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ページを閉じた私の向こう  作者: みなありす


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30/38

第30話 約束のその先編

それからもしばらくのあいだ、


コーヒーだけは、家に届き続けた。




半年ぐらい、わたしはそのコーヒーを受け取り続けた。




そのころになると、


ブロークンマイハートは、前よりずっと軽くなっていた。




なぜなら、わたしは追うべき夢を見つけたからだ。




あなたはコーヒーを送る約束を、


「一生送る」と笑って言ってくれたけど、


わたしは、もう受け取ることができなくなった。




夢を追いかけるために、


この国を離れることにしたからだ。




決心が固まったところで、


わたしは、そのことをあなたにも伝えた。




「近いうちに海外に行くことにしました。


 だから、コーヒーはもう受け取れなくなります」






送信ボタンを押したあと、


しばらく画面を見つめていたけれど、


追加の言葉は何ひとつ、浮かばなかった。

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