されており、自分の王国を襲撃され、ヒロの父親が亡くなっている記憶を消されているのである
そこには最悪な記憶を消して安心して生きて欲しいという思いがあったのである
しかしジロは自分の寿命が長くないことを察し、石を探しに行ったのである。
その石は記憶を改ざんできるが故にその危険性はとても高い
その石が自然の中で壊れてしまったら、ヒロの記憶は何もかも消えてしまうのだ
しかし石は何者かによって回収されていた
ジロは村を襲撃した犯人が石を回収したと踏み、その者のところへ行った
なぜジロが村を襲撃した犯人を見つけられたはわからない。ただ心当たりがあったのだろう
しかし、その場に石はなかった。ヒロが見たまぶしい光とは石の効果によるものだった。
―――はぁ、はぁ、ヒロは×××に操られてしまったどうだな、しかし石を使われしまったらもうヒロを説得して真実を語っても信じては貰えないだろうな、、、
そうだ、この怒りをそのままヒロの強さに変えられないか、、、?
―――そんなジロの表情には後悔と決意が見えた
―――――――――――――――――――――――
ヒロは何時間も歩いた後、ポスタという大きな街に着いた
町の大きさはヒロが昔住んでいた王国の何十倍もの広さであろう
―――大図書館この先3kmという掲示板を見てしまい気が滅入りそうになってしまった
町を何時間も歩いているとシマウマらしき動物が目の前を通った
―――こんな所にシマウマなんているのか、?
と、疑問には思ってものの早く図書館に着きたいという思いで歩き続けた
何十分も歩いた後目の前におじいちゃんの言っていた巨大な図書館があった
―――看板には世界最大の図書館のノイシュベルク大図書館。
と、書いてあった
少しの疑いの気持ちと、希望を胸に図書館へ入ってみることにした
中に入るとより大きさを実感でき、数万人もの人が世界中から押し寄せてもなお、ガラガラに感じてしまうほどであった
係員さんに神様に関する文献の場所を聞くと地下200階の神話・昔話・伝承・説話・民話のエリアにあるといわれた
さすがに、そんなに階数もあればすぐ終わるだろうと思っていたのも束の間
階段を下りた先には、果てしなく続く本棚の壁
係員のひとに訪ねて連れて行ってもらうが、
ここから先全部ですよ。と、言われてみてみるとなんとさっきとほとんど変わらない風景が広がっていた
とりあえず、古そうなやつでも見るか、、、
神と書かれた本を手に取ってみた
多分神様に関する文献なんだろうか
―――神は、古代人が天地万物に宿り、それを支配していると考えた存在、自然物や自然現象に神秘的な力を認めて畏怖し、信仰の対象にしたもの。(コルト・F・ヴァーナ)
―――神は万物やあらゆる事象の根源的な引き金であり人間の叡智を超えた特異的な超能力を有している者(ライト・Q・ヨネル)
まぁ、あんまり難しいことはわかんないけど
多分神様はすごい力を持っているのだろう。
他には無いかなと、適当にとってみた本には、去天界的方法と書かれていた
どこの言葉だろう、、?
と疑問に思いつつページをめくるとそこには黄色い鬣を持った動物に乗った鎧を着た男の人が描かれていた。そしてその絵の隣には神獣と書かれていた
なんなんだろうこれ、、少し不気味な感じもするし神々しい感じもする
ヒロは直感的に「神獣」という言葉が大事であり神様に近づける大切な情報であると思った
―――、、?わぁっ、寝ちゃってたなぁ
気分転換に外にでも行くか、、
と、外に出てみたが多分次の日の朝ぐらいになってしまったと思う
地下200階は酸素が薄いし疲れるからなぁ
今日は昨日気になった神獣について調べてみようかな、
しかしどれだけ探しても神獣自体の説明をしている文献を見つけることは出来なかった
そこでいつも通り係員の人に聞いてみることにした。しかし、いつもならその本の場所まで案内してくれるのに今回は何かが違う
いつもなら階段のところに鎖があって行けないようになっているところがあるのだがそこに連れていかれたのだ
するとそこには大きな扉があり司書さんのような男の人か立っていてこう言われた
―――ここから先はお名前と生年月日が必要です
私は言われた通りに伝えると
―――待っておりました。ぜひ中へお入りください
と、何か意味深なことを言われた気がする
俺の事を知っているのだろうか、?
扉をあけ入ってみると薄暗くほとんど何も見えない。不気味な場所だと思いつつも歩いていると、光っている場所があった
電灯みたいなものではなく人ほどの高さのところに灯りがぼんやりとあった。
そこに近づいてみると、人の影のようなものがあった。こんな所に人なんているのか…?
と、思いつつ 話しかけてみると
―――あのー、、ここで何してるんですか?
???―――わぁ!!だ、誰なんですか!?
お、女!?
そこには体が光っている髪がボサボサな女の人がいた―――
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