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第15話 約束のその先編
デスクの端に置きっぱなしになっていた便箋とボールペンを手に取る。
あなたの会社の社長のフルネームを、ゆっくり書いた。
自分の名前も、あなたの本名も、その下に並べる。
無給で手伝っていること。
配信やショップの裏方を、どれくらい続けてきたか。
それが仕事なのか、ただの好意なのか、
もう自分でも分からなくなっていること。
一行ずつ、丁寧に書き込んでいくと、
手紙というより、報告書みたいになっていった。
「これは、別れ話かもしれない」
途中で、ふとそう思った。
この手紙を出したら、
あなたとわたしの関係は、もう前みたいには戻らないかもしれない。




