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ページを閉じた私の向こう  作者: みなありす


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第6話 出会い編アフター

『ショップのトップ画像、もうちょい見やすくしたくてさ』


『サムネ、前に作ってくれたやつ、すごい評判よかったから、またお願いしてもいい?』




お願い、という形はとっているけれど、


わたしの中では、もうほとんど「いつものこと」になっていた。




「いいよ。どんな感じにしたい?」




そう返すと、あなたは少しだけ甘えるみたいなスタンプを送ってくる。


画面の中のそのアイコンを見るたびに、


「頼られてる」みたいな錯覚が、胸の奥でふわっとふくらんだ。




気づけば、わたしのフォルダには、


あなたの配信のサムネや、ショップ用の画像が、いくつも並ぶようになっていた。




『ほんと助かる〜』


『やっぱセンスいいわ』




そう言われると、嬉しくて、


眠い目をこすりながら、もう一枚だけ、と画像を調整する夜が増えていった。




お金の話は、一度も出てこなかった。


わたしも、出さなかった。




好きな人の役に立てるなら、それでいい。


そう思っていたから。

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