第六十話・マッチョな男
「ふ~ん、これがレンヤの受けてみたいクエスト依頼なんだ? どれどれ、依頼の内容はっと......」
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魔物討伐
ゴブリン×5
場所...東の森
期限...10日間
報酬...金貨1枚
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「ほほう、ゴブリン討伐かあ。これがレンヤの受けてみたいクエスト依頼なんだ?」
「せっかく冒険者になったんだ! なら最初の討伐相手は異世界で有名なこいつと戦ってみたいじゃんかさ!」
「ふむ。まあ確かにゴブリン討伐って初心者冒険者が受ける依頼の定番だし、今のレンヤにはピッタリな依頼だと思うよ。で、どうする? この依頼、受けてみる?」
ルコールが俺の選んだ依頼に指を差し、この依頼を受けるかどうかを聞いてくる。
「う~ん、そうだな......受けてみたいのは山々なんだけど......」
正直、今日は疲れたから、さっさと宿屋でグウスカと寝ちゃいたい気分なんだよねぇ。
「なぁ、ルコール。依頼書に期限が10日間って記述されているし、この依頼を今日受けて、明日から行動してもいいのか?」
「そうだね。別に問題はないよ! 期限が10日間なら、この期間内に討伐出来れば良い訳だしね!」
「そっか! そういう事ならこの依頼受けてみようかな!」
ルコールから肯定の言葉を頂戴してやる気になった俺は、目の前にあるクエストボードからゴブリン討伐依頼書の紙をパッと剥ぎ取った。
「この依頼書をミュミュの所に持っていき、手渡せばいいんだよね?」
「うん、そうだよ。あ! 丁度いいタイミングで奥の部屋からミュミュが帰って来たみたいだね!」
俺の問いにルコールが答えた直後、カウンターの奥にある部屋のドアがガチャリと開く音が響き、そしてミュミュが早足でカウンター前まで駆けてくる。
「長らくお待たせしてすいませんでました、レンヤ様。無事査定が終わりました!」
「待ちくたびれよ、ミュミュ。それでミュミュ、一体どれくらいの金額に...なった...ん.........?」
だ、誰だ、あのミュミュの後ろに立っている、めっちゃガタイの良いマッチョな男は!?
「ギルマス。この御方が先程お見せした、竜の素材を持ち込みになられた、レンヤ様です!」
ミュミュが笑顔の表情で、後ろに立っているマッチョな男に向けて何かを伝える。
「ほう...このおっさんがあの竜の素材を......ねぇ?」
そしてそれと同時に、マッチョな男も同じく俺に目線を向けてきて、俺を値踏みするかの様にジロジロと見てくる。




